こんにちは、億トレサラリーマンです。
親子上場というのは親会社と子会社がどちらも株式上場している状態のことを言います。日本ではかなり多くの親子上場企業がありますが、実は海外では親子上場での問題点(大株主と少数株主で利益相反が生じる可能性)が嫌がられ、親子上場のケースはかなり珍しいパターンなんです。アメリカは全体の0.5%ほどだそうです。
こういった要因から、出来るだけ海外からの資金を集めるため東証は「親子上場の解消」を進めたいわけです。
実はかなり前から親子上場の解消は進んでいて2006年には400社超あった親子上場企業は現在およそ200社まで減少しています。
ここでポイントとなるのがTOB(公開買い付け)です。
東京株式市場は世界の株式市場と比べ、買い付け価格のプレミアム(上乗せ幅)が30%〜50%と大きい傾向にあるため、大きな差益が狙えるというわけです。親会社が子会社の株式の売却を進めて親子関係を解消する場合と親会社が子会社の株式を買い取り完全子会社化する場合のどちらも動意づく場面がよく見られますが、特に完全子会社化するパターンのTOBはかなりアツいです!
そこで今回の記事では、親子上場関連の本命株=親会社が上場子会社をTOBで完全子会社化しそうな銘柄というポイントで厳選してピックアップしてみました。
それでは早速ですが、2025年億トレが注目する親子上場関連の本命株【3銘柄】を東京株式市場に上場している日本株の中から厳選してご紹介していきます。
親子上場関連の本命株①
アイチコーポレーション(6345)
東証プライム|PER18.7倍|PBR1.27倍|利回り2.86%|時価総額1,045億円
アイチコーポレーション(6345)は、親子上場関連の本命株として選出しておきたい銘柄です。
豊田自動織機(6201)の子会社で持ち株比率が54.34%です。
作業車両の設計・製造・販売を行う専門メーカーで、主に高所作業車や穴掘建柱車の分野で国内外において高いシェアを誇ります。高所作業車は、電力・通信設備の保守や建設現場での作業を支援する機械として幅広く使用されています。同社は、安全性、作業効率、環境性能を追求した製品開発に注力しており、最新技術を取り入れた高性能な製品群を提供しています。また、顧客サポート体制も充実しており、メンテナンスや部品供給などのアフターサービスを通じて、長期的な信頼関係を構築しています。多様化するニーズに応えながら、社会インフラの整備と発展に貢献する企業です。
イギリスの投資会社アセット・バリュー・インベスターズが親子上場解消を要求しているとの話もあるそうです。
株価自体が堅調なトレンドを形成しているので、押し目を狙って出来るだけ安く集めておきたいところですね。
親子上場関連の本命株②
ユタカ技研(7229)
東証スタンダード|PER11.5倍|PBR0.30倍|利回り3.56%|時価総額299億円
ユタカ技研(7229)も、親子上場関連の本命株として注目している銘柄です。
本田技研工業(7267)の子会社で持ち株比率は69.65%です。
本田技研工業(ホンダ)のグループ企業として、自動車・二輪車の部品製造を中心に事業を展開しています。主力製品には、排気系部品、駆動系部品、サスペンション部品などがあり、高い技術力と品質で知られています。同社は、エンジン性能の向上や排出ガスの低減を実現する製品開発を通じて、環境負荷の軽減と持続可能なモビリティ社会の実現に貢献しています。また、国内外に生産拠点を持ち、グローバル規模で効率的な生産体制を構築しています。さらに、独自の技術革新を追求し、軽量化やコスト削減を実現する製品設計にも注力。高い品質と環境性能を両立させた製品で、自動車業界を支えています。
PBRがかなり割安な水準であること、本田技研工業は八千代工業をTOBで完全子会社化しインド企業へ売却したという経緯があるため、親子上場解消に対してはポジティブな企業体制と言えるでしょう。
親子上場関連の本命株③
日本道路(1884)
東証プライム|PER15.2倍|PBR0.79倍|利回り3.34%|時価総額789億円
日本道路(1884)も、億トレが注目している親子上場関連の本命株になります。
スーパーゼネコンである清水建設(1803)の子会社で持ち株比率は50.1%です。
道路建設および舗装工事を中心に事業を展開する総合建設会社で、国内外でインフラ整備を支える重要な役割を果たしています。主な事業内容には、高速道路や一般道路の新設・改修工事、空港や港湾の舗装工事、駐車場や工場敷地の整備が含まれます。また、アスファルト合材の製造販売を手掛けており、独自の技術を活かした高品質な材料を提供しています。同社は、環境に配慮したリサイクル技術や省エネルギー施工に注力し、持続可能な社会の実現を目指しています。さらに、交通インフラの維持管理や点検業務も行い、安全で快適な道路環境の提供に貢献しています。
3銘柄のなかでは可能性は低いかもなーとは思いつつも、PBR水準が割安で株価の位置的にも割高感がないため安いところを拾っておいても良さそうです。TOBなんてある日突然ですから!
以上が、親子上場関連の本命株【3銘柄】でした。
親子上場解消のための完全子会社化を目的としたTOBはかなり大きな材料になるので、というか実現したらほぼ100%利益が取れるわけですから投資家なら絶対に狙っておきたいテーマですよね。
ただ、もちろんTOBが行われるかどうかは関係者以外は分からないのであくまでも運がよければと考えて、もしもTOBがなくても出来るだけ利益が狙えそうな銘柄をしっかりと選定しておくのをオススメします!
あくまでも億トレの個人的な見解ですので、投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってくださいね。
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