株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は大注目のFOMCの結果を受けて急落となりましたね…
インフレが続いている中で、0.75％の利上げは織り込まれていましたが、最悪1%の利上げもあるのでは…と囁かれていた今回のFOMCは、0.75％の利上げを決定。通常の3倍となる大幅利上げは6月以来3会合連続となりました。
会合後に始まったパウエル議長の記者会見は、8月の経済シンポジウムの講演の内容とほぼ同様だった事から一時的な株価は上昇する場面もありましたが、FOMCで改めてインフレを抑える決断をしており、「仕事が完了するまでやり遂げる。利下げはインフレが2%に戻ることを確信してから検討」と言った内容。
利上げは11月0.75%、12月0.50%となる可能性から積極的な利上げによる景気悪化懸念が広がり、引けにかけて売りが膨らみ失速、景気敏感株、ハイテク株が売り込まれNYダウは終値30,183.78ドル、前日比-522.45ドルと続落となりました。
ナスダック総合指数は、金利見通しで年内、来年の見通しが大きく引き上げられた事から長期金利が一段高、主力ハイテク株が軒並み売り込まれ、終値11,220.19ポイント、前日比-204.86ポイントと続落となりました。
FOMCを改めて見ましても、今回の利上げで政策金利は「3.00～3.25%」、2022年末の見通し中央値は「4.25-4.50%」、2023年末の中央値は「4.50%-4.75%」となっており、22年末より0.25%高くなっています。
年内の残り2回の会合で大幅利上げが続くことを示唆されましたし、FRBが「景気後退も辞さない！」とにかくインフレ退治が鮮明となっていますので、我先にポジション整理という動きとなった感じですね。
インフレが落ち着く兆候もありますし、パニック的な売りが出ているという感じです。米メジャーSQ通過したら反発する気もしています。ただ…NYダウは3万ドル割れますと、6月17日の29653.29ドルまでストンと行きそうなチャートですので、注意が必要な感じですね。
日銀は大規模金融緩和継続を決定！引けにかけて為替介入を表明！ドル円が急落！
日本株は、米国主要3指標がFOMCの決定を受け、積極的な利上げ継続に伴う景気後退への不安から大幅下落となった事や祝日前からも持ち株調整の売り物が出る動きとなりました。
米国市場がとにかくキナ臭いですからね…
電機や機械、海運といった海外景気の影響を受けやすい業種が下落、値がさ株を中心に売りが先行していましたが、売り一巡後、日銀が金融政策決定会合で「現状維持」を発表。これにより円安・ドル高が進むなか円安恩恵株が買われ、輸出関連銘柄を中心に買戻しされ下げ幅を縮小、日経平均株価は終値27,153.83円、前日比-159.30円、TOPIXは1,916.12ポイント、前日比-4.68ポイントと続落とはなりました。
新興市場は、米国市場があれだけ叩き売られる中でしたが、スタンダード市場は値上がり582、値下がり630銘柄。東証グロース市場は値上がり235、値下がり217銘柄となりました。正直言って日本株の底堅さは中々ですね。
日銀も金融緩和を継続していますので、外国人投資家の資金が入ってきそうな雰囲気ありそうですね！
投資家注目銘柄では、大物相場師のトンピンさん銘柄の【7901】マツモト、【5820】三ツ星、【6898】トミタ電機は今日は連休前ですのでの売られると思いましたが、しっかりの動きですね。
【5820】三ツ星も底堅くなってきていますし、何か来週は面白そうな感じありますね。
原発関連の本命【9501】東京電力は小幅高、ロシアのプーチン大統領が部分的動員令に署名したと報じられたことでウクライナ情勢への警戒感から地政学リスクの本命の【7011】三菱重工も上昇となりました。
先週末から続いてた【6619】ダブルスコープが遂に寄付きとなりましたね。株価3000円超えから悪材料でSTOP安連発となっていましたが、本日1469円で寄付き。昨日のPTSは1212円まで下落となっていましたので、PTSで勇気を振り絞って購入した投資家は本当良かったですね。
ダブルスコープが寄り付いた事もあり直近で売られていた銘柄が一気に買われていましたが、【6081】アライドアーキテクツも反発となっていましたね。先日注目銘柄として記載した【3656】Klabは上昇となりましたが、これもチャート良い感じですね。
バイオの本命と見ている【4575】CANBASがSTOP高張り付き！大化けの可能性もありますので来週も要注目！
ノーベル賞も近づいてきていますが、バイオ関連も中々いい動きとなっていましたが、過去にバイオの本命と記載していた【4575】CANBASがSTOP高張り付きとなっていましたね。臨床試験の結果が好感されたわけですが、CBP501臨床第2相試験ステージ1について、3剤併用投与群の一つが良好な成果を示し、ステージ2を実施せず第3相試験へ進むことが濃厚になったと発表ですからね~！
2剤併用投与群の一つで2例目の3カ月無増悪生存が確認され、早期無効中止がなくなったという部分もですが、ワラントもかなり減ってきていますので、来週も相場は続きそうな気がします！
バイオ関連では【4575】CANBASもですが、【4882】ペルセウスにも要注目しています！
それでは本日もお疲れ様でした。
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