本日の相場雑感
昨晩の米国市場は、レーバーデーの祝日で休場。欧州市場は米国市場休場から薄商いの中でしたが、ドイツの鉱工業受注が悪いと見る市場予想に反して増加した事でハイテク株中心に買われ、欧州株価指数STOXX600種は先週末比0.69%高の475.19ポイントと反発。
日本株は、欧州市場が堅調に推移した事で昨日は夜間で日経平均株価が高値30,200円まで上昇と急騰、さすがに先物はやりすぎな動きでしたし、その後は3万円を割り込んでの下落。
ただ買い意欲が高い相場からも場中の3万円到達に期待しましたが、寄り付きの日経平均株価は買い優勢のスタートとなり、寄り付き後すぐに日経平均株価は3万円到達！
2021年4月以来ですので、5か月ぶりに3万円到達ですね！
改めてチャートを見ると、この急騰が本当に日経平均株価なの？と二度見してしまう様なチャートですが、2日連続で大きく窓を開けての上昇。窓を開けており利益確定売りが出やすいですが、トレンドは買い転換していますので、押し目は引き続き狙っていく方向で良いと見ています。
注目される自民党総裁の次期候補ですが、石破元幹事長が出馬を取りやめる方向、河野大臣を支持する見方が広がっています。
昨日は、河野大臣と高市早苗元総務大臣ですと、株価はポジティブに捉えると記載しましたが、高市さんは金融所得税に対しての意見を過去に出しおり、株式投資での利益に対して税金を20％→30％にするべきとの発言もありますので、その辺はちょっと警戒ですね。
とは言っても、現状は新しい内閣は「コロナ対策、経済再生を中心に政策を出す」と言えますので、基本的には問題ないとは見ています。
新型コロナウイルスの新規感染者も1000人を割り込み、選挙は買いという動きです。テーマ株としては河野大臣は、菅総理同様に「立つ炭素、再生可能エネルギー」への取り組みを強化を示していますので、再生可能エネルギー関連は投資テーマとして注目しておくべきですね。
再生可能エネルギーでは、筆頭は【9519】レノバ、【1407】ウエストHDは大本命ですので、下落したところを狙ってみるのも一考ですね。
半導体関連は昨日上方修正を発表した【2760】東京エレクトロンデバイスが好感されて上昇していましたね。チャートは強い上昇トレンドを形成していますので、上場来高値更新はしていきそうですね。
【2667】イメージワンが一時STOP高からマイナスに転落する。まさに仕手株という動きになっていますが、東電の公募の材料が近日中に発表されるかも？という話が出回っての動きの様です。
思惑だけで急騰急落という動きですが、5日移動平均線を保っていますので、まだ面白そうな感じはあります。ただダメでした…なんてなったら目も当てれませんので、遊び程度に見た方がいいと思います。
明日はいつもいつも乱高下をするSQ前の水曜日と利益確定売りがでやすいタイミングですが、日経平均株価は3万円到達でも、米国株の指数と比べて10％上昇余地があります。サラリーマン投資家としては、大きく稼げそうな相場と見ていますが、保有の上昇に浮足立たず、逆指値対応をして取り組む事をおススメ致します。
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現在の市場のテーマ
感染症対策関連銘柄
海運
鉄鋼
オンライン診療
中古車
半導体
脱炭素
再生可能エネルギー
太陽光
仮想通貨関連
アフターコロナ関連
明日の注目銘柄
・レーザーテック(6920)
本日は小幅高となりました。強い上昇トレンドですね。半導体関連、EUV向けマスクブランクス検査装置を手掛けていますが、EUV(極端紫外線)露光工程で、先端半導体を量産する台湾のTMSCや韓国サムスン電子に加え、米インテルやマイクロン・テクノロジー、韓国SKハイニックス等も導入する計画が見込めるとの事です。5日線との乖離が大きくなってきましたので一旦押しそうと見ていますが、半導体関連は総じて強気目線です。
・フェローテック(6890)
本日は下落。半導体関連の割安で業績抜群の企業です。買い目線の理由は、【6890】フェローテックの過去記載内容を見て頂けたらと思います。半導体関連の中では一押しと見ています。上下しながらも4000円は超えていくと予想。
・ルネサスエレクトロニクス(6723)
本日は下落。ルネサスエレクトロニクスは自動車用のパワー半導体を主力とする企業です。２日付の日本経済新聞朝刊で、「半導体の安定供給へ向けて積極投資する方針を明らかにしており、さらに買収した英半導体企業から工場の自動化などＩｏＴを強化し、相乗効果は製品群の組み合わせなどで約３６０億円の利益が見込める様です。パワー半導体は自動車業界見てもですが抜群の需要の高さ、チャートも伸びしろは高いと見ています。下落とはなりましたが5日線がサポートラインとなっていますね。1200円割れで撤退予定。
・MRT(6034)
本日は下落。遠隔(オンライン)診療、時価総額120億円と小型、マザーズ市場の強い上昇に沿う動きを続けていましたが、連日の急騰からも利益確定売りがでていますね。新規感染者減少はマイナス要因となりますので、明日も下落する様なら一回撤回ですね。
・日本郵船(9101)、商船三井(9104)
両銘柄と下落。日本の海運大手、日本郵船(9101)、PER3.3倍、PBR2.17倍、配当利回りは7.12％。商船三井(9104)はPER3.2倍、PBR1.53倍、配当利回り6.12％と高配当の銘柄です。【9101】日本郵船、【9104】商船三井は、割安面、9月配当、バルチック海運指数が高い位置と上昇の条件を満たしていますが、一旦落ちそうな感じですので、利益確定をさせて押し目を狙うのが良さそうです。
・アルペン(3028)
本日は下落。好決算、増配を受けて株価は急伸していますが、信用売りも多く買戻しが入れば強い上昇トレンドに入る見込みも高いと言えます。高い位置でもみ合っていますが今の株価位置は鬼門のラインですが、25日線割り込んだら撤退が宜しいですかね。
・ティアンドエス(4055)
本日は小幅下落。9月上場が期待される超大型IPOのキオクシア関連の銘柄です。キオクシアグループ向けが売上高全体の約2割弱を占めています。PER73.9倍、PBR12.79倍と割高ではありますが上場が近づくにつれて同銘柄への期待は高まると予想しています。ちょっともたついていますがチャートは上昇トレンド入ってる動きですので安いところは拾っていきたいです。
・JMDC（4483）
本日は小幅下落。遠隔(オンライン)診療関連、PER148倍、PBR15.25倍、時価総額4312億円とマザーズ市場で寄与度がかなり高い銘柄です。上場来高値を更新を続けて青天井チャート、5日線に沿った動き。マザーズ市場ですが、今後プライム市場への条件も満たしています。これも上昇トレンドに入っている動きですね。6950円割れ撤退。
・NTTデータ(9613)
本日は下落！デジタル庁、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連。東証1部に上場、時価総額2兆7,391億円。1988年設立。NTTグループ傘下で官庁・公共・金融機関向けの大型システム受託データ通信やシステム構築事業を手掛けています。国内外に300社以上の子会社を持つ国内では最大手のIT企業となります。テクニカル、テーマ性十分で中期目線でも勝負できる銘柄と位置付けております。
・パイプド(3919)
本日は反発。東証1部上場、時価総額196億円、PER21.64倍、PBR4.33倍、DX関連の小型株の注目銘柄。クラウドを使った顧客情報管理ソフトなどを主力展開していますが、2400円近辺での攻防ですが、上抜けると見ています。5日線割れ撤退。
・タムラ製作所(6768)
※素直に売り続けてればよかったですね(悲)
本日は下落。LINE会員限定で「増し担保解除で一吹きあっても信用買い残が多いと帰って戻り売りの急所となりますのでその点は頭に入れましょう」と配信してから25日線を割り込み売りが加速、800円を超えましたので伸びると見ていましたが反落しましたね。10日線を割り込むようなら一旦撤退。
明日の空売り注目銘柄
・enish(3667)
本日は小幅反発。東証1部、ゲームアプリ関連、ソーシャルアプリ・ゲームの企画・開発・運営を手がける企業ですが、業績微妙、チャート下向き。5日線に頭を押さえられていますので売り継続。