昨晩の米国市場は、決算が本格化となっていますが、市場に影響を与える大型株では動画配信大手ネットフリックス、金融大手のモルガンスタンレーの決算発表がありました。
まずネットフリックスの第1四半期を発表は、1株利益、売上高は予想範囲内となったものの、有料会員数の伸びが予想を大きく下回ったことから失望されましたが、モルガン・スタンレーは1株当たり利益が市場予想を上回る内容となりました。
銀行株は本当CVBやクレディスイスが原因で業績はやばいと見られていましたが、金融大手の決算はゴールドマンは市場予想を下回りましたが、JPモルガン・チェースやシティが市場予想を上回っています。地方銀行は大手に顧客流出などという心配はありましたが地方銀行ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションの決算も市場予想を上回っています。
これにより銀行株は買われましたが、直近の上昇もですが今後GAFAMなど本命の決算がありますので、利益確定売りが入りNYダウは終値33,897.01ドル、前日比-79.62ドル、ナスダック総合指数は決算期待からアマゾンなど主力株が買われる展開となり終値12,167.15ポイント、前日比+13.74ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
米国市場も強弱入り乱れる決算ではありますが、悪い決算でも市場の影響は限定的という動きとなっています。
普段だったらネットフリックスの決算はもっと売られてもおかしくない内容でしたし、引け後に発表された自動運転大手のテスラの決算は粗利益率が予想を大きく下回ったほか、フリーキャッシュフローも予想を大きく下回っています。生産台数に関しては年180万台の生産目標を維持し、年平均成長率50%の目標も維持していますが、内容としては非常に悪いですが時間外でも-5%程度とそこまで下げていません。
「VIX指数(恐怖指数)」を見ても16.46と、2021年以来の低水準となっています。今後まだまだ重要な決算を控えて様子見という面もありますが、株安警戒はかなり弱まっている状況と言えます。警戒は引き続きするべきかと思いますが大きく売り込まれるという感じではなくなっていますね。
日経平均株価は上値は重たいが上昇!海外投資家が1兆5000億円の買い越し継続!!!
日本株は一進一退の相場展開となりました。前日の米国市場がまちまちな展開だったことや高値警戒感での利益確定売りが入りはしましたが、売り一巡後はプラス圏に浮上、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)など半導体製造装置関連が買われ、ファーストリテイ(9983)も買われました。クレディスイスから提訴観測が伝わったソフトバンクG(9984)は売られていましたが値がさ株がしっかりな動きとなりました。
日経平均株価は28,657.57円、前日比+50.81円、TOPIXも終値2,039.73ポイントと前日比+0.65ポイントとなりました。東証プライムの値上がり値上がり値上がり1,027銘柄、値下がりは703銘柄、変わらずは105銘柄。スタンダード市場は、値上がり662銘柄、値下がり542銘柄、東証グロース市場は値上がり192銘柄、値下がり298銘柄となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
日本株の下落要因で大型連休を控えている事や国内の決算シーズンでの売りという目線はありますが、海外投資家が現物、先物1兆5000億円と日本株をかなり買い越しています。
海外投資家の動向を見ますと+1兆5929億円(現物+1兆495億円、先物+5434億円)と昨年以来、最大の買い越しを記録ですが、ウォーレンバフェットの日本株投資の動きから日本株への投資姿勢が鮮明となっているといえます。
季節的には「セル・イン・メイ(5月の売り)」の時期を迎えるタイミングではありますのでヘッジの売りポジは持ちながらですが、やはりこの海外投資家の動きを考えても「ドスンときたら買いで攻めていく」という姿勢で宜しいかと思います。
あのテンバガー銘柄アースインフィニティ(7692)がトンピンさんがTwitterから削除で大暴落!
個別銘柄ではアースインフィニティ(7692)が…トンピンさんがTwitterでもフォローを外したことから過去のトンピン銘柄に一斉に投げ売りが入りましたが…
本尊がいなくなった以上は、元の水準というより楽勝で1000円以下となってもおかしくありません。
ただ過去に仕掛けていた銘柄もとばっちりを受けて軒並み暴落となっていましたが、アースインフィニティはテンバガー楽勝でしている銘柄ですからね。
誰もがいつかはこうなるという感じでしたし、このチャート見て高値で全力で買っていたなら流石にそれはやりすぎですからね。本尊が抜けた仕手株は「触らぬ神に祟りなし」というべきですかね。
注目しておくべきセクターは商社株、半導体、そして業績面の期待がもてるインバウンド関連は有望視!
円安基調が続いていることやインバウンド(訪日客)の堅調な回復というのも日本株にとって底堅さを見せていると言えますが、岸田文雄首相が20日に主要7カ国(G7)の経済団体が集まるビジネス版サミット「B7東京サミット」に出席して、「日本に投資・人材を呼び込むため、半導体など戦略物資の供給網強化に関する行動計画を月内に公表する」と表明しています。
テーマ的にも商社、半導体、インバウンドは期待ができそうですので注目ですね。
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そこで半導体というテーマ&割安&配当もしっかりの期待が有望視できる銘柄を記載致します。
億トレサラリーマンの注目銘柄 SECカーボン(5304)
SECカーボンは東証スタンダード上場、1934年に昭和電極として設立、2006年に現社名へ電炉メーカー向け人造黒鉛電極とアルミニウム製錬用カソードブロックの製造・販売が主力で、売上の8割を占める。京都工場での一貫生産体制が強み。海外販売先が40か国を超え、海外売上比率も6割超と高く、うち約4割はアジア地域となる炭素製品の専業大手メーカーです。
黒鉛の持つ耐熱性・熱伝導性・耐食性・潤滑性といった機能性に加えて、精密な機械加工が容易といった特性を活用し、様々な「形」にして製品化したものがSECカーボンの特殊炭素製品は半導体や宇宙航空分野と幅広い製品で使用されています。
同社のテーマですが「リチウムイオン電池部材・部品」 「アルミニウム」 「半導体製造装置」 「塗料」 「電炉」 「素材」 「宇宙」「黒鉛」「省エネ」に該当します。
依存先は住友商 (50.5%)となります。
時価総額アルミ製錬電極で世界高シェア!半導体や宇宙航空機などのハイテクノロジー分野でもSECカーボンの特殊炭素製品が使用!
同社が期待できるポイントですが、人気テーマとなりやすい半導体や宇宙航空機といったテーマ性の高さもありますが、車載用蓄電池向けを中心に、市場規模が年々拡大しているリチウムイオン二次電池の電極材料など最先端の分野にも、独自に開発した高純度黒鉛粉末「ファインパウダー」が使われています。
このファインパウンダーは、SECカーボンの素材研究と黒鉛化技術の応用によって生まれた、極めて高い純度と優れた結晶性を併せ持つ機能性素材です。グローバルニッチな要素もあり魅力は高いです。
23年3月期第3四半期で進捗率は82.6%上方修正の期待も高い!
業績はアルミニウム製錬業の需給や電炉メーカー向け黒鉛電極の市況に大きく影響を受ける傾向はありますが、世界経済の持ち直しを背景として、特にアルミニウム製錬用カソードブロックの販売が好調に推移したことから、直近の業績では23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.6%増の48.7億円に拡大し、通期計画の59億円に対する進捗率は82.6%となっています。
PER8.8倍、PBR0.6倍と割安で利回り3.68%と配当も十分、円安恩恵も高い銘柄ですので今後上方修正の期待も高いだけに注目の銘柄と言えるのではないでしょうか。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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