インド関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

世界の資金が集まるインドに工場を増設!億トレ注目のEV関連の本命候補株!アーレスティ(5852)

米雇用統計を通過しましたが、今週はFOMC、CPI(消費者物価指数)を控えておりますので、全般様子見ムードの強い中でポジション調整の売買がメインとなりましたが、分割となった半導体大手エヌビディアなどハイテク株の一角が買われました。

とにかく米国市場は強い!その一言に尽きるわけですが、FOMCで「年内利下げ観測が後退」となりますと、利益確定売り、売り方がここぞとばかりにショートポジションを入れてくると言えます。

そして今週は米国のイベントは勿論ですが、日本もメジャーSQ、そして日銀金融政策決定会合が控えています。波乱要素が高いのがメジャーSQ、特にSQ週の水曜は「魔の水曜日」なんて言われるくらいですので、警戒感は高めておくべきかと思います。

空売り比率も38.9%となっていますので、売りが入りやすいポイントという面も考慮しておくべきでしょう。

ただ日経平均株価のチャートを見ましても、先月中旬以降に抑えられた上値を抜け、75日移動平均線を突破していますので、レンジ浮上を感じさせるチャート形成となっております。

ただ改めて見てもレンジでの推移ですし、日本株は遅れをとっていますが、イベントを問題なく通過となれば、そろそろ上に走る見込みは高いと見ています。

自動車、EV関連は、自動車の量産に必要な「認証」を巡る不正行為が見つかった問題から大手自動車メーカー5社に立ち入りが入っておりますが、今後の自動車生産に与える影響を懸念した売り圧力もそろそろかな…と思っています。

今回は、「EV関連、半導体製造やデータセンター関連、PBR1倍以下、インドに工場を増設、」したPBR1倍以下の注目するべき銘柄がありましたので記載致します。

億トレサラリーマンの注目銘柄 EV(電気自動車)関連銘柄 ギガキャスト関連銘柄 アーレスティ(5852)

アーレスティは東証プライム上場、PER8.7倍、PBR0.34倍、利回り4%、時価総額179億円

1961年に上場、ダイカスト(溶かした非鉄金属の合金を、精密な金型に高速・高圧で注入し、瞬時に製品を成形する鋳造技術)の大手、自動車向けを中心にダイカスト製品、アルミニウム合金地金、フリーアクセスフロアパネル、ダイカスト周辺機器の製造を展開する企業です。

同社のテーマですが「データセンター」「クリーンルーム」 「自動車部材・部品」 「アルミニウム」 「ダイカスト」 「EV」「中国関連」「インド関連」「ギガキャスト」に該当します。

ギガキャストとは?

ギガキャストは大型の鋳造設備で複数のアルミ部品を1つのパーツとして成型、巨大な車体部品を作る技術です。簡単に言いますとプラモの様に型をはめ込むというものです。米テスラは先行してギガキャストと同様の技術を実用化しておりますが、トヨタ自動車でも次世代EVで車体を前部・中央・後部の3つに分ける構造を検討しており、そのうち後部と前部でギガキャストを用いる方針としています。アーレスティはその技術を持つ企業となります。

アーレスティは自動車受注量の回復!業績急回復でPBR0.3倍台の超割安株!

同社は直近の決算では、24年3月期決算は売上高が1582億5400万円(前の期比12.3%増)、最終損益が76億9900万円の赤字となったが、25年3月期連結業績予想について売上高を1590億円(前期比0.5%増)、最終損益を前期赤字から一転20億円の黒字に浮上する見通しと発表している。

自動車生産における半導体不足の緩和が世界的に進み、受注量が回復したことで、業績も回復基調。アジアにおいては中国市場での日系自動車会社の現地メーカーとの競争激化等の影響を受けて苦戦を強いられたが、エネルギー価格等の高騰影響の価格転嫁が順調に推移している。北米やインドを中心とした新規製品の立ち上げによる受注量増加を想定、主要顧客の日系自動車メーカーと、中国系EV(電気自動車)メーカーとの競争激化による減産影響を背景に前期に減損損失を計上とはなったが、日米の需要を獲得し、足元で利益水準が急回復している。

PBR1倍以下のアーレスティは東証の改善策要請での思惑も十分!自社株買い&高配当の有望株!

東証では恒常的にPBR1倍を下回った水準にある企業について改善策を要請している状況にありますが、同社は会社解散価値の4分の1程度まで大きく売り込まれており、中期的な経営戦略強化や株主還元などに取り組むことから水準訂正に向けた思惑があります。

足元で利益水準が急回復。株主還元姿勢を旺盛な企業ですが…

8月末まで60万株、5億円を上限に自社株買いを実施しており、配当予想も前期比13円増の28円としています。

EV部品を25年より生産する予定!インドに工場を増設!

アーレスティは、インドに工場を持ち、その生産拠点であるアーレスティインディアは電動車向け部品生産体制強化のため、工場増築と新規生産設備を増設しており、2025年に新規生産ラインの稼働を開始するとしています。

これまで主にガソリン車向け部品を生産していましたが、EVなど電動車向け部品の新規受注増加に対応して生産体制を強化、人口はすでに中国を抜いて世界一、今後の伸びしろが高すぎるのがインドですが、そのインド自動車市場に対応するとしていますのでやはり今後の魅力の高い銘柄ですので、億トレ注目銘柄として記載致します。

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