雇用統計通過!来週の相場展望
先日の米国市場は、1月米雇用統計が発表となりましたが、非農業部門の就業者数の増加幅が46万7000人増と市場予想(15万人増)を上回り、11月と12月の雇用者数も上方修正となりました。改めての米経済の力強さを示す結果となりました。
良くても悪くても警戒される雇用統計ですが、結果が良ければFRBがよりタカ派姿勢を強めるとの思惑が広がり、賃金インフレ率が今後もトレンドを大きく上回る可能性が不安視された事で、長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時、前日比0.10%高い1.93%と上昇。
どっちつかずの方向感のない展開、景気敏感株が売られましたが、押し目買いもあり売り買い拮抗となりましたが、NYダウは終値35089.74ドル、前日比-21.42ドルとなりました。
ナスダック総合指数は、前日に発表されたアマゾンの決算で同社株が急騰、これによりハイテク株が買われる展開となり終値14098.01ポイント、前日比+219.19ポイントと上昇となりました。
27兆円もの時価総額を1日で吹っ飛ばして大暴落となったメタプラットフォームズは、下げ止まるという感じになっていましたが、本当アマゾンの決算に助けられたという感じですね。
主力株の決算も終えて、雇用統計も終えてとなりましたが、材料出尽くしという感じの雰囲気もでてはいますが、基本的に長期金利の上昇もありますので、ハイテク株は乱高下が予想されますが、引き続き安いところは来週も押し目は拾われ、上値は重たいという展開が続くと見ています。
来週の日経平均株価の予想レンジは2万6700円~2万8000円を予想します。
米国雇用統計を終えましたが、2月に入ってからの相場を見ても急落ポイントは拾われてはいますが、上では叩かれる。上値が重たい展開が続いていますね。前回の決算シーズンもですが、今回も決算内容は良い銘柄が多いですが、決算後に一度急落するという銘柄が多いです。
僅かにでも市場予想に届かなかった銘柄がすぐに売られるという感じありますので、決算ギャンブルはリスキーです。特に高PERの銘柄や直前に急騰している銘柄など売り込まれやすいというですね。
【9101】日本郵船などもですが、上方修正&増配と抜群の内容からも決算後に一度急落して売り一巡後に上昇。こういったパターンありますので、決算前はガチホの中長期の投資家は問題ありませんが、スイング、短期トレードの投資家は保有は減らして挑むことをおススメ致します。
来週の大注目される決算は【9984】ソフトバンクグループですかね。
日経平均株価が再び27,000円を割り込む原因となる可能性を秘めていますし、市場でも今回の【9984】ソフトバンクグループの決算はヤバい!!と見られています。
まあそういわれる原因は、同社の投資ファンド、ビジョンファンドがグロース株急落からかなり深刻なダメージを受けている可能性が高いんですよね。
実際にコロナショックの時は、ソフトバンクグループが傾くという程の巨額の赤字を出していましたが、去年から問題となった中国政府の規制や中国恒大問題から中国株の急落でもかなりダメージを受けているのは間違いありません。
そしてここ最近の世界的なグロース株の急落とダブルパンチを受けています。
2月8日に決算発表となりますが、かなり警戒されているというの事実ですし、私も悪いのは間違いないと思います。株価としては下落も続いてある程度織り込まれている様にも見えますが、自社株買いなどのサプライズが無ければ、まだまだ下落要素が高いです。2月8日の【9984】ソフトバンクグループの決算は特に注意しておくべきと思います。
明日の注目銘柄
日々注目銘柄を記載していますが、今回は新規で注目している銘柄を記載します。
・日本通信(9424)
東証1部、PER---倍、PBR54.49倍、利回り---%、時価総額319億円。
日本通信は通信事業者のインフラを借り受けて個人・法人向けに通信サービスを提供する、通称「MVNO」(仮想移動体通信事業者)のパイオニア企業です。
MVNE(MVNO支援)や、SIMカードと各種端末を組み合わせるソリューション事業、スマートフォンを介した金融取引のプラットフォーム関連事業(Fpos)を新規事業の主軸として展開。
格安SIMサービスを提供している日本通信の「合理的プラン」が、大手キャリアの低価格プランをさらに上回る安さを実現したことから、先週末発表の決算では、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は2億円の黒字(前年同期は2.5億円の赤字)と黒字化しています。
格安SIMの浸透が明確となっていますし、日本通信は赤字続きの企業でしたので、今回の黒字化というのはインパクトはかなり中々ですね。そして同社が新事業として注力するFposは本人性確認と「取引電文が改ざんされていないこと」の保証を満たすプラットフォームですが、マイナンバーを普及を急ぐ政府の動きもありますので、今後かなり需要が高いと言えます。
FPoS商用化の見込みとなり、群馬などの地方自治体でも導入実績もでてきていますし、同社はFPoS商用化開始から3~5年で時価総額5000億円が見込めるなんて言ってはいますからね。
チャートは大底からリバウンドという形ですが、業績への期待からも今後買われていく可能性は高いと見ています。
株式投資はリスクが伴いますので、投資は自己判断でお願い致します
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今の相場こういう時こをアンテナを張って取り組めば勝てる相場と言えます。
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