米国市場は、引き続き利下げ観測が下支えという動き、NYダウはJPモルガン・チェースなど金融株のほか、資本財銘柄にも買いが広がり買い優勢の展開が続きました。ですが、ハイテク株の多いナスダック総合指数は、半導体のエヌビディアやテスラ、アルファベットなどが売られ続落となりました。
NYダウは終値39,056.39ドル、前日比+172.13ドルと6日続伸なりました。ナスダック総合指数は直近上昇していた半導体株が売られ終値16,302.76ポイント、前日比-29.80ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
昨日も記載しましたが、米国の著名投資家でジョージソロス一派のスタンリー・ドラッケンミラー氏が半導体大手エヌビディア株の持ち高を減らした影響から同社株の持ち株を減らす動きが出た可能性があります。ですがSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は前日比+0.12%と小幅に上昇しておりますので、再び強まった米利下げ期待が投資家心理を改善させているイメージはあります。
FOMCも来週はありますので油断せずにいくべきと言えるでしょう。
大型株が売られる展開!SQ前の売り仕掛け!国内半導体株や値がさ株は引けにかけて売りが殺到!
本日の日経平均株価は寄付きは、前日売られた反動から押し目買いが入り、後場には38,429円、+220円まで買い進められましたが、その後は戻り売りが入る展開となりました。大型株、小型株と見ていましても後場からの売られ方はちょっと異様な感じでしたが、引けにかけても売りが続き終わって見れば日経平均株価は-128円、5月オプションSQ算出日を控えているとは言ってもダラダラと売りが入るのは、やはり決算シーズン&為替市場の荒い動きという部分があり警戒されている感じはありますね。
日本株に対して筆者はこう見る。
SQ通過となれば、これを機にトレンド転換となる展開に期待があります。少しやっかいなのは、半導体設計の英アーム(ソフトバンクグループが株式90%所有)が決算を失望され時間外で-7%となっています。ソフトバンクグループはここ最近で軟調な動きとなっていますが、アームの業績への期待もある中で、そのアームが悪いとなるとソフトバンクグループも大丈夫?
そう思うのも当然ですし、上記のソフトバンクグループ(9984)のチャートを見ても75日移動平均線に抑えられてというチャートですので、これは売られそうなチャートとなっています。
国内の半導体株は総じてボロボロでしたが、決算を控える東京エレクトロン(8035)も日経平均株価を70円押し下げています。投資家人気のソシオネクスト(6526)、レーザーテック(6920)も売られています。大型株が決算で売られるという動きが見られますが、米国市場は安定しています。安いところは拾われていますのでSQ通過して決算が出揃いましたら全体の上昇余地は高いかな?と思っています。
それでは億トレの注目銘柄を記載します。
億トレ注目銘柄 ソースネクスト(4344)
ソースネクストは東証プライム上場、PER---倍、PBR3.16倍
1996年設立の個人向け低価格PCソフトやIoT機器の生産販売を手掛ける企業です。 製品別ではウイルス対策ソフトやPDF変換ソフト、はがき作成「筆王」などを取り扱い、2009年には英語学習教材シリーズも投入し、現在は2017年に発売した自動通訳機「ポケトーク」を看板商品としています。
インバウンド需要から「ポケトークは需要拡大!」ソフトバンク、富士ソフトと資本業務提携!
ポケトークは欧米・アジアでの拡販に力点、資本提携も積極推進し、法人導入に必要なセキュリティ体制強化を加速していますが、2025年3月期はポケトークサブスク版が大企業軸に下期拡大し赤字縮小の方向です。
幅広い業種で多言語対応のニーズが一段と高まっていますが、背景には経済のグローバル化が進むなかで企業を取り巻く国際ビジネス環境が大きく変化していることに加え、円安効果などによるインバウンド(訪日外国人)需要の拡大、外国人労働者の受け入れなどによる在留外国人の増加が需要拡大の要因となっています。
東証が2025年4月からプライム市場の上場企業に対して重要情報の英文開示を義務付けると発表しニーズの幅が広がっております。
東証は2月26日に「プライム市場における英文開示の拡充に向けた上場制度の整備について」を公表し、重要な会社情報について英文開示の努力義務が定められるとともに、速報性が求められる決算情報及び適時開示情報については英文開示を義務化するとしています。
日本に住む外国人も増加しており、出入国在留管理庁によると、23年末時点の在留外国人数は341万992人と22年末から33万5779人増加、過去最高を更新しています。
大手企業もポケトークと提携していますが↓
ソフトバンクの既存法人顧客に向けた「ポケトーク」の拡販及び、同社が取り扱う法人向けソリューションの一つであるビデオコミュニケーションプラットフォーム「Zoom」の既存法人顧客に向けた「ポケトークfor BUSINESS 同時通訳」の拡販の為、包括的業務提携
在留外国人が安心して暮らすためには、生活に関わるルールやサービスの多言語対応が急務となっていますが、 富士ソフトとの資本・業務提携により多言語対応などの製品開発力を強化し、法人向けの販売強化を図り、AI(人工知能)音声通話の導入で教育機関向け端末の開発を視野
文字起こしAI(人工知能)「AutoMemo(オートメモ)」に要約機能を追加し文字起こしが完了したデータをAIが自動で要約するもので、「要約」、「決定事項」、「共有事項」の要素に分けて全体を要約することで、話者ごとの要約生成し会議の要点をおさえた議事録を迅速かつ簡単に作成でき、議事録作成の時間を短縮し、顧客の利便性を向上を目指しています。
さらに同社のポケトークは、2025年中の株式上場を目指しておりますので、上場を見据えるということを考えても売上は良さそうですね。
前回の決算では今期経常を一転して赤字に下方修正していますが、これだけインバウンド需要がある中ですので、5月15日の決算は期待できるかも…と思っています。決算ギャンブルはオススメしませんが、チャートの位置的にも面白そうと思いましたので億トレ注目銘柄として記載致します。
※投資は自己判断でお願い致します。
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