米国市場はNYダウは前週末にかけてエヌビディアなどハイテク株上昇の流れもあり史上最高値を更新となりましたが重要な手掛かりに乏しい中、利益確定の売りが優勢となりました。セクター別では公益、コミュニケーション、素材、金融など8セクターが上昇し、エネルギー、ヘルスケアなど3セクターが下落しました。
市場では注目である米利下げが焦点になっておりますが、今週は29日にPCE(個人消費支出)物価指数の発表が予定されており、インフレ動向を見極めたいとのムードから揉み合う展開となりました。NYダウ38,972.41ドル、前日比+96.82ドル、ナスダック総合指数はエヌビディアは売られましたが、メタプラットフォームズやアルファベット、ネットフリックスなどは買われAI関連への物色は根強く、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
全体としての大きな問題点はありませんが、直近でもFRB(米連邦準備制度理事会)のボウマン理事が利下げを開始する時期には至っていない、と慎重な姿勢を再表明していますが、インフレが落ち着きFRBが利下げに舵を切っていくという材料がないとここから、さらに上にというのは簡単ではなさそうに思えます。ただ基本的に押し目買いという姿勢は色濃く見えていますので、リスク警戒しながら買い目線という感じでよろしいでしょう。
日経平均株価は揉み合い!グロース市場に資金が入ってきている動き
連日で史上最高値を更新したものの、短期的に急騰した反動や利益確定売りに押される場面もみられた。手掛かり材料に欠けることから、積極的に買い進みにくく、売り先行となりました。日経平均株価は39,208.03円、前日比-31.49円、TOPIXは2,206.30ポイント、前日比-29.98ポイントとなりました。
新興市場は東証スタンダード市場は値上がり847銘柄、値下がり592銘柄、東証グロース市場は値上がり307銘柄、値下がり228銘柄と強弱入り乱れる展開となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことも株価の重しとなりました。日経平均の4万円を通過点と思っている投資家が多いように日本株の先高観は強く、堅調な米景況感を背景に為替が円安推移していることが企業業績の支えとなり、当面の相場は押し目買いとのせめぎ合いとの見方が強くなっています。
グロース市場も今日は値下がり数が多いですが、ここ最近はかなり強く躍動しており見向きされていなかったバイオ株などにも資金が入ってきております。
小型株の中でもトンピンさんの海帆(3133)は空売り踏み上げが顕著になってきていますので、空売り貸出料がかなりの額になってきています。ここまでくると売り方は地獄ですし、まだ上がりそうですね。データセクション(3905)も今日は上昇一服ですが、伸びはまだありそうですね。
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億トレ注目銘柄ですが、今日はそのバイオ関連が上向いてきておりますが、そのバイオ関連の中でも材料的にも化ける可能性があるDNAチップ研究所を記載致します。チャート的にも伸びしろが高くここから上昇しそうですので注目ですよ。
億トレサラリーマンの注目銘柄 DNAチップ研究所(2397)
DNAチップ研究所は東証スタンダード上場、1999年に創設、米国アジレント社製DNAチップや次世代シークエンサーを用いた遺伝子解析受託を主力とするバイオベンチャー企業です。
遺伝子解析の顧客は大学、研究機関、製薬・食品企業が多く、診断事業の研究開発にも注力しており、患者の負担が少なくて済む、血液を用いて肺がんの遺伝子変異を検査する「EGFRリキッド」の市場への普及を最優先事項として取り組んでおり、リウマチ、うつ病などのアルツハイマー病の診断メニューも研究中
同社のテーマですが「遺伝子解析サービス」 「バイオ関連」 「メタボリック対策」 「試験・検査・計測」 「遺伝子検査」 「モノクローナル抗体」 「バイオマーカー」 「DNAチップ」 「MEMS」 「再生医療」 「がん最先端治療」に該当します。
保有ブランドは「肺がんコンパクトパネル」となります。
依存先は岩井化学薬品(7.2%) 田辺三菱製薬「三菱ケミG」 (10.6%)となります。
DNAチップ研究所(2397)肺がんコンパクトパネルの承認、三井化学との業務提携により人気化!
DNAチップスは1月24日に三井化学(4183)との資本業務提携から人気化していますが、三井化学に第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有との提携と希薄化とはなります。
ですが第三者割当して診断事業における開発アイテムに関する協業ですし、時価総額6000億円を超える三井化学との提携は時価総額60億程度の同社からすると好材料ですね。
国内の肺がんパネル検査での売上で来期の黒字化が濃厚!3月、4月で「追加承認で上乗せ」でさらなる上昇も!
DNAチップスがぶっ飛ぶ要素満載というポイントですが、「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」が保険適用されたと発表したところでしょう!
日本の年間新規肺がん患者数は13万人と言われていますが、同社の「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」のシェアは予測では、2/10に保険適用で承認された検査費用は11,000点と言われていますので、11,000点の半分と考えても1点=10円ならば5万人で55億円の売り上げとなります。
3月、4月で「追加承認で上乗せ」するとも言われていますが、国内の肺がんパネル検査での売上予測は大きくなり、三井化学との提携で世界の市場を狙えるというのも大きなポイントと言えます。三井化学との提携で肺がん以外のがん検査市場も獲得できるようになるとも考えられますので、来期の黒字化が濃厚と言われております。
何よりも代表的ドライバー遺伝子である4遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定を行うことが可能となっており、今回の申請はこれら4遺伝子に加えて3遺伝子の変異検出と薬剤の適応判定の機能を追加するための一部変更申請になります。
DNAチップ研究所(2397)時価総額100億円どころか…200億円、300億円の可能性を秘める!
チャートは売り物もそろそろ出そろったかな?という形になっています、決算を4月27日に控えていますが、3月22日に下方修正を発表していますので、大きな下振れがあるというのは考えにくいです。
「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システムの追加承認で上乗せ」となれば11,000点から20,000点に跳ね上がりますので、シェア3割近くだけでも国内売り上げ100億円に達する可能性があります。
そして国内シェア7~8割とも言われておりますので、もしもそうなれば…時価総額200億円~300億円も短期的に射程圏内に入りますので今後も注目のバイオ株と言えるのではないでしょうか。
「肺がん コンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」が遂に保険診療へ!!
同社は株式会社DNAチップ研究所は、「肺がん コンパクトパネルⓇ Dx マルチコンパニオン診断システム」(以下、肺がんコンパクトパネル) につきまして、国内主要臨床検査センターでの取り扱いが開始して保険診療を目指す動きをしていました。
過去の同社の展望では↓
【今後の展開】
肺がんコンパクトパネルは、肺癌に重要な遺伝子(ドライバー遺伝子1)に特化した遺伝子検査(医療機器プロ グラム)です。肺癌、特に非小細胞肺癌患者2 のコンパニオン診断*3 として、代表的なドライバー遺伝子である 4遺伝子(EGFR、ALK、ROS1、MET)の変異検出及び薬剤の適応判定の補助を保険診療により行うことが可能です。
医療機関のご登録が出来次第、上述の臨床検査センター経由でご依頼いただけます。また、昨年 12 月 16 日に提出した一部変更申請により、既に承認された 4 遺伝子に加え、新たに BRAF、KRAS、RETの3つのドライバー遺伝子の検査機能についての追加承認および保険適用を目指しております。引き続き、非小細胞肺癌における All-In-One のコンパニオン診断を目指して、今後さらに上市される薬剤にも素早く対応してまいります。
最先端の遺伝子解析技術で医療現場のニーズに応えることで、患者様の治療成果と QOL の向上に貢献できるよう努めてまいります。尚、これらは本年度業績目標には織り込み予定です。
となっておりましたが、これがさらに発展!!3月1日より7遺伝子版の検査として、大手検査センター3社からの検査受付を開始する運びになったと発表しています。これにより…
肺がん、特に非小細胞肺癌患者のコンパニオン診断として、代表的なドライバー遺伝子である7遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定に関し保険診療を行うことが可能になるとのことです。
今回ですが、保険点数は"20,000点"(4遺伝子版は11,000点)となりますので、1万件取れたら研究受託事業と合わせて売上25億弱となります。今までの絵に描いた餅という状態ではなく、現実的に収益が入ってくるとなると現在64億円ですがやはり時価総額300億円を目指せる期待がありますのでここから2倍もありえるのではないでしょうか!
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