明けましておめでとうございます。
本日1月5日と時間が経ってしまいましたが、体調不良で年明けから寝込んでいました。
2022年は世界経済の緩やかな成長と物価の低位安定という「大いなる安定」が崩れた一年となりましたが、株式と債券は28年ぶりの同時安となり、投資戦略を改めさせられた投資家が多かったでしょう。
FRBなど中央銀行に依存する相場の終焉を意味し、それは即ち株価などが下落した際に金融緩和で下支えに動くという「中銀プット」への期待が消えたことを意味しました。
予想が困難なインフレを前にFRBは金融政策の先行きをデータ次第と経済指標に委ねたことで、2023年は波乱含みとなる事が予想されます
S&P500種株価指数の予想変動率を示すVIX指数の22年を通した平均は25、前回の米国利上げ局面の15を上回っています。米国債の予想変動率を示す「MOVE指数」も22年の平均は120前後と09年以来、13年ぶりの大きさとなりました。市場参加者がそれだけ相場の先行きに対して不安を拡大させたことを意味しています。
FRBのインフレ退治の姿勢から楽観相場は剥落!株価は乱高下!
8月の経済シンポジウムでFRBの姿勢が鮮明となり、それは「やり遂げるまでやり続けなければならない」とし積極的な利上げを続けることを示唆したからです。市場の楽観論は消え失せ、その後1か月間でダウ工業株30種平均は1割下落していたのが記憶に新しいかとしつこいインフレを背景に振る舞いが変わった中銀は「いざとなれば中銀が相場を支えてくれる」という市場の甘えを断つ動きとなりました。
米国の短期金融市場では23年内の利下げを織り込む見方が6割と、市場の注目は早くも次の利下げに移っているそうですが、今後は利下げを巡っても市場参加者が振り回されるでしょう。
市場参加者が過度なリスクテイクを改め、正常な感覚を取り戻していくプロセスになるのが22-23年なのかもしれません。
2023年の今後の日本株投資戦略において!円安メリット関連は要注意!
年間ベースで日経平均株価は-2697円(9%)安と4年ぶりの下落、インフレ抑制目的に米連邦準備理事会をはじめとした中銀が積極的な利上げに動いたこと、景気悪化懸念、インフレ圧力、ウクライナ危機など悪材料が度重なったことが原因の一つです。
年初来高値は1月5日の2万9332円、安値は3月9日の2万4717円。東証マザーズ指数は昨年比で26%下落しており、個人投資家の投資戦略変更が余儀なくされた1年になりました。そして、4月には東証の市場再編によって「プライム」と「スタンダード」と「グロース」の3市場体制が始まっています。
今まで成長株に投資して寝てるだけというスタンスだけでは、戦い抜けない人も増えてきます。
売買代金や出来高が急増する人気・思惑株に投資して利幅をとっていく戦略も、短期的に資金を増やす有効な投資戦略になっていく時期がきたかと思います。
実際に銀行株や保険といったディフェンシブ、防衛関連に資金が集まっているのを見てもグロース株からポジションから資金が抜けているのが分かりますね。
さらに2023年では大発会の下落もですが、今まで円安で業績期待されていた輸出関連などは、日銀の実質的な利上げ発言で急速に円高に向いた事や、為替レートをドル円ベースで135~140円としている企業が多く今後下方修正のリスクが懸念され、先回り的な売りが入ったと言えるでしょう。
ただ直近で売り込まれた事で日本株は割安水準の銘柄も多く、空売り比率49%となっています。大発会から追証も発生して投げも出ていますので、これが落ち着いた頃が買い場なのかな?と思っています。
株は安いところで買って、高いところで売る!当たり前の事ですが、投げ売りが一巡したところが買い場となる傾向があります。
日本株は大型連休後にすぐに3連休となりますので、そこまではどうしても上がりにくい局面かと思います。全体としては相場は不安定な動きとなるとは思いますが、総悲観的な時は買いと言えますので今は我慢の時と見ています。
期待できそうな銘柄としては【4598】デルタフライが期待できると見ていますが、また詳細は記載しますが時価総額100億円付近まで水準訂正があり得る好材料イベドリが2月7日に控えています。結果の時期に関する適時開示が出るタイミングが市場参加者の大半に認知されるタイミングですので、2月にかけて上昇していく見込みは高いと見ています。
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