本日の相場雑感
今年も一年お疲れ様でした。
先日の米国市場は、オミクロン型の懸念が後退したことで投資家が強気姿勢となっていますね。前日までの5営業日続伸を受けて利食い売りも出ていますが、年末の5営業日から新年の2営業日にかけては相場が上昇しやすくなる「サンタクロース・ラリー」の展開となりNYダウは終値36,488.63ドル、前日比+90.42ドル。
ナスダック総合指数は、Amazonやメタプラットフォームズ(旧フェイスブック)など主力ハイテク株が売られ、全体的に利益確定売りに押される展開となり終値15,766.22ポイント、前日比-15.51ポイントと5日ぶりに反落となりました。
NYダウは11月8日以来、1か月半ぶりに過去最高値を更新していましたが、今年を振り返ると米国市場の強さを改めて見せつけたという感じでしたね。
大納会の本日は日経平均株価は、年末年始の間の海外市場や国内での新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」感染の動向への懸念など、波乱が起きやすい正月中の空白リスクを嫌った動きから持ち高調整売りが優勢となり日経平均株価は終値28,791.71円、前日比-115.17円、TOPIXは終値1,992.33ポイント、前日比-6.66ポイントと続落となりました。
まあ最近の相場は乱高下激しいですからね、市場参加者が減少していますし、方向感に乏しい展開は予想できましたが、前場の急落はちょっとピリッとしましたね。
新興市場はジャスダックは上昇しましたが、マザーズは下落とまちまちな展開。ジャスダックは2021年も大納会で上昇となりましたので、29年連続で上昇となりました。
IPO銘柄はDX関連の【4261】アジアクエストは引けにかけて急騰しましたね。法人向け入退室管理及び監視カメラシステムの提供の【4264】セキュアは逆に後場から一気に利益確定売りがでて急落。
直近のIPO銘柄で特に注目している【6524】湖北工業は寄り付きから売り先行、安値では6,710円まで下げましたが、引けにかけては値を戻して小幅プラスでの大引けとなりました。
【4418】JDSCは急落、【4125】三和油化工業は小幅高となりました、産業廃棄物を再資源化するリユース・リサイクル事業というテーマもですが、リチウム電池用電解液の受託製造という強みもありますので引き続き注目しています。
再生可能資源であり、食糧とも競合しない非可食バイオマスを原料として、バイオ燃料やグリーン化学品を製造する新規産業の【9212】グリーン アース インスティテュートは強いテーマからも売りが出てもしっかりと買われる動き。引け前の買われ方を見てもまだ相場になりそうですね。
半導体関連は利益確定売りもでましたが、全体的にしっかりでしたね!【8035】東京エレクトロンは小幅高、【6920】レーザーテックは小幅高、【6857】アドバンテストは小幅高。【6723】ルネサスエレクトロニクスは小幅安、【6890】フェローテックは大幅続伸して高値更新が見えてきましたね、【7433】伯東は高値更新、マザーズの半導体銘柄【6336】石井表記も良い動きでしたね。
私の知り合いのプロトレーダーが注目しているメタバース関連の【8783】GFAは反発して140円となりましたが、来年もメタバース関連はテーマとして有望ですので注目しています。
【2158】FRONTEOは下落となりましたね!第二のフロンテオと言われている銘柄で、【3853】アステリアは小幅高、AI関連に投資家の注目が集まっている様です。【4412】サイエンスアーツは一段安となりましたが、6000円まできたら拾ってみようかな。と思っています。
ウルフ村田関連も【3121】マーチャントは下落。哀れ仕手株の末路…という感じですね。まだ期待して保有しているウルフ信者もいるでしょうが、本当これは悲惨ですね。
【1783】アジアゲートは上昇。60円近辺なら拾っても面白そうとは思っていましたが、ウルフ銘柄の中では、まだやれそうなのはこれくらいですかね~
【5915】駒井ハルテックは大納会でこの上昇!一回下に振った後にこの上昇!素晴らしいの一言です!
【6658】シライ電子は小幅下落、結局良い銘柄は下げたところしっかりと拾われますね。これも10日移動平均線での推移ですので割り込むまではついていきます。
【6047】Gunosyは上昇、利益確定売りをこなしながらという感じですので、来年も期待です。
オミクロン型の感染からバイオ関連がテーマとして注目が集まっていますが、記載した【4587】ペプチドリームは下落。国内新型コロナウイルス治療薬、ワクチンの大本命と言われる【4507】塩野義製薬はほぼ変わらずとなりました。
2021年の相場は半導体関連を追っていましたので、利益もかなり出せましたが、2022年も半導体関連は前半は強い見ています。しかしマザーズ指数は結局1000ポイント抜けれなかったわけですが、年明けからの急反発に期待しています。
波乱の2021年相場でしたが、とにもかくにも…本当にお疲れ様でした。
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現在の市場のテーマ
感染症対策関連銘柄
旅行・観光・宿泊
メタバース
鉄鋼
オンライン診療
原発関連
人材派遣
半導体
脱炭素
再生可能エネルギー
太陽光
仮想通貨関連
アフターコロナ関連
明日の注目銘柄
・湖北工業(6524)
本日は小幅高。自動車関連、東証2部に12月22日に上場のIPO銘柄、アルミ電解コンデンサ用リード端子と光部品・デバイスのリーディングカンパニーです。
業績面もよく、自動車関連はここから需要高まっていきますので、同社の業績も高まっていくと見ています。連続STOP高して本日は下落しましたが【4412】サイエンスアーツの再来となるのでは?と期待しています。まだまだ下での買いも入り動きは強いですが、警戒しながらという感じですね。
・Gunosy(6047)
本日は上昇。今後化けそうな銘柄と見ています。インドでクレジットカードサービス「slice」を提供するGaragePreneursの強制転換条項付優先株式の追加取得を決定したという材料ですが、最大で1000万ドル相当の優先株式取得を計画というのもですが、インドは10億人の大国ですが、クレジットカードの普及はまだまだここからですので、今後かなりの含み益が出る可能性がありますね。売り物もでますが、期待はしています。
・コムチュア(3844)
本日は小幅高。クラウドが主力の独立系SI、情報系システムの開発・構築に実績を持ち、アマゾン、セールスフォースのクラウド基盤をベースとした基幹システム、webサイトの開発が中核事業としています。
同社はDX関連での本命視される銘柄の一つですが、DXで企業や社会の未来の変革をリードする「Leadthe Future」の精神のもと、デジタルソリューションパートナーとして新しい技術やソリューションを組み合わせ、クラウド、ビッグデータ/AIなどのデジタルプラットフォームを活用して、高付加価値なコンサルティングなどの上流工程のビジネス拡大を見込んでいます。
何といっても同社ですが、直近の決算が抜群です。クラウド支援サービスに重点を置いた事で業績が絶好調ですが、21年4~9月期決算は、売上高が前年同期比19%増の119億9500万円と2割近い増収を確保、営業利益も同47%増の19億6100万円となっています。
割高感はありますが、チャートは上場来高値を更新!なんでもそうですが、本命と言われる銘柄が国内外の投資家の人気を集めるものです。半導体、DX、脱炭素、再生可能エネルギーはここから飛躍する3大テーマです。
DX関連の本命のコムチュアですこの相場でもしっかりですからね。まだまだここから!
・山善(8051)
本日は小幅高、東証1部上場、PER10.7倍、PBR0.91倍、時価総額1023億円の中型株、機械、工具、住宅設備、家電用機器専門商社の大手、工作機械や住設機器などに強みを持つ企業です。
伊藤忠・阪和興業・岩谷産業・長瀬産業・稲畑産業などと並び、大阪を本拠とする商社の一つです。YAMAZENのブランドで家電製品が量販店で広く販売しています。
8月11日発表の決算では、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比93.2%増の35億円。国内外を問わず総じてコロナ禍からの回復傾向にあり、消費財関連事業においても引続き好調に推移する見込みのため、通期の同利益を従来予想の115億円→130億円(前期は112億円)に13.0%上方修正しています。
PER10倍と割安、チャートは微妙ですはありますが、下髭つけて反発と売りも一巡した感じはありますが、まだ注意ですね
・レーザーテック(6920)
本日は小幅高。半導体関連、EUV向けマスクブランクス検査装置を手掛けていますが、EUV(極端紫外線)露光工程で、先端半導体を量産する台湾のTMSCや韓国サムスン電子に加え、米インテルやマイクロン・テクノロジー、韓国SKハイニックス等も導入する計画が見込めるとの事です。
決算内容は大幅減益と何ともという感じでしたが、短期的な収益悪化は装置の検収タイミングによるもので、受注高は4.4倍と急拡大しています。上昇していく期待は高いですがPERを見ると割高ですので、その点は注意ですね。主力半導体関連は強いという感じで同銘柄はまさにその筆頭候補。
・フェローテック(6890)
本日は大幅続伸。半導体関連の割安で業績抜群の企業です。買い目線の理由は、【6890】フェローテックの過去記載内容を見て頂けたらと思います。各証券会社が目標株価を5000円以上としています。同社の真空シールは世界シェア約6割、台湾の受託製造大手TSMCや韓国サムスン電子などの半導体設備投資需要もあり業績は拡大していく見込みは十分です。
決算内容は22年3月期業績予想を上方修正、上期営業利益は2.7倍と抜群!今後も上下しながらも高値更新予想でしたが、公募増資で株価は急落。公募の売りもなく上昇。これからの動き期待です。
・ルネサスエレクトロニクス(6723)
本日は小幅安。ルネサスエレクトロニクスは自動車用のパワー半導体を主力とする企業です。2日付の日本経済新聞朝刊で、「半導体の安定供給へ向けて積極投資する方針を明らかにしており、さらに買収した英半導体企業から工場の自動化などIoTを強化し、相乗効果は製品群の組み合わせなどで約360億円の利益が見込める様です。パワー半導体は自動車業界見てもですが大手自動車メーカーの生産回復のメドが立つなか、来年に向け引き続き好調な事業環境が見込めます。まあこれもまだまだここから!
・NTTデータ(9613)
本日は小幅安。デジタル庁、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連。東証1部に上場、時価総額3兆4810億円。1988年設立。NTTグループ傘下で官庁・公共・金融機関向けの大型システム受託データ通信やシステム構築事業を手掛けています。国内外に300社以上の子会社を持つ国内では最大手のIT企業となります。テクニカル、テーマ性十分で中期目線でも勝負できる銘柄と位置付けております。
決算も良好、上期の受注高は国内における順調な案件獲得に加え、海外事業の規模拡大及び為替影響により増加して22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益が1091億3800万円(前年同期比71.0%増)となり、通期計画1800億円(前期比29.3%増)に対する進捗率は60.6%!まだまだ期待ですが、チャートが結構微妙になってきましたね。
明日の空売り注目銘柄
・enish(3667)
本日は変わらず。東証1部、ゲームアプリ関連、ソーシャルアプリ・ゲームの企画・開発・運営を手がける企業ですが、業績微妙ですからね。空売りの買戻しはきましたが、まあこれはチャート悪いので引き続き売り目線です。
空売り銘柄として以前記載した【4612】日本ペイントは上昇、引き続き売り目線です。