バフェット関連銘柄

投資の神様バフェットが最注目!日本の商社株に資金流入!バフェット関連銘柄の本命株 出遅れ株 一覧 まとめ

ウォーレン・バフェットのイラスト

こんにちは、億トレサラリーマンです。

2月28日の日経平均株価は前日比1100円安と2025年最大の下げ幅となりました。東証プライム市場での値上がり数は19%と全面安とはなりませんでしたが、食品株や公益株などのディフェンシブ銘柄に物色が集まる傾向となりました。

東京証券取引所と大阪取引所のデータによれば、海外投資家は今年に入り日本株を現物・先物合計で約2兆900億円売り越しているという状況。そんななか、2025年2月23日、投資の神様ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが日本の5大商社株の買い増しを検討していると報じられました。

ウォーレン・バフェットといえば、株式投資をしている人で知らない人はいない世界的な著名投資家ですよね。そんなバフェットが、日本の商社株を高く評価し、保有比率を段階的に増やしていくということで、商社株に注目が集まっています。

ハイテク株をはじめ株式市場全般で警戒感が高まるなか、バフェットが日本株に強気ということであれば、海外投資家の注目を集めることも十分に考えられますよね。

今回の記事では、ウォーレン・バフェットとはどういう人なのか、そしてバフェットが再注目している銘柄についてお話ししていきます。最後まで読んでいただけると幸いです。

「投資の神様」ウォーレン・バフェットとは

ウォーレン・バフェットのイメージ画像

ウォーレン・バフェット(94歳)は、アメリカ合衆国の投資家・経営者で、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズと並んで世界三大投資家と言われています。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主、会長兼CEOを務めています。その卓越した投資手腕から「オマハの賢人」とも称されています。94歳という高齢でいまだに現役バリバリの投資家・経営者って本当にすごいですよね。

ウォーレン・バフェットの経歴

ウォーレン・バフェットは、1930年8月30日、アメリカ・ネブラスカ州オマハで生まれました。幼い頃から数字やビジネスに興味を持ち、11歳で初めて株を購入。高校生の頃には新聞配達や中古ゴルフボールの販売などで資金を貯め、すでに事業感覚を養っていました。

大学はペンシルベニア大学ウォートン校に入学後、ネブラスカ大学に編入し卒業。その後、コロンビア大学のビジネススクールで、伝説的な投資家ベンジャミン・グレアムの指導を受け、「価値投資」の考え方を学びました。

大学卒業後、グレアムの会社で働いた後、1956年に故郷オマハでバフェット・パートナーシップという投資会社を設立。このファンドは驚異的な成績を上げ、資産を増やしていきました。1965年には繊維会社だったバークシャー・ハサウェイを買収し、投資会社へと変革。コカ・コーラ、アップル、アメリカン・エキスプレスなどの企業に投資し、大成功を収めました。

バフェットは「長期投資」と「堅実な企業への投資」を重視し、「投資の神様」と呼ばれるようになりました。また、質素な生活を送り、資産の大半を慈善事業に寄付する意向を示していることでも有名です。現在もバークシャー・ハサウェイのCEOとして活躍し、世界の投資家に影響を与え続けています。

ウォーレン・バフェットの投資スタイル

バフェットの投資スタイルはまるで日本の個人投資家の真逆のような手法をとっています。新NISA開始以降、日本の個人投資家は米国株を積極的に買い進めている傾向が強いですが、バフェットは真逆で米国株を売り、日本株の買い増しを進めています。バフェットのユニークな投資スタイルについて簡単に解説してみましょう。

基本は長期投資スタイル

「50年後も持っていたい株を買う」「10年以内に売るような株は買うべきではない」と発言しており、長期投資を基本スタイルとして長期間高い運用成績をもたらしています。

新規業界よりも既存業界を好む

新規事業よりも既存業界を好むこだわりを持っていて、強い偏見から1990年代にはテクノロジー株に対して投資をしませんでした。しかし、2016年にはアップル株を大量に買い付けたり、アマゾン株を買い付けたりしています。

内在価値を重視する

当初はPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の株を買い付けて、株価水準の訂正がなされた段階で売ることによる差益を得るという手法がメインでしたが、投資の失敗経験などから単に割安な企業よりも数字に表れない内在価値が高いということを重視するようになりました。「普通の企業を格安で買うよりも優れた企業を相応の価値で買うべきだ」と発言しています。

ウォーレン・バフェットが投資する条件

事業内容が理解できること

事業内容が自分にとって複雑すぎて理解できない分野には投資しない。

長期的に業績堅調が予想できること

ブランド力や価格決定力を持って長期的に良い業績が予想できる企業にしか投資しない。

有能な経営者がいること

事業拡張や多角化の際に誤った判断をすると企業価値を大きく損なうため、有能な経営者であるかどうかを重視する。

株価が魅力的であること

上記3要素を総合的に判断したうえで、株価が魅力的に映るかどうかで判断する。

バフェットの投資の条件をまとめた画像

ウォーレン・バフェットの投資した代表的な銘柄

ウォーレン・バフェットは、バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOとして、半世紀以上にわたり市場平均を大きく上回るリターンを達成してきました。彼の投資哲学は「割安な優良企業を長期保有する」ことにあり、特に強固なビジネスモデルとブランド力を持つ企業を好んで投資しています。バフェットが投資してきた代表的な銘柄の成績を紹介しながら、その手腕を解説します。

1. コカ・コーラ(KO)

バフェットが最も成功した投資の一つが、コカ・コーラ(Coca-Cola)です。彼は1988年からコカ・コーラ株を購入し、約13億ドル(当時)を投じて取得しました。その後、同社のブランド力やグローバル展開により業績は成長を続け、株価も上昇。現在では、バークシャー・ハサウェイの保有するコカ・コーラ株の価値は250億ドル以上に達し、年間の配当収入だけでも7億ドル以上となっています。投資元本の10倍以上の価値を生み出したこの投資は、バフェットの「長期投資」の成功例として広く知られています。

2. アメリカン・エキスプレス(AXP)

1960年代、アメリカン・エキスプレス(American Express)は「サラダオイル事件」と呼ばれる詐欺事件の影響で株価が暴落しました。しかし、バフェットは同社のブランド価値と信用力が揺るがないと判断し、大量の株を購入。その後、アメリカン・エキスプレスはクレジットカード業界で成長を続け、株価は何十倍にも上昇しました。現在もバークシャー・ハサウェイの主力銘柄の一つとなっており、長年にわたって大きなリターンをもたらしています。

3. アップル(AAPL)

バフェットはテクノロジー企業への投資を長らく避けていましたが、2016年からアップル(Apple)の株を購入し始めました。当初の投資額は約360億ドルでしたが、iPhoneの強力なブランド力とサービス事業の成長を評価し、買い増しを続けました。現在、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオにおいて最大の保有銘柄となっており、2024年時点でその価値は1,500億ドル以上に達しています。アップルは安定した配当と自社株買いを行っており、バフェットにとって理想的な投資対象と言えます。

4. バンク・オブ・アメリカ(BAC)

金融機関への投資もバフェットの得意分野の一つです。バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)は、2011年の欧州債務危機の際に苦境に陥り、株価が低迷しました。その時、バフェットは50億ドルを投じて優先株とワラント(新株予約権)を取得。この取引により、バンク・オブ・アメリカ株が回復した後、彼は大きな利益を得ました。現在も同社はバークシャー・ハサウェイの主要ポートフォリオの一部となっています。

ウォーレン・バフェットは、ブランド力が強く、収益性の高い企業に長期投資することで、驚異的なリターンを上げてきました。コカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス、アップル、バンク・オブ・アメリカといった銘柄は、彼の投資戦略の成功を象徴するものです。バフェットの手法から学ぶべき点は多く、特に「優れた企業を割安で買い、長期で持ち続ける」ことが投資の成功に不可欠であることがわかるでしょう。

ウォーレン・バフェット関連銘柄 一覧まとめ

それでは、ここから東京株式市場に上場している日本株のなかからバフェット関連の銘柄の一覧まとめをご紹介します。
まずは、実際にバフェットが投資していることが分かっている5大商社です。

コード銘柄名概要
8001伊藤忠商事総合商社大手
強み:非資源事業など
8002丸紅総合商社大手
強み:穀物・紙パルプ・エネルギー・プラントなど
8031三井物産総合商社大手
強み:鉄鉱石、原油、インフラなど
8053住友商事総合商社大手
強み:油井管・鋼管・金属取引など
8058三菱商事総合商社大手
強み:エネルギー関連・機械・化学・食品など
ウォーレン・バフェット関連銘柄 一覧まとめ

次に、投資しているか分からないが今後投資先として選ばれる可能性がある銘柄です。

コード銘柄名概要
2768双日総合商社
強み:自動車・資源・肥料・航空機など
8015豊田通商総合商社
強み:金属・自動車・機械・エネルギー・化学品など
ウォーレン・バフェット関連銘柄 一覧まとめ

先週末の2月22日、バークシャー・ハサウェイのCEOであるウォーレン・バフェット氏が、毎年恒例となっている「株主への手紙」を公開しました。その中で、同社が投資している日本の大手商社5社(伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事)について重要な発表がありました。

バフェット氏は、日本の商社5社に対する投資が「非常に長期的な視点に基づいている」ことを改めて強調しました。これまでバークシャー・ハサウェイは、各社の株式保有比率を10%未満に抑える方針を掲げていましたが、今回、5社と合意のもと、その上限を若干緩めることを決定したと述べています。これは、同社が日本の商社に対して強い信頼を寄せていることの表れとも言えるでしょう。

また、バフェット氏は、自身の後継者がこの投資ポジションを「今後何十年にもわたって維持することを期待している」と明言しました。つまり、バークシャー・ハサウェイとしては、一時的な利益を目的とした短期売買ではなく、長期にわたり商社との関係を深めていく意向があるということです。

さらに、将来的には単なる株式保有にとどまらず、「商社5社と生産的な協力関係を築く新たな方法を模索する」とも述べています。これは、商社との協業の可能性を示唆するものであり、今後の動向が注目されるポイントです。

バフェット氏は、手紙の中で日本の商社5社について高く評価し、その経営の質や安定したビジネスモデルを称賛しました。彼の長期投資戦略と、日本の商社が持つ強みがどのように結びつき、今後どのような協力関係が築かれていくのか、引き続き注目が集まりそうです。

ウォーレン・バフェット関連銘柄の本命株・出遅れ株

ウォーレン・バフェット関連 本命株
三菱商事(8058)

三菱商事(8058)の株価チャートの画像

東証プライム|PER10.5倍|PBR1.07倍|利回り4.01%|時価総額10兆419億円

資源事業と非資源事業の比率がほぼ半々であり、総合力の高さが特徴です。特に、原料炭や銅の分野で強みを持っています。事業戦略の一環として、子会社のローソンを非上場化し、KDDIと共同経営体制へと移行しました。

また、中期経営戦略2024では、「金属資源や天然ガスの価格変動に依存せず、安定的な利益成長を目指す」との方針を掲げています。さらに、同社は累進配当政策をいち早く導入した企業の一つであり、現在では多くの企業がこの方針を採用しています。

次期・中期経営戦略においては、成長戦略や株主還元策がどのように示されるのかが注目されています。特に、累進配当政策を継続するのか、どのような形で成長戦略を進めるのかが焦点となっています。

直近では、還元後フリーキャッシュフローとして約4000億円の追加資金を確保しており、これを来期に繰り越すのではなく、今期中に投資および追加還元にすべて配分する方針を発表しました。これにより、さらなる増配や自社株買いへの期待が高まっています。

ウォーレン・バフェット関連 本命株
三井物産(8031)

三井物産(8031)の株価チャートの画像

東証プライム|PER8.8倍|PBR1.07倍|利回り3.58%|時価総額8兆2,992億円

金属資源とエネルギー分野において強みを持ち、グローバルに事業を展開しています。世界3大資源メジャーへの出資や合弁事業を通じて密接な関係を築いており、各地でLNG開発にも積極的に参画しています。

直近の動きとして、2月19日に豪州のRhodes Ridge鉄鉱石事業の権益40%を取得することを発表しました。この投資額は約8000億円にのぼり、同社の資源分野への積極的な姿勢がうかがえます。

また、中期経営計画2026において、累進配当政策を導入。安定した株主還元を重視する姿勢を示しており、今後の成長戦略とともに、配当政策の行方にも注目が集まっています。

ウォーレン・バフェット関連 本命株
伊藤忠商事(8001)

伊藤忠商事(8001)の株価チャートの画像

東証プライム|PER10.7倍|PBR1.63倍|利回り3.00%|時価総額10兆5,696億円

非資源事業に強みを持ち、その比率は売上高の約70%を占めています。その背景には、同社のルーツが近江商人による麻布の行商にあることが関係していると考えられます。

また、日本企業の中でも早い段階で中国市場に進出しており、中国の国有投資会社CITICと戦略的な業務・資本提携契約を結んでいる点も特徴的です。

総合商社は一般的に資源開発や貿易、海外事業が中心と見られがちですが、同社は消費者に身近なビジネスも多く展開しています。例えば、ファミリーマート、デサント(スポーツ用品)、ヤナセ(輸入車販売)、ほけんの窓口、プリマハムなど、私たちの生活に密接したブランドを多数手がけています。このように、非資源分野を強みとするユニークな商社としての立ち位置を確立しています。不安定な相場環境下でディフェンシブ株に資金シフトしている状況では日本の総合商社のなかでは、最も株価の底堅さに期待ができるでしょう。

ウォーレン・バフェット関連 出遅れ株
住友商事(8053)

住友商事(8053)の株価チャートの画像

東証プライム|PER7.2倍|PBR0.86倍|利回り3.88%|時価総額4兆620億円

インフラ、金属資源、自動車、メディア・ライフスタイルといった分野で高い競争力を持ち、グローバルなネットワークを活かした事業を展開しています。

同社の利益を支える主力事業の一つが金属資源事業です。鉄鉱石や非鉄金属(ニッケルなど)の開発と供給を行い、資源価格の変動がある中でも安定した収益を確保しています。加えて、インフラ事業にも強みを持ち、電力や再生可能エネルギー、交通インフラ(鉄道・港湾など)への投資を積極的に進めています。自動車・モビリティ分野では、新興国市場を中心に自動車の販売や関連サービスを展開し、成長を続けています。さらに、メディア・ライフスタイル分野では、CATV事業や不動産、食品・アパレルなどのリテール事業も展開し、幅広い事業領域を持つ総合商社としての強みを発揮しています。

直近の業績では、資源価格の影響を受けつつも、インフラやライフスタイル事業の堅調な成長により、安定した利益を確保しています。特に、再生可能エネルギーやEV(電気自動車)関連事業への投資を強化しており、将来的な成長を見据えた基盤づくりを進めています。また、累進配当政策を採用し、安定した株主還元にも力を入れています。デジタル技術を活用した新規事業の開発や、脱炭素社会に向けた投資を加速することで、さらなる成長を目指しています。

ウォーレン・バフェット関連 出遅れ株
丸紅(8002)

丸紅(8002)の株価チャートの画像

東証プライム|PER7.8倍|PBR1.05倍|利回り4.05%|時価総額3兆8,986億円

農業や食糧関連、電力などに強みを持っています。穀物の取扱量は国内ナンバーワンで、それに派生した飼料・肥料ビジネスでも大きな収益を上げているのが特徴です。

PER7倍台とその他商社株と比べ、比較的低い水準であることから株価水準の訂正による株価上昇も見込めることや、直近の値動きも底堅い動きを見せており、今後の値動きに期待ができるでしょう。

ウォーレン・バフェット関連銘柄 まとめ

不安定な相場環境下で冴えない地合いとなっている日本株ですが、バフェットが日本の商社株の買い増しを示唆したことで高配当な商社株には再注目していいのかもしれませんね。また、バフェットがいくら長期的な目線で買い増しを考えているといっても、マーケットでの注目度は高いため短期投資でのキャピタルゲインも十分に期待できるポテンシャルがあると思います。

また、今回はさすがに絞り込むのは難しかったですが、バフェットが商社株以外の日本株に照準を合わせる可能性も十分に考えられます。例えば、高い技術力を持った製造業や電力・インフラ関連などはバフェットが注目する可能性があるセクターだと思います。

投資の神様が日本の商社株に再注目したことはマーケットにおいてポジティブな影響を与えると思うので、今後もしっかりと動向を見て利益を狙っていきましょう!


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