先週末から実家に帰っておりバタバタとしていましたのでブログの更新が出来ませんでした。申し訳ございません。
それでは先週末の米国市場のおさらいとなりますが、米国では早期の合意が期待されていた「米国債務上限を巡る与野党協議が中断となりました。」
共和党のマッカーシー下院議長は「昨年の支出よりも減らさなくてはいけない」と強調していますが、来月1日にも米国がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性からの懸念から売り込まれましたが、FRBパウエル議長が銀行破綻などの問題から景気の冷え込みを懸念して「利上げ停止」を示唆しました。
利上げ観測後退が投資家の安心感となり株価は買戻しが入りましたが、NYダウは終値33,423.63ドル、前日比-109.28ドル、ナスダック総合指数は終値12,657.90ポイント、前日比-30.94ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
いつまで債務上限問題のプロレスをやってるんだ!!!
というところではありますが、イエレン財務長官は21日、NBCニュースの番組で6月中旬に税収が見込まれているものの、それまで資金を維持できる可能性は「かなり低い」と述べ、来月1日が交渉の「厳格な期限だ」と警告しています。
債務上限問題は6月1日ですので、後10日もない…
ただ共和党も交渉をギリギリまで引っ張るでしょうが、デフォルトに追い込む様なことはしないでしょう。
バイデン大統領も「共和党の提案は率直に言って受け入れがたい」と述べていますが、「議会の指導者全員がデフォルトはありえないという認識で一致している。アメリカはこれまで債務不履行に陥ったことはないし、これからも陥ることはない」とも述べています。
共和党のマッカーシー下院議長と電話で協議を行い、22日午後に直接会談する様ですのでここでまとまるとは思います。とは言っても本当にデフォルトしたら…という懸念はありますがアメリカデフォルトは3%もないかな~と思っています。
日経平均株価…もう止まらず!1990年以来の31,000円台!!これはバブルなのか!?
ここ最近ニュースでも日経平均株価の上昇が取り上げられていますが、今日も一段高となりました。
日経平均は30,000円超えてから売り方の買戻しも入り一気に加速していますが、円安進行の安心感から海外勢による買い注文が膨らんでいますが、好決算銘柄や大規模自社株買いを発表した企業、そして 岸田首相が経済安全保障の確立で重要な役割をもつ半導体の供給網(サプライチェーン)強化を発表してから半導体株もしっかりな動きとなり日経平均株価は終値31,086.82円、先週末比+278.47円、TOPIXは2,175.90ポイント、先週末比+14.21ポイントと続伸しました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
日経平均株価はバブル景気だった1990年7月以来、約33年ぶりに31,000円台となりましたが、値上がりは8営業日連続となっています。過熱感はある。でもバカになってついていけという状況ではありますが、後場の上昇の仕方を見ても米債務上限問題はクリアしてもう一段高起こる!というのが織り込まれている様な動きとなっています。
Sell in May and Go Away「5月に売ってどこかに行け」という投資の格言はありますが、日経平均の勢いを見ると5月中は上げ足を強める感じもあります。
コロナ収束が遅れた日本はここからが経済回復が本格化というのもありますし、「円安、半導体、インバウンド、経済活動再開」と言った魅力的な要素があります。
中国も同様にコロナ収束して経済活動はこれからではありますが、中国共産党の規制や台湾進攻が見え隠れしていますので、地政学リスク含めて不安要素が見え隠れします。
そしてG7サミットも成功させ、岸田首相の支持率が上がっています。解散するなら今!という部分があり「選挙=株高」というアノマリーも投資家心理をリスクオンにしていると言えます。
株高で高値警戒感と言っても空売り比率は41、騰落レシオ129.85と高水準ではありますので警戒はしなければいけませんが、この勢いに乗らないというのはもったいないですので、逆指値を切り上げながら、ついていくのが良さそうです。
ただ今の相場で半導体株や大型株は確かに強いですが、まだ新興市場は出遅れています。今日はスタンダード市場は、値上がり764銘柄、値下がり489銘柄、東証グロース市場は、値上がり328銘柄、値下がり166銘柄と値上がり優勢とはなっていますが、上値の重たい推移となっています。
本格的なバブルならば新興市場もついてくるかと思いますし、日経平均が崩れたら新興市場は結局売られて…と予想も多いですが、個人的には新興市場も強い上昇トレンドに入る感じはしています。
※「PR yahooファイナンス1位の実績!ここの急騰期待銘柄は必見ですよ!」
今日の億トレ注目銘柄ですが、半導体製造やEVと言ったテーマで有望な小型株アーレスティが株価2倍超えの期待も持てると見て記載します。
億トレサラリーマンの注目銘柄 EV(電気自動車)関連銘柄 アーレスティ(5852)
アーレスティは東証プライム上場、PER15.3倍、PBR0.3倍、時価総額170億円
1961年に上場、ダイカスト(溶かした非鉄金属の合金を、精密な金型に高速・高圧で注入し、瞬時に製品を成形する鋳造技術)の大手、自動車向けを中心にダイカスト製品、アルミニウム合金地金、フリーアクセスフロアパネル、ダイカスト周辺機器の製造を展開する企業です。
同社のテーマですが「クリーンルーム」 「自動車部材・部品」 「アルミニウム」 「ダイカスト」 「EV」「中国関連」「インド関連」に該当します。
アーレスティは自動車受注量の回復!業績急回復でPBR0.3倍の超割安株!
同社は直近の決算で、各国・地域の自動車会社向け受注動向の変動に合わせた操業日数や人員体制等の機動的な調整、社内の遊休設備の活用等による設備投資の抑制等による生産体制の効率化等に継続的の取り組みをして、生産体制の効率化効果に加え、半導体不足の緩和、エネルギー価格等の高騰を受けた主要顧客との価格改定や費用補填交渉の妥結も加わり、前期大幅赤字からは黒字転換、当連結会計年度通算でも営業損益、経常損益で少額の黒字を計上、年間配当金も前期比5円増の15円を計画となっています。
今後についても半導体不足の再燃、中国市場における日系自動車会社の現地メーカーとの競争激化、米国市場の景気後退影響等のリスクを注視していく必要がありますが、業績の回復基調は継続すると予想しています。
同グループでは、中期経営計画においては自動車の電動化の加速やカーボンニュートラルなどの外部環境変化を踏まえ、「低コストで生産性の高いものづくりの確立」「生産時のCO2排出量の削減」「電動車向け部品中心の事業ポートフォリオへの転換」を戦略の柱に据えて、売上高の確保、生産性の向上、稼ぐ力の強化に取り組んでいくとしています。
PBR1倍以下のアーレスティは東証の改善策要請での思惑も十分!
東証では恒常的にPBR1倍を下回った水準にある企業について改善策を要請している状況にありますが、同社は会社解散価値の4分の1程度まで大きく売り込まれており、中期的な経営戦略強化や株主還元などに取り組むことから水準訂正に向けた思惑があります。
同社も取得総数90万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.47%)、取得総額5億円を上限(取得期間は5月19日から12月31日)とする自社株買いの実施を発表しています。
何よりも世界的に自動車の回復、そしてEV(電気自動車)への取り組みを強化しており、海外では米国、メキシコ、中国、インド、タイに拠点を置き、アジア展開を加速させ、中国では広州に続き合肥に生産拠点を開設しています。
経済の急成長が期待できるインドという部分の魅力もありますし、ダイカストの北米セグメントにおける収益回復も期待がもてます。現状の株価を見ても年初来高値を更新して勢い抜群、週足、月足を見ますとまだまだ伸びしろも高いと言えます。
今の位置から株価2倍を狙える銘柄の一つと見ていますので億トレ注目銘柄として記載致します。
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