相場雑感と注目銘柄 防衛関連銘柄

あの防衛関連筆頭株に追い風!日本生産のパトリオットを米国に輸出!億トレ注目銘柄 三菱重工(7011)

昨晩の米国市場は、利下げ観測が引き続き支えとなりましたね。先週のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見を受け、利下げや米景気見通しを巡る楽観論が続いていますね。

NYダウは終値37,557.92ドル、前日比+251.90ドルとなりました。ナスダック総合指数は、テスラやメタ・プラットフォームズ、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズが買われ終値15,003.22ポイント、前日比+98.03ポイントとなりました。

米国市場の動きを筆者はこう見る!

FRB高官からは市場の早期利下げ観測をけん制する発言が相次いでいますが、「パウエル議長のハト派的発言を押し戻すほどではない」という見方がイケイケ相場を作っているわけですが、流石にNYダウが9連騰…ナスダックも15,000ポイントの大台に乗せて9日続伸…

買われすぎというのは当然なわけですので、ストンと落ちるというのは想定に入れておくべきですね。私は今週中に売られる可能性が高いと見ていますのでNYダウ先物のショートをヘッジで入れております。

日経平均株価は米株式市場の堅調な流れを引き継ぎ連騰!リスクオン姿勢強まる!

本日の日本株は、米国市場が堅調な動きだったこともですが、前日の上昇で目先の壁として意識されていた3万3000円を終値ベースで突破しリスクオンムードとなりました。

中東での地政学リスクが高まるなか、欧州海運大手が周辺エリアでの運航がままならない状況となり、このため海運運賃が今後高騰する可能性から買われている海運株が本日も堅調、寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が窓を開け上昇し、日経平均株価を140.86円底上げ致しました。日経平均株価は終値33,675.94円、前日比+456.55円、TOPIXは終値2,349.38ポイント、前日比+15.57ポイントとなりました。

東証プライムの値上がり956銘柄、値下がりは630銘柄、変わらずは73銘柄、スタンダード市場は、値上がり751銘柄、値下がり700銘柄、東証グロース市場は、値上がり246銘柄、値下がり283銘柄、グロース市場は値下がり数が多かったですが、全市場上昇となりました。

日本株の動きを筆者はこう見る!

米国市場の堅調な上昇の流れにやっと沿ってきたというところはありますが、短期的に上昇という動きですし、米国市場が崩れたらという不安があります。

空売り比率も本日で39.9%となっています。

7月につけた年初来高値(33753.33円)を超えたところでは買い一巡感が出てきてはいますし、40%を下回ると売りがでやすい指標です。年末高の期待は十分ですが、利益確定売りが出やすいポイントとなっているということは念頭に入れておくべきですね。

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億トレサラリーマンの注目銘柄 三菱重工(7011)

東証プライム上場、PER13.9倍、PBR1.38倍、利回り2.03%、時価総額2兆6,588億円

三菱重工は日本最大の総合重機メーカー、航空機、宇宙航空、造船、エネルギー、産業機械、自動車、鉄道車両、石油化学、環境設備など、多岐にわたる産業分野で事業展開、水素など脱炭素発電、戦闘機や護衛艦・潜水艦、ミサイルなどを製造する日本の防衛産業の筆頭格の企業です。

同社のテーマは、防衛 戦争 水素 航空機 原子力 国防に該当します。

直近の業績面では、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比69.9%増の919億円に拡大、通期計画の1900億円に対する進捗率は5年平均の27.6%を上回る48.4%と堅調です。

同社ですが防衛事業説明会を開き、同事業の売上規模が2027年3月期までに年間で1兆円規模となり、28年3月期以降は年間1兆円以上となるとの見通しを示しています。

円高進行は業績へのマイナス要因ではありますが、日本国内外で幅広い分野でのプロジェクトに参加し、高品質な製品と技術力を提供、地政学リスクもあり国防の要と言える同社の業績はやはり期待感は高いと言えます。

各証券会社もレーティングを強気!目標株価を2社が1万円超え!

レーティングを見ますと、JPモルガンは格付けを強気、目標株価7800→10500円

日興証券でも格付けを強気、目標株価10300→12500円

世界で広がる地政学リスク!日本で生産している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を米国に輸出する方針!

19日の取引終了後に共同通信が「政府は22日に改定する防衛装備移転三原則と運用指針を踏まえ、米国企業のライセンスに基づき日本で生産している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を米国に輸出する方針を固めた」と報じています。

三菱重は米国企業が開発した地対空誘導弾システムについて、主契約会社として生産に携わっており、今後の業績へのプラス効果を見込んだ買いが入っておりますが、報道によりますと米国からの要請があり、22日にも決定するとのことですので短期的にも狙える見込みの高い銘柄と言えますよ。

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