決算後の狙い目銘柄は？億トレが注目する3月末高配当の本命3株を記載！

こんにちは、億トレサラリーマンです。

3月5日の日経平均株価は、前日比87.06円高の37,418.24円と小幅に反発しました。昨日の米株式市場ではダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500の主要3指数が続落となりましたが、米トランプ大統領の政策方針演説を通貨し、マーケットではボラティリティーの高まりへの警戒感が緩和し、売り買いが交錯する格好となりました。

さて、3月に入り、そろそろ3月決算企業の配当権利獲得について考えておかないといけない時期になりましたね。今回の記事では、配当について簡単な解説と億トレが注目する3月末高配当の本命3銘柄をご紹介します。

ぜひ最後までお読みください！

配当とは？億トレが簡単解説！

配当とは？

配当とは、株式を発行している企業が株主に対して支払うお金や優待品のことを指します。
企業が得た利益の一部を株主に分配するもので、決算時の利益や今後の業績見通し、企業の配当方針などにより、企業が1株あたりの配当金額を設定し、保有株数に対して配当金が支払われます。配当金については保有株数の規定はないですが、株主優待については保有株数の条件などがあります。

配当を受け取るには？

配当を受け取るには、ある一定の決められた日にその企業の株を保有している必要があります。
配当の権利を獲得できる日を権利付最終日といいます。簡単に言えば、権利付最終日に買って翌日に売却しても配当の権利は獲得したままになります。

3月末配当権利の獲得スケジュールは？

3月末日決算の銘柄の配当の権利確定日は3月31日(月)です。
権利付最終日である3月27日(木)までに買えば（保有していれば）配当の権利を取得できます。
権利落ち日である3月28日(金)以降に売却しても権利は獲得できます。

配当金が支払われるのはいつ？

3月決算企業の場合、約2〜3ヶ月後（5〜6月頃）に支払われることが多いです。
上場企業が開示する決算短信の1ページめの上部に、「配当支払開始予定日」というものが記載されているので、それを確認しましょう。

配当金や株主優待品の受け取り方は？

株主優待品については登録住所に届きますが、配当金についてはご自身で選択した受領方式により、自宅へ届いた配当金領収書を郵便局に持って行って配当金を受け取ったり、銀行口座に振り込まれたり、証券口座に振り込まれたりと様々です。

配当金はどう決まる？

配当金の額は、決算の内容によって実際に支払われる配当金が増額されるか据え置きか減額されるかが決まります。ただし、これらを事前に正確に知ることは不可能なのであくまでも予測の域を超えません。

信用取引で保有している場合、配当金はどうなる？

信用取引でポジションを持っている場合は扱いが異なります。
信用取引とは、一時的に株を借りているという状態なので、株主ではないので配当金は受け取れませんが、配当落調整額というものを受け取ることになります。
配当落調整額とは信用取引の買い方と売り方との間で調整するもので、買い方が受け取れる金額は配当金の84.685%となります。

それでは、ここからは億トレが注目する3月末高配当の3銘柄をご紹介していきます！
なお、ここで紹介する銘柄は3月27日に権利付き最終日を迎える3月の期末配当もしくは中間配当による利回りの高い銘柄の中から、億トレが注目する厳選本命3銘柄を記載します。

億トレが注目する3月末高配当の本命3銘柄

※2025年3月5日のデータに基づいて記述しています

▼FCC(7296)

東証プライム｜PER12.0倍｜PBR0.80倍｜時価総額1,648億円
配当利回り6.38%｜最低投資金額316,500円

ホンダ(7267)を主要取引先として自動車用クラッチを供給している企業です。
2022年3月期より増配を続けており、2026年3月期までの中期経営計画で総還元性向40%以上とする方針を掲げています。25年3月期の年間配当予想は202円で、このうち上場20周年記念配当が126円を占めており、今期の総還元性向は100%水準と株主還元にかなり力を入れている企業だと言えるでしょう。

大平洋金属(5541)

東証プライム｜PER-倍｜PBR0.55倍｜時価総額372億円
配当利回り7.11%｜最低投資金額190,000円

大平洋金属は、フェロニッケルの製造・販売を主力事業とする企業です。フェロニッケルは、ステンレス鋼の原料として使われる合金で、主に自動車や建材、家電などの製造に欠かせません。同社は、ニッケル鉱石を輸入してフェロニッケルを生産し、国内外の鉄鋼メーカーに供給しています。

従来無配としていた25年3月期の期末一括配当を135円実施し、3期ぶりに復配する方針を発表しています。これにより配当利回り7.11%とかなり高利回りとなっており、それを好感する買いが入っている状況です。復配を好感され、一時的に急騰局面を迎えていることからボトムアウトでの損失には十分に気をつけての取り組みが必要でしょう。

極東開発工業(7226)

東証プライム｜PER16.4倍｜PBR0.86倍｜時価総額1,030億円
配当利回り6.16%｜最低投資金額256,600円

極東開発工業は、トレーラーやダンプカー、コンクリートポンプ車、ゴミ収集車といった特装車の製造販売を主力とした企業です。ほかにもリサイクルセンターなどの環境事業も展開しています。特装車の販売が売上の8割以上を占めていますが、国内外で受注は好調に推移しています。2024年12月にはオーストラリアの特殊車両メーカーを傘下に収め、製品ラインナップの拡充による事業拡大も見込まれます。25年3月期の業績は当初の見通しを上回って推移、営業利益は従来予想の63億円から67億円に上方修正しています。

株主還元強化にも取り組んでおり、今期までの中期経営計画では、各年度の総還元性向を100%にするとしており、自社株買いも行う方針を打ち出しています。

株価推移もボトムからじわじわと右肩上がりのトレンドを形成し始めており、成長性・高利回りとかなり注目したい銘柄です。

以上が、億トレの注目する3月末高配当の本命3銘柄でした！

配当だけ狙うというと高値掴みしてしまって結局損失を出してしまうということも稀な例ではありませんので、投資先の選定やエントリーのタイミング、ロスカットのタイミングなどはしっかりと戦略を練ってトライしていきましょう！

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。

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