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パウエル議長の利上げ発言で日本株は急落!4月22日の相場雑感と注目銘柄【4237】フジプレアム

株プロサラリーマンの相場展望

昨晩の米国市場は、寄り付きは好決算銘柄を中心に買われる展開となりましたが、FRBパウエル議長がオンライン会合で「5月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では0.5ポイントが選択肢に入るだろう。インフレ率を2%に戻すべく金融政策手段を活用することに、われわれは全力で取り組んでいる」と利上げに対して述べた事で投資家心理が悪化。

長期金利上昇と早期利上げへの警戒感から一気に売りが入り一時330ドルの上昇から急落となりNYダウは終値34,792.65ドル、前日比-368.03ドルと下落。

ナスダック総合指数は、長期金利が一時2.9%台に上昇した事から主力ハイテク株や半導体関連が売られ終値13,174.65ポイント、前日比-278.41ポイントと続落なりました。

昨日はネットフィリックスが急落して、ハイテク株全体が不穏な感じとなっている状況でしたので、今回のパウエル議長の利上げに対する発言は分かってはいたけど…やはり投げがでますね。

金利上昇によって割高感が増したハイテク株は、利上げが鮮明になるにつれて結構苦しいとなりそうですね。

日本株は米国市場の下落から寄り付きから売り優勢、特にグロース(成長)株を中心に売りが入っていましたが、日経平均株価は一時600円を超える下げ…、ウクライナ情勢も改善されていませんし、そしてこの利上げ発言、GWを前にして換金売りも入りやすい状況。売られる要素満載で買うに買えないという環境でしたので仕方ないですが、来週はGW前、日銀政策金利決定会合が控えていますので、積極的に買いにいけませんね。

日経平均株価は終値27,105.26円、前日比-447.80円、TOPIXは終値1,905.15ポイント、前日比-22.85ポイントとなりました。

新興市場は、マザーズ寄与度トップの【4385】メルカリが、売り込まれて安値更新。決算前、割高なハイテク株が売られ、まさにその中心ともいえる銘柄とは言っても-7%を超えるとは…

週末で売られやすい状況でしたし、米国市場の動きからも下げそうと思い、昨夜マザーズ先物を売って、今日は寄り付きからメルカリも売って利益がでましたが、このチャート…まだまだ下がりそうですね。

決算シーズンという怖さもですし、とにかく今はPER50倍~100倍の割高な銘柄やチャートが崩れている銘柄は手を出すべきではないと思っています。

連休前ですし、こういった売られやすい相場の時は無理せずという感じが宜しいかと思います。それでは今週もお疲れ様でした。

今後の注目銘柄

日々注目銘柄を記載していますが、今回は新規で注目している銘柄を記載します。

・フジプレアム(4237)

東証スタンダード、PER26.5倍、PBR1.19倍、利回り1.64%、時価総額109億円。

FPD用光学フィルター、偏光板フィルム、太陽電池モジュール等の製造・加工・販売が主とする企業です。

同社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門においては、自動車業界及びエレクトロニクス業界でのディスプレイ化やタッチパネル化ニーズを取り込み、精密貼合技術を活用した加工ビジネスが拡大傾向となり、22年3月期の連結業績予想について、売上高を167億7700万円から192億8900万円(前期比53.3%増)へ、営業利益を4億3000万円から7億100万円(同2.3倍)へ、純利益を1億8700万円から3億9300万円(同89.9%増)へ上方修正を発表しています。

同社の強みの一つとしてペロブスカイト太陽電池がありますが、2027年には20億1270万米ドルに達すると予測されています。再生可能エネルギーに注目が集まる中で太陽電池も今後業績に大きく貢献していきそうです。チャートも揉み合いが続いていますが、内容的にも切っ掛け一つで急騰しそうですので注目しています。

株式投資はリスクが伴いますので、投資は自己判断でお願い致します

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