昨日は日銀金融政策決定会合が行われましたが、方針については現状維持を決めたことで、日経平均先物は大きく上昇となりましたね。
今回の会合では新たに「共通担保資金供給オペの拡充」が決まり、これは日銀が、適格担保取扱基本要領に基づき適格と認める金融資産(国債や社債など)を担保として資金を供給するという金融緩和の一環となる。
元々は誘導目標金利(0%)に沿って金利水準を決めていたものが、国債市場の実態に基づいて決定する形へと変更された事が好感され株高の流れとなりました。
引け後の会見でも黒田総裁は新たに決定しました「共通担保資金供給オペの拡充」については「現物国債の需給に直接的な影響を与えることなく、長期的な金利の低下を促すことができる」との考えを示しています。
1.日銀があらかじめ決める「固定金利方式」において、金利を従来の0%から買い付け毎に決定する方式へ変更
2.貸付利率を入札で決める「金利入札方式」において、期限の上限を従来の1年から10年に延長
上記2つについてはマイナス金利での貸し付けの可能性を排除しないと総裁は発言していますので、「金融機関は日銀から低金利で借り入れた資金で、利回りの高い国債を買うことができ利ざやを稼げる」様になります。
金融機関が買うことで日銀が国債を買わなくても金利低下を促すことができるので、目先は長期金利の上昇を抑えることができますので、グロース株にとってはプラスになると言えますね。
ここから期待ができそうな株プロの注目銘柄をPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 ニチリョク(7578)
ニチリョクは1966年設立、80年代に墓地・霊園進出、霊園墓地や堂内陵墓(納骨堂)の受託開発・販売、葬儀場「ラステル」を運営、仏壇・仏具の販売や葬祭事業も手掛ける企業です。
同社のテーマですが、「専門サイト」 「葬祭」 「シニア」 「霊園」「就活」「高齢者ビジネス」「葬祭」「葬儀」に該当します。
同社の保有ブランドは「葬儀場 ラステル」があります。
依存先は、宗教法人興安寺(5.1%) 宗教法人威徳寺(2.5%) となります。
ニチリョクは急騰となった廣済堂HD(7868)に続く葬祭ビジネスの有望株
廣済堂(7868)が株価3倍を超える急騰となり、葬祭ビジネスが注目されましたが同社は葬祭ビジネス関連の低位・割安・低時価総額銘柄です。
日本は高齢化社会ですので、葬祭ビジネスは今後業績を伸ばしていくと言われていますが、同社は葬式、法事、会食まで、供養の全てを完備、そして東京赤坂にある堂内陵墓はカードを挿入すると墓が出てくる自動搬送式納骨堂しており、低価格な納骨堂は需要は高まっていくと言えます。
同社は資本増強に伴い投資ファンド、バリューアップ・ファンド投資事業有限責任組合が筆頭株主となっていますが、最近ではシグマシンカ株式会社が7.09%保有の大量保有報告を出しています。
23区内における火葬の7割を手掛ける葬儀場の東京博善を持つ廣済堂も麻生グループが撤退後に「グローバルワーカー派遣」という中国人実業家・羅怡文氏に連なる中国ファンドの資本が入ってから急騰しましたので、同社株も面白みはあります。
時価総額17億円ながら超割安!終活全般に関わる商品を提供する新規事業も開始!
2023年1月17日には、主要事業以外の消費者ニーズを迅速かつ柔軟に具現化することを目的に、マーケティング本部内に終活営業部を新設しています。
新規事業では、生命保険および少額短期保険販売、不動産売買、遺品整理、その他関連商品・サービスの販売するというものですが、就活事業は今後需要ありますので業績への期待がもてると言えます。
直近の決算を見ますと23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は5600万円の赤字とはなっていますが、PER6.8倍、PBR0.41倍と超割安、時価総額17億円の小型株ですので2月10日の決算が改善されていれば化ける可能性が高い銘柄と言えますね。
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。