金融不安からグラグラの相場が続いていますが、先週の米国市場は週末に《億トレの来週の日本株予想!ドイツ銀行が大暴落…まさかの破綻はあるのか?答えは…「NO」》にも記載しましたが、金融不安を広げたクレディスイス銀行とUBSが、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)が経済制裁を逃れるのを手助けした可能性がると、米ブルームバーグ通信が報道、これにより欧州で銀行株が売られ、過去に経営破綻が噂されたドイツ銀行などに投資家のパニック売りが入る動きとなりました。
NYダウは銀行株の不安から朝方は売りが入りましたが、ブラード総裁がセントルイスで開催の講演で、「適切なマクロプルーデンス政策の継続によって金融ストレスを抑えられる一方、適切な金融政策によってインフレに対し下方向へ圧力を加え続けることは可能だ」と述べました。
これが金融不安の懸念を和らぎ引けにかけて買いが入りNYダウは終値は32237.53ドル、前日比+132.28ドル、ナスダック総合指数も11823.96ポイントと前日比36.56ポイントと続伸となりました。
ここからの相場が本当にどう動いていくかという感じではありますが、「世界で噴出する悪材料もそろそろ出尽くした」と見ています。ただロシアのプーチン大統領が同盟国に「核ミサイル」を配備したという地政学リスクの問題も引き続きありますし、まだ金融余波の影響も出てくる可能性もありますので、米国市場の動向は十分に注意しましょう。
日本株は3月配当狙いの買いが入り上昇!!25日移動平均線を抜けられるかが焦点!
週明けの日本株は米国市場の上昇や3月期末配当銘柄が買われましたが、米半導体株の下落から東京エレクトロン(8035)など値がさ半導体株が売られる展開となり一時マイナス圏に突入する場面もありましたが、引けにかけては買いが入る展開となりました。
世界の市場の動向の不安定さから内需、ディフェンシブ株が買われ、ここ最近は訪日外国人が増えてきておりインバウンド需要を期待する買いも入っていました。まだ様子見姿勢は強いですが、やはり3月配当という部分はあり底堅さはありますね。
日経平均のチャート位置を見ても買っても良い位置とは思いますが、高配当銘柄は配当後の下落もあります。そして全体相場にそれは波及しやすいのでその辺りを念頭に入れて取り組みましょう。
今日は東証プライム値上がり1,238銘柄、値下がりは515銘柄と値上がり優勢、スタンダード市場は、値上がり758銘柄、値下がり512銘柄と値上がりが優勢。東証グロース市場は、値上がり210銘柄、値下がり282銘柄と値下がりが優勢でした。
ただ3月配当の動きを含めてもですが、ここは注意しながらも買いで攻めて良いタイミングな気がしています。
3月、4月はIPOラッシュ!IPOで注目はビズメイツ(9345)、Fusic(5256)
グロース市場はIPOラッシュですので、換金売りがでたと思いますが、本日上場のVTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー(5253)が上場、公開価格である750円から買い気配でスタートして高値2000円まで上昇、ただ寄付いてから一気に売られ1400円での大引けとなりましたがセカンダリーでも上手く乗ればとれるという動きになりましたね。
この後もIPOラッシュとなりますが3月のスケジュールは下記となります。
IPOは波が荒いのは当然ですが、注目するべきポイントは今は市場の人気のテーマか!?というところが重要なポイントと言えます。
今の人気と言えば、AIやChatGPTですが、こういった業種でVC(ベンチャーキャピタル)の玉がないか?というところも非常に重要な線引きとなります。基本的に私はVCの玉が多い銘柄は買いません。買いませんというかいきなり飛んでもない売り玉が降ってくるというパターンが過去に数多かったので、期待の出来る銘柄でもVCの玉が多い場合は余裕をもった枚数で挑むようにしています。
VCの玉がなくて期待できそうなIPO銘柄では、オンラインビジネス英会話「Bizmates」等を提供するランゲージソリューション事業及び外国人ITエンジニアにフォーカスした人材紹介サービス等を行うタレントソリューション事業をするビズメイツ(9345)かFusic(5256)で迷いましたが…
今回は注目のIPO銘柄としてFusic(5256)を記載します↓
「億トレ」サラリーマンの注目IPO銘柄 5256 Fusic
Fusicは2023年3月31日に東証グロースに上場予定、クラウドシステムを活用したDX支援。AIなども活用してデータドリブンな支援も行うのが特徴を持つ企業です。
福岡本店の企業でQボードと重複上場していますが、IPOで人気のDX支援でIoT・クラウド・AIと最新技術を組み合わせてより良いDX導入しています。
同社のテーマですが「AI」「人工知能」「DX」 「デジタルトランスフォーメーション」 「クラウドシステム」 「シリコンウエハー」 「半導体」に該当します。
VC(ベンチャーキャピタル)の売り玉無し!大株主も180日間のロックアップのAI関連銘柄!
株主構成も良くSBI証券が主幹事です。上場での調達資金の用途は「人員体制強化費用、マーケティング費用、借入金の一部返済に充当する予定」としていますが2023年6月度、単体予想EPSは96.38。想定価格1,830円での予想PERは約18.99倍、PBRは3.24倍となりますので割高面もない部類と言えますね。
同社製品「360(さんろくまる)」は大手企業や行政機関などでも導入が進み1000社以上が活用!
同社の社長は「DX化が全く進んでいない企業は、人材不足や(そもそも)システムが存在しないという課題がある。データやシステムのクラウドへの移行など基本部分から支援するなど、顧客企業のDXの水準に合わせて事業の効率化を支援している。クラウドとAI両方に知見があり、上流から一貫して支援できるのが特徴だ」と上場前に述べておりますが、
「自社製品も展開している。上司、同僚、部下による多面評価を効率化させるサービス「360(さんろくまる)」は大手企業や行政機関などでも導入が進み1000社以上が活用する。学校向け連絡サービスも提供している」とのことですが、業績面を見ましても2021年6月期はコロナ直撃という部分で様々な企業がダメージを受けた中ですので営業損失、純利益も減少となっていますが、2022年6月期は業績はV字回復しており2022年12月期も業績は右肩上がりとなっています。
IPOラッシュが続いて3月31日ですのでIPO銘柄への疲れも出てきそうですが、AI関連の小型IPO銘柄ですのでぶっ飛ぶ可能性は十分です。初値が安ければこれはワンチャン株価2倍、3倍が見込める銘柄と言えるかな?と見ています。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします
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