下水道関連銘柄

億トレが注目する!下水道関連銘柄の厳選出遅れ株3選

水処理施設の画像

こんにちは、億トレサラリーマンです。

前回は、下水道関連銘柄の厳選本命株3選をご紹介しましたが、今回の記事ではまだまだ上値が狙えそうな出遅れ株を厳選してみようと思います。

今年1月末、埼玉県で発生した大規模な道路陥没事故を受け、日本各地で下水道管や関連インフラの点検・調査が急務となっています。国土交通省は、今後進行する下水道施設の老朽化を見据え、優先順位を設定したうえで、点検・修繕を進める「ストックマネジメント」の取り組みを強化しています。

2022年度末時点で、日本全国の水道管渠(かんきょ)の総延長は約49万キロメートル。そのうち、標準耐用年数である50年を超えた管渠は約3万キロメートルに達しており、これが10年後には9万キロメートル、20年後には20万キロメートルへと急増すると予測されています。このため、下水道関連事業への需要は今後ますます拡大していくと考えられます。

インフラの老朽化が進むなか、政府や自治体は対応を急ぐ必要に迫られています。特に、耐用年数を超えた設備の増加に伴い、修繕・更新のための予算確保や工事の効率化が大きな課題となっています。こうした状況を背景に、下水道工事を担う建設会社、管渠の点検・調査を手がける企業、さらには特殊な材料や技術を提供するメーカーなど、幅広い業界に新たなビジネスチャンスが広がっています。

こうした背景から、下水道関連企業の業績拡大が期待されており、市場参加者の関心が継続的に高まっていくでしょう。今回の記事では、億トレが注目する下水道関連の厳選出遅れ株3選をご紹介します。

※2025年3月6日のデータを参照しています

下水道関連の厳選出遅れ株①

旭コンクリート工業(5268)

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東証スタンダード|PER22.6倍|PBR0.76倍|利回り2.53%|時価総額88.8億円

旭コンクリート工業は、コンクリート2次製品を製造している企業です。主力製品は、地下に埋設される箱型のコンクリート建造物「PCボックスカルバート」で、下水道・雨水排水路・農業用水路・地下道など幅広い分野で利用されています。同社のPCボックスカルバートは長期耐久性に優れたプレストレストコンクリート(PC)構造であり、先の大規模道路陥没事故を未然に防ぐためにかなり貢献度の高い製品だと言えます。

また、同社が強みとするTB(タッチボンド)工法は、製品どうしの接合面に高弾性接着剤(TBボンド)を充填することで耐震性に優れた継手が可能となる工法です。曲線部や直角部、落差部でも直線部と同等の耐震性を持ち、長年インフラ整備に従事してきた実績を持ちます。

25年3月期1-3Q累計の経常利益は前年同期比67.1%増の6億5000万円に拡大し、好調な業績に伴い期末一括配当を従来計画の14円から17円に増額修正しています。今後の案件受注増加による業績伸長が見込まれ、株価上昇に期待のできる下水道関連銘柄の出遅れ株だと言えるでしょう。

下水道関連の厳選出遅れ株②

三ツ星(5820)

三ツ星(5820)の株価チャートの画像

東証スタンダード|PER31.8倍|PBR0.50倍|利回り1.75%|時価総額36.9億円

三ツ星は、ゴム電線やキャブタイヤケーブル、プラスチック成形、電熱線などを扱う企業です。下水道管などの修繕や補強のための管更生材を取り扱っており、全国の下水道管の修繕工事の際に受注増加の可能性を内包している銘柄といえるでしょう。

2月14日に発表した決算で、25年3月期1-3Q累計の経常利益が前年同期比41.5%増の1億1600万円に拡大となっています。しかし、業績が好調かというと何とも微妙な水準。PBRも0.5倍と割安というよりは不人気株といった方が適切かもしれません。

ただし、下水道工事関連の銘柄としては大いに出遅れており、同テーマ物色の流れが継続すると同社株にも評価の目が集まる可能性は十分にある下水道関連銘柄の出遅れ株だと言えるでしょう。

下水道関連の厳選出遅れ株③

キッツ(6498)

キッツ(6498)の株価チャートの画像

東証プライム|PER9.1倍|PBR0.94倍|利回り3.93%|時価総額1,024億円

キッツは、総合バルブ最大手の企業です。プラント向けに強みを持っており、下水道用バルブの最大手でもあります。同社のバルブは上下水道から工業用プロセス水まで、幅広い産業分野で採用されており、下水道処理施設において必要不可欠な製品となります。

2月13日に発表した決算で、24年12月期の連結経常利益は前期比5.7%増の152億円に、25年12月期も2.1%増の156億円に伸長することが見込まれています。年間配当も5円増額と投資家心理的には非常に取り組みやすく、小幅ながら堅実に業績を伸ばしている優等生の銘柄といえるでしょう。

着実な業績伸長と安定性を誇りながら、下水道関連銘柄としてはまだまだ出遅れている印象なのでおすすめの銘柄です。


以上が、億トレが注目する下水道関連の厳選出遅れ株【3選】でした。

インフラ関連の事業はどうしても地味な印象があり、投資対象として選ばれにくいかもしれません。ですが、今後10年、20年の間に修繕やアップグレードの案件が大幅に増えていくことが確実視されているため、短期・中期・長期のどの視点から見ても注目に値するテーマだと考えています。個人的にも非常に魅力的なテーマ株のひとつです!

急激な値動きというよりは、じわじわと着実に成長していくイメージが理想的ですよね。まだまだ出遅れている銘柄であれば利益幅も大きく狙えるため、ポートフォリオに組み入れる価値が十分にあるテーマ株だと思うので、気になる銘柄があれば、ぜひ投資を検討してみてはいかがでしょうか。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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