株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は、FOMC、GAFAMの決算通過後から前週末までの3日続伸で1083ドル上昇、7月の月間上昇率は6.7%と2020年11月以来の高さとなっていた反動からも利益確定売りが先行してのスタートとなりました。
場中に7月の米サプライ管理協会(IMS)の製造業購買担当者景況指数(PMI)は前月比小幅低下を発表、市場予想を上回ったことから一時プラス圏に浮上となりましたが引けにかけて売られ、NYダウは終値32,798.40ドル、先週末比-46.73ドルと反落となりました。
ナスダック総合指数は、米長期金が2.5%台と低下とはなりましたが、マイクロソフトやアップルなど主力ハイテク株が軟調推移となり終値12,368.98ポイント、先週末比-21.71ポイントと反落となりました。
ここ最近流石に上げすぎていましたので、利益確定売りは出やすいところでしたし、ペロシ米下院議長が2日に台湾を訪問する見通しと米メディアが報じた事から、台湾訪問に対して中国は反対姿勢を見せていますので、地政学リスクの懸念から一旦のポジション整理の動きが出たと言えますね。とは言っても下げたというレベルではありませんので、まだ売り物は出そうと見ています。
日本株は米中地政学リスク、円高進行から下落!
日本株は、円高進行、新型コロナウイルスの感染拡大の中で、ペロシ米下院議長の台訪の地政学リスクと重なった事から利益確定売り優勢の展開となりました。
台湾や上海、香港の株式相場が大幅に下げた事もあり、リスク回避の売りがでましたが、今まで円安進行が下支えとなっていたというところもありますからね。ドル円は130円台まで進みましたので輸出採算の改善が一服するとの見方から自動車、機械など輸出関連が下落。
むしろ今までの円安進行は異常ではありましたが、米7月ISM製造業景況指数はパンデミックによる経済封鎖直後ほぼ2年ぶり低水準となりましたので、同指数の支払い価格が大幅に低下して2020年来の低水準になりました。
景気減速に加えインフレのピーク達成観測が強まり、次回のFOMCでFRBは大幅な利上げの必要性がなくなったとの見方からドルを売って円を買うという動きになったわけですが、130円位で一旦は止まるかなと見ています。
日経平均株価は200日移動平均線を割り込むと、またストンと下げそうなところではありますが、ここを何とか持ちこたえてほしいところです。
個人投資家人気のバイオ関連【4575】キャンバスがSTOP安!この暴落チャンスの可能性!
う~ん…という感じでは【4575】キャンバスがSTOP安となりましたが、被験者登録が増えなかったのでイベント狙いで入っていた大口の投げが入った感じですね。まあバイオ株ですので、思惑が外れたらこういう事にはなるわけですが、別に失敗したではなくすい臓がんの新薬への期待は変わっていません。というわけでSTOP安でも購入しました。急反発する可能性は高いと見ています。
今週から動きありそうと見ていました。大物相場師のトンピンさんの【7901】マツモトが買われていましたが、チャートを崩さない様に支えている様な動きでしたね。一発ありそうな感じしています。とは言ってもこの銘柄は天国地獄ですので、無理は禁物です。
億トレーダーも注目!8月は海運株が相場となる可能性!
海運株が軟調な環境でも下は拾われる動きとなっていましたね。上方修正、大幅増配を発表した【9104】商船三井は小幅高、8月4日に決算を控えています【9101】日本郵船も小幅高。【9110】NSユナイテッド海運は続伸、【9119】飯野海運が上昇となりました。
大手海運3社が共同出資するコンテナ船の持ち分法適用会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の利益を考えても、日本郵船の決算がコケる事は想像できないです。好決算&増配となれば海運株全体が再び買われる可能性が高いので、海運株は買いと思っています。
小型海運では【9127】玉井商船は過去に海運株の上昇時に、短期急騰となりましたので、結構面白そうですね。
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。