週明け相場の展望、相場雑感
週明けの日本株か強い上昇でスタートとなりそうですね!
下落を続けていた米長期金利が上昇したことから、昨日下落となっていた金融株が上昇。
世界の景気回復の遅れに対する警戒感が後退した事もありNYダウ、ナスダック総合指数、S&Pと揃って上昇となりました。
下落が続いていた長期金利も反発した事で金融株が上昇となりましたが金利の安定が好感されて景気敏感株に買いが入る動き。
株高とは言っても新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の世界的な流行からの経済悪化懸念はありますので、しばらくは要警戒をしながら取り組むべきですね。
米国市場の再びの最高値更新、SQ、ETF分配金の売りを通過した事で日経225先物は前日清算値比300円高の28,510円となっています。
昨日の暴落から一変した景色となっていますが、7月9日の安値27,419.40円から一日で28,510円と1000円を超える上昇。売り仕掛けがあってパニック売りが起こったとはいえ、このアッパーカットは凄まじいですね。
週明けの日本株は幅広い銘柄に買いが入ると言えますが、大型値がさ株への買いもですが、金融株、下落を続けていた景気敏感株は買い需要が高まると言えるでしょう。
週明けの注目銘柄
週明けからの動きに期待している銘柄を記載します。
・QDレーザ(1712)
2021年IPO銘柄、東証マザーズ上場、時価総額541億円、PER---倍、PBR1.42倍、半導体レーザを駆使した視覚障害を持つ人を対象とした網膜走査型レーザーアイウェアなどの開発・製造・販売を手掛けています。
何らかの視覚障害患者は世界で2.5億人、日本国内でも145万人、同社の技術は精密に光を操る「ビジリウムテクノロジー」で、網膜に映像を直接投影する技術をも開発しています。
中核技術として世界初量子ドットレーザーの開発に成功しており、半導体業界における課題である微細化技術でもキーテクノロジーとして高い注目を集めています。
技術力は日本でも有数ですが、売り上げは7期連続で赤字とはなっています。ですが、レーザデバイス(LD)事業、特に精密加工用DFBレーザ、バイオ検査装置用小型可視レーザ及びセンサ用高出力レーザの受注が増加傾向にあり、レーザアイウェア(LEW)事業において網膜投影型レーザアイウェア「RETISSA Display2」の開発フェーズが終了、「RETISSA Display2」がSMBC日興証券の49店舗に導入されたとの発表もあり収益改善となる見込みが高いと言えます。
国内で医療機器製造販売承認を取得した「RETISSAメディカル(カメラ撮像の網膜投影による不正乱視向け視力補正機器)」が、ドイツのエッセン大学における治験を終了し、安全性と有用性が確認されたと発表されていますが、RETISSAメディカルの効果によって角膜疾患による視覚障害のある18~85歳の21人の患者が参加。通常の眼鏡による矯正視力に比べて、近方及び遠方の視力と読解力を改善したと結論を発表しています。
チャートは1500円近辺でのもみ合いが続いていますが、75日線で反発、そろそろ上昇していきそうと見ています。信用買い残が多い部分はありますが、世界唯一無二の技術を持つ魅力が高い企業ですので注目と言えます。
株式投資はリスクが伴いますので、投資は自己判断でお願い致します