好決算銘柄 新NISA関連銘柄

米重要イベント前!億トレの相場雑感と明日の上昇期待銘柄 ユアテック(1934)

昨晩の米国市場は、米財務省が財政赤字拡大にもかかわらず、今四半期の借入額の予想を下方修正したことが好感されました。今週予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会))、雇用統計公表を控えており売り買い拮抗の展開が続きましたが、引け前に米長期金利が低下、これを受けてメタプラットフォームズやエヌビディアなどハイテク株が買われました。

NYダウは終値38,333.45ドル、先週末比+224.02ドルと続伸、連日で過去最高値を更新、ナスダック総合指数は終値15,628.05ポイント、前日比+172.68ポイントとなりました。

筆者は米国株をこう見る。

本来は米重要指標イベント前ですので手掛かり材料難と言える状況ですし、中国での景気先行き不安が再燃して格付け大手フィッチ・レーティングスは2024年の同国GDP(国内総生産)が鈍化すると予想しています。

普通に考えれば売りが入ってくるところですが、それを無視する動きですので相場が強いというのを物語る動きとなっています。米国のソフトランディングが確認されていることや利下げの期待からS&Pは1月に入り3%超上昇していますが、ブラックロックは米株市場全体の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げています。

株価が史上最高値を更新していますので、どこで一旦急落くるのか?

と考えている投資家は多いかと思いますが、元々保有を持っている投資家はともかく、今週は、FOMC、雇用統計、そして企業決算ではアルファベット、マイクロソフト、クアルコム、アップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、ゼネラル・モーターズ(GM)、ボーイング、エクソンモービル、シェブロンの決算といった米国の大手企業の決算が相次ぎます。

大きなブレがある可能性を考えても新規で強気で買うというのは、まず様子をみてから判断するべきかと思います。

日経平均株価は続伸!半導体株に買い戻しが入る展開!!

本日の日経平均株価は、米ハイテク株上昇の流れから昨日売られた半導体株が買われる展開となりました。買い一巡後は米重要イベントを控え、利益確定売りが出ましたが引けにかけても値を保ち、日経平均株価は終値36,065.86円、前日比+38.92円、TOPIXは終値2,526.93ポイント、前日比+2.55ポイントとなりました。東証スタンダード市場は値上がり616銘柄、値下がり832銘柄、東証グロース市場は値上がり285銘柄、値下がり228銘柄となりました。

日本株に対して筆者はこう見る。

流石に米重要イベント前ですので上値が重たいという展開とはなっていますが、改めて個人投資家の動きを見ていると売り越しを続けている投資家がかなり多いです。

確かに今の株価上昇は、意味がわからない?こんなのありえない!と思うのも分かりますが、バブルというのはこういうものかと思い割り切って逆指値を入れて流れについていくべきかと思います。

実際に私の知り合いの投資家は日経平均先物を33000円から入れて、そこからナンピンを続けて5000万を超える損切をしていました。本当、トレンドには逆らうなという一言ではありますね。

国内の企業決算も続々と発表となっていますが、今のところ良好なものが多いですね。

三社電機製作所(6882)が2024年3月期第3四半期(2023年4月~12月)連結業績と通期業績・配当計画の増額修正を発表し、第3四半期営業利益が増額修正後の数値を超過して、期末配当を同30円から90周年記念配当5円を含む40円に増額としましたが、今日のSTOP高でもPBR0.95倍ですのでまだまだ伸びしろは高そうです。

引け後の決算の中ではM&A総研ホールディングス(9552)なども10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地、内容を見ましても成約件数は66件となり、前年同期(33件)から倍増となっており抜群の内容ですね。

それでは億トレの注目銘柄を記載します。

億トレ注目銘柄 ユアテック(1934)

ユアテックは東北電力傘下の総合電気工事会社。1944年に東北6県と新潟県の電気工事業者9社が統合して発足。高圧の送電線、配電線工事から、通信、ビル、大型商業施設、病院などの公共施設の屋内配線まで幅広い。風力発電・太陽光発電など再生可能エネルギー関連工事などを展開する企業です。

同社は2023年度中期経営計画に基づき、東北と新潟のユーザーとの関係を基盤にしながら、関東圏において、大型商業施設、研究施設等の屋内配線・空調管工事の受注拡大に加え、情報通信工事をあわせた一括受注などによる収益拡大を図っておりますが、1月30日に発表した決算では24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.9%増の63.9億円、通期の同利益を従来予想の96億円→107億円(前期は105億円)に11.5%上方修正し、一転して1.9%増益見通しとなっています。

工事の進捗が当初想定していた水準を上回る見通しもあり利益上方修正もですが、今期の年間配当を従来計画の28円→30円(前期は28円)に増額修正ですのでかなり良い内容ですね。

さらに同社ですが今後、宮城県でSBIホールディングス(8473)が台湾の半導体大手「力晶積成電子製造(PSMC)」と共同で半導体製造工場を建設するとしていますので恩恵を受ける銘柄と言えます。

海外事業においては、連結子会社「SIGMA ENGINEERING JSC」を中心に、大型ホテルや複合ビルの屋内配線・空調管工事および再生可能エネルギー関連工事の受注拡大に取り組んでいますので、ここも今後の期待が高いと言えますね。

割安面もありますし、チャートもしっかり、決算通過で一段高となれば強い上昇トレンドに入る可能性もありますので億トレ注目銘柄として記載致します。

※投資は自己判断でお願い致します。

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