明日の相場展望
来週の相場ですが、9月米雇用統計ですが、はっきり言って結構悪い数字でしたね。
非農業部門雇用者数が前月比１９万４０００人増。９カ月ぶりの小幅な増加にとどまり、２か月連続で市場予想を下回りっていますが、今回の市場予想は５０万人増としていましたので、かなり悪い。そして失業率は４．８％と、８月の５．２％から改善とはなっていますが、１８カ月ぶりの低水準となっています。
ただ市場はこの悪い雇用統計を持て、労働市場の回復が鈍化しているとの見方から売りもでましたが、雇用の回復が鈍化している事で、11月の米連邦公開市場委員会（FOMC）でテーパリング（量的緩和の縮小）の開始に対して慎重姿勢となるとの見方から下値では買いが入り、NYダウは小反落して34,746.25ドル、前日比-8.69ドル、ナスダック総合指数も平均時給の増加基調が改めて確認された事で、インフレへの警戒感が高まり、米長期金利は前日比+0.04%。1.61%と6月以来の高水準となった事で視力ハイテク株が売られ下落となり14,579.54ポイント、前日比-74.48ポイントとなりました。
小幅な値動きで睨み合いという感じですが、先週の相場は米債務不履行(デフォルト)問題が、一番のネックラインでしたし、万が一米債務(デフォルト)なんてなったら米国市場は大暴落となっていましたので、これが解決したというのが、やはり支えとなったという感じですね。
正直、雇用統計が悪かったらテーパリング（量的緩和の縮小）が遅れる。だから株は買いだ！という感じになっていますが、11月のFOMCでテーパリング（量的緩和の縮小）への目線は変わっていないという声の方が多いのも事実です。
という感じですので、米国市場も悪い雇用統計からここからすんなり上がっていくのか？というのは若干疑問視するところです。ですが市場の押し目買いの意欲は依然として強いので、中国懸念などが改善されていく傾向も加われば、上昇していく余地はありますね。
週明けからの日本株ですが、10月入って岸田ショックの大暴落から週末でやっと反発。日経平均株価は5日線を抜けての終値となり、8月下旬から9月中旬までの上昇分を打ち消すほどの急落から雇用統計を終えた事でリバウンドを狙う動きは高まると言えます。
ですが、14日に衆議院解散と選挙シーズンに突入、岸田政権の支持率が就任していきなり50％前後と支持率の低さから自民は大幅に議席数を減らす可能性、中国の不動産市場を巡る信用不安もついて回っていますので、もう選挙もですが少し見通しが立たない限りは、上値も重くいっても2万9000円くらいかなと見ています、ただ急落後ですので、押し目買いも入りますので来週の株価は27300円～2万9100円での推移と予想しています。
来週も無理せずにという感じですが、一つ前向きな話としては、フジテレビ番組で、岸田新総理は自民党総裁選で掲げた金融所得課税の強化について、「当面は金融所得課税に触ることは考えていない」と発言しています。
株価の下落は意識しているでしょうし、「すぐやるのではないかという誤解が広がっている。しっかり解消しないと関係者に余計な不安を与えてしまう」と釈明しています。あの発言が投資家から総スカン食らって、やっちゃった！ってのは間違いないですが、いきなりこんなマイナス発言からスタートする新総理ですので、市場関係者からはとにかく嫌われていますし、外国人投資家が牙をまた向く可能性あります。
折角日本全国で感染者がこれだけ減って、経済活動復活と本来は勢いがつくところですので、発言には気を付けてもらいたいものですよ。
好材料を発表した小型株などへの投資意欲も強いですが、政府の政策として疲弊している。
飲食、観光の復活へのGoto Travel、Goto Eat。
子育て・こども庁。
２０５０年のカーボンニュートラル実現に向け、「クリーンエネルギー戦略を策定する」考えも示していますので再生可能エネルギー
ワクチン接種の加速化や経口治療薬の年内実用化に加え、電子的ワクチン接種証明書の活用を提唱していますので、ワクチン治療薬関連、ワクチンパスポート関連、マイナンバー関連、デジタル庁、DX関連。
各党代表質問は衆院で１１、１２日、参院で１２、１３日にそれぞれ行われます。政策テーマ中小型株などは、上昇していく傾向は高そうと見ています。地震への心配もありますので来週もまだ気が抜けないわけですが、気を引き締めていきましょう。
明日の注目銘柄
日々注目銘柄を記載していますが、今回は新規で注目している銘柄を記載します。
・グローバルダイニング(7625)
東証2部上場、PER5.2倍、PBR2.03倍、時価総額53.3億円の小型、アフターコロナの割安の注目株と位置づけています。
外食チェーンを主力展開。国内でイタリア料理「カフェラ・ボエム」、エスニック料理「モンスーン・カフェ」、メキシコ料理「ゼスト」、和食「権八」などを運営、米国でも3店舗を運営しています。
業績面は７月３０日の決算発表では、未定としていた２１年１２月期の純利益予想について１０億２３００万円（前期１５億９００万円の赤字）と発表しており、３期ぶりとなる最終黒字見通しとなっています。
賛否となったコロナ過の緊急事態宣言・まん延防止等重点措置下において、商業施設店舗以外で通常営業を継続していることが業績押し上げ要因となったわけですが、緊急事態宣言も解除されてGotoEat復活と上振れが強く、チャートを見ましても、週末に高値521円をつけて上抜けしていく位置。
PER5.2倍、PBR2.03倍と割安面もあり、信用倍率1.64倍と空売りも溜め込んでいますので、来週は期待ができる銘柄と見ています。
株式投資はリスクが伴いますので、投資は自己判断でお願い致します
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今の相場こういう時こをアンテナを張って取り組めば勝てる相場と言えます。
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