株高の流れが来そうな予感しています!
一連の銀行破綻で投資家不安の中、昨日FDIC(米連邦預金保険公社)は、経営破綻した米中堅銀行SVB(シリコンバレー銀行)について、米地方銀行ファースト・シチズンズ銀行が買収すると発表しました。そして経営不安に陥っている米東部ノースカロライナ州地盤の銀行持ち株会社ファースト・リパブリック銀行の支援を念頭に、米当局が銀行への資金供給策の拡充を検討しているとブルームバーグ通信が報じたことから一先ずの安心感となり米国市場は銀行株を中心に買いが入りました。
銀行、証券など金融株もですが、景気後退懸念から原油が上昇、エネルギー関連もしっかりの動きとなりNYダウは上昇、米長期金利の上昇からハイテク株は軟調な動きとなりナスダック総合指数は反落となりました。
まだ完全な安心感とはとても言える状況ではありませんが、SVB(シリコンバレー銀行)が買収というのは個人的には安心感が出るものと見ています。買収すらなく破綻となれば、また連鎖的な破綻がでますと投資家心理は悪化しますからね。経営が行き詰まってる銀行も多そうではありますがやはりここから一旦米国市場も上昇していくと見ています。
日本株は米国市場で銀行株が買われた流れから金融株を中心に買いが入りました。ただ買い一巡後は米長期金利の上昇もあり半導体株が売られましたが、引けにかけては底堅く推移となりました。
3月期末配当狙いの買いがあっても底堅いというレベルなのは少し残念ではありますが、銀行破綻の悪材料が織り込まれてきている感じはありますね。
ただ今日の売買動向を見ましても値上がり684銘柄、値下がりは1,045銘柄、スタンダード市場は、値上がり464銘柄、値下がり775銘柄、東証グロース市場は、値上がり116銘柄、値下がり374銘柄と値下がり優勢となっています。
唯一心配なのは空売り比率41.8と大分空売りが減ってきているのに、上値が重たい…ここから上昇していくとは見ていますが、注意をしながら無理して買いを入れず逆指値徹底で上についていくという感じが良さそうですね。
グロース市場はIPO銘柄に資金が集中していますので、ちょっと今は厳しいのかなと言った印象です。
3月、4月のIPOラッシュの中で金脈となる銘柄は?
IPOラッシュのシーズンですが、期待されたカバー(5253)が急騰はしましたが、荒い値動きして結果的にドスンとなり捕まっている投資家が多そうな感じですが、やっぱグロース市場でIPO銘柄に資金が入っていますので2023年IPO銘柄から金脈となる銘柄が出てきそうですね。
昨日もIPO銘柄のカバー(5253)は動きとしては売り強めとはなっていますが、SHINKO(7120)の動きが非常に良いです。
SHINKOはIT(情報技術)機器などの保守・販売のほか人材派遣を手掛ける企業ですが、PER11.8倍でPBR3.8倍という割安感もですが、今の株価で利回り2.52%というのも好感もてるところですね。チャートを見ても上場後に一旦下げてからの上げ方を見ても、手垢のついていないという部分もあり化ける要素はありそうです。
3月31日ですのでまだ上場していませんが、昨日はFusic(5256)が期待できそうと記載しましたが、同様に期待が出来ると見ている3月30日上場のビズメイツ(9345)を記載します。
億トレ注目の2023年3月30日上場のIPO銘柄ビズメイツ(9345)に注目しています。
「億トレ」サラリーマンの注目IPO銘柄 9345 ビズメイツ
ビズメイツは2023年3月30日に東証グロースに上場予定、オンラインビジネス英会話「Bizmates」等を提供するランゲージソリューション事業及び外国人ITエンジニアにフォーカスした人材紹介サービス等を行うタレントソリューション事業を展開する企業です。
英語初心者から上級者まで選ばれて継続率90.2%やトレーナー満足度97.1%など、ビジネス英会話を受講したいかたに人気のオンライン英会話ですので市場のテーマとしては「リスキリング」「学び直し」関連となります。
同社のテーマですが「リスキリング」「英会話」「DX」 「デジタルトランスフォーメーション」 「クラウドシステム」 「シリコンウエハー」 「半導体」に該当します。
ビズメイツの業績は?実践で使えるビジネス英会話で満足度94.8%!企業導入数は1000社以上!
ビズメイツ代表の鈴木伸明さんのプロフィールですが2000年、青山学院大学経済学部を卒業後、金融事業会社を経て、2007年ヤフー株式会社に入社、モバイル事業部、R&D統括本部にてKPI分析、事業計画策定などに従事した後に2009年ベルリッツ・ジャパン株式会社に入社、社長室アシスタント・マネージャーとして経営企画業務全般を担当。その後同社のWEBマーケティングおよび法人マーケティングの推進リーダーを歴任し、2012年6月、同社を退社。同年7月にビズメイツ株式会社を設立、代表取締役に就任となっています。
同社社長はサービスコンセプトについて言うと、「Bizmates」は単なる英会話スクールではありません。ゴールは「ビジネスで成果を上げること」なので、英語力を高めることだけを目的とした英会話スクールとは一線を課したサービスと思っていますと述べております。
「Bizmates」を通じて「オンライン」で受講生とトレーナーは繋いでおり、フィリピンから日本に来てもらったり、その逆も含め、もっと「リアルに繋ぐ架け橋となる役割」を果たせるのではないか、という発想から生まれたのが「G Talent」とのことです。
※「G Talent」:国籍を越えた“多様な人材=グローバルITタレントの転職をサポートし、日本企業に紹介する人材紹介サービス
「G Talent」は「人×グローバル×IT」をキーワードとしたコンセプトのサービスです。フィリピンと日本を繋ぐところからヒントを得て、自社の課題解決をきっかけとしてサービスがスタート、言語や文化の壁をこえた相互理解を深めるためには、日本人が英語力やダイバーシティの感覚を身に着けるだけでなく、外国人ももっと日本の文化を理解し、日本ならではのコミュニケーションスタイルを身に着ける必要がある。そうした想いから「Zipan」を立ち上げ、「グローバルタレントと企業の成長支援カンパニー」というビジョンのもと、今まさに会社をどんどん成長させていこうとするフェーズにありますと述べています。
※Zipan:外国人が日本の会社で活躍することを目的としたオンライン日本語サービス
業績を見ますと政府のリスキリング(学び直し)の動きからも同社グループの主力事業のランゲージソリューション事業では、「ビジネス特化型オンライン英会話」の一層の認知拡大を目指し、グローバルIT人材の採用・転職支援等を行うタレントソリューション事業との相互補完関係の強化を行っており、2023年12月期の業績は、売上高が前期比18.2%増の33.5億円、経常利益が同3.5%増の3.4億円と増収増益の見通しとなっています。
同社が属するオンライン語学学習市場においては、コロナウイルス感染症による巣ごもり需要の特需は落ち着きましたが堅調な成長率を維持しておりますので今後の業績への期待は高いと言えますね。
同社の導入企業では大手では三菱UFJ信託銀行やSMBC日興証券、bitflyer、日本光電工、アイロボットジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友トラスト・ホールディングス、オリンパス、中部国際空港、東日本旅客鉄道、住友電装といった大手企業などが導入しています。
VC(ベンチャーキャピタル)の保有無し!政府のリスキリングで需要期待!
IPOにおいてロックアップがある銘柄というのは非常にやっかいなわけですが、同社は大株主がロックアップ180日ですので大株主からの売り玉はないと言えますね。さらに同社のBizmatesの法人契約推移を見ましても導入実績は2015年から非常に加速しており2017年200社突破から2022年12月には1000社超えとなっています。満足度も高い様ですが、今の政府がリスキリングへ注力している流れもですが法人契約数は伸びていく見込みは高そうです。
IPO銘柄の中でも期待は高いと言えますので株価2倍、3倍候補の一角と見ています。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします
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