重要イベントを控えていますが、米国市場は底堅い動きとなっていますね。
昨晩の米国市場は4月のISMが発表した製造業景況感指数は47.1、市場予想46.7を上回り米景気の底堅さを示す内容からもFRBが5月だけでなく、6月以降も利上げを続ける懸念が強まり、長期金利が上昇、これにより相対的な割高感が意識されたハイテク株の一角に売られました。
シリコンバレーバンクに続き、米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクが経営破綻とはなり、地方銀行株に売りが入りましたが米銀最大手のJPモルガン・チェースが買収を表明しましたので市場の影響は限定的、NYダウは終値34,051.70ドル、前日比-46.46ドル、ナスダック総合指数は終値12,212.60ポイント、前日比-13.99ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
FOMCそして雇用統計とイベント盛り沢山な状況ですので、懸念しての売りもでていますが下は拾われる動きとなっていますね。リーマンショック以降で史上2番目の銀行破綻が起こり、利上げとなると中小の銀行の資金繰りを悪化して今耐えている中小の銀行は破綻の可能性が現実味を帯びてきます。
今の状況を考えても、5月FOMCでは0.25ポイントの利上げが実施され、政策金利であるFF金利(誘導目標レンジ上限値)は5.25%となる見込みです。0.25%の利上げもですが、インフレ退治に躍起になっているパウエル議長がどういった発言をするか。利上げは今後もしていくとすれば売られやすいと言えます。今回のFOMCはどっちに転んでもおかしくないだけに判断が非常に難しいところです。
VIX(恐怖指数)を見ても16.58と投資家心理はかなり落ち着いていますので、市場予想通りの結果となれば、株高に拍車をかけると見ています。
FOMC、ECB理事会、米アップル決算、米4月雇用統計で大コケがなければ、5月中旬以降も良好な地合いは継続する可能性が高いと言えるののではないでしょうか。
日経平均株価は29,000円台を維持!海外投資家は日本株の買い越しを継続!
日本株は米国市場が小反落となりましたが、昨日に続き為替の円安進行を好感して寄付きから買い優勢のスタートとなりました。買い一巡後は大型連休、そして米重要イベントを控えていることから売り物もでて日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、高値圏で懸念材料がある中にしては強く推移していたと言えます。
日経平均株価は終値29,157.95円、前日比+34.77円、TOPIXは終値2,075.53ポイント、前日比-2.53 ポイントとまちまちな展開、新興市場は値上がり674銘柄、値下がり564銘柄と値上がりが優勢。東証グロース市場は、値上がり228銘柄、値下がり銘柄数264銘柄と値下がり優勢となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
全体的に勢いがある一つの要因としては、「円安、日銀の大規模金融緩和の維持、海外投資家の買い」というのが日経平均株価を支えている要因ですが、海外投資家は4月1週、2週と買い越しを続けていますが、現在の株価推移を見ても買いは継続している動きです。
正直言って来週の相場は、米イベント次第という感じです。海外投資家の買いを見ていても日本株がそこまで崩れるというイメージはありませんイベントを問題なく通過となれば、休み明けの日経平均は一段高となる可能性は高く、売り方の買戻しが加われば3万円台も見込めると言えます。とにかく無事に通過することを祈りましょう!
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今日の動きからも相場が問題なければ、好決算を発表したノバシステム(5257)は期待できそうと見ています。
億トレサラリーマンの注目銘柄 ノバシステム(5257)
ノバシステムは東証スタンダード上場、1982年に中小企業汎用機向けのシステム開発を目的として設立、2023年3月上場のIPO銘柄、保険、銀行、信託銀行など金融業界向けを中心とした業務用情報処理システムを開発するシステムインテグレーションの中堅の企業です。
同社のテーマですが「ベトナム関連」 「情報システム」 「ソフト・システム開発」 「クラウドコンピューティング」 「営業・販売支援」 「システムインテグレーション」 「SaaS」 「音声認識」 「POS」 「オフショア開発」 「業務支援」 「IT関連」 「金融向けシステム」 「人工知能」 「セルフレジ」 「画像認識」 「サブスクリプション」 「2023年のIPO」に該当します。
依存先は日本アイ・ビー・エム(9.9%) ニッセイ情報テクノロジー(36.9%) SCSK (25.3%)となります。
上期計画に対する進捗率が営業利益で87%!1-3月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地!
同社ですが保険業界向けの実績が多く、22年12月期のシステムインテグレーションの売上高構成比54.9%を占めており、また、元請けなどとの契約による一次請けの割合が売上高の90%以上を占めています。クラウドサービスとして、飲食店向け店舗運営支援システム「Order Revolution」と、受付業務支援システム「アイウェルコ」のSaaS(Software as a Service)型サービスを提供しています。
今回の決算では第1四半期(1~3月)単独決算が、売上高13億3300万円、営業利益1億6600万円、純利益1億200万円主力の金融業界向けシステムの受託開発や飲食店向けクラウドサービスが順調な推移となっています。
何よりも今回の決算で上期計画に対する進捗率が営業利益で87%ですので高確率で上方修正となる公算が高いです。同社はPER15.7倍、PBR2.73倍、40.9億円と割高ではありませんので上場来高値更新の可能性は高いと見ています。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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