世界の相場は不安定な動き!日本株も週明けから売り優勢の展開!
思った通りという感じですが、欧州ECB、米FRBが相次いでタカ派姿勢を強めた事から景気鈍化への懸念により投資家が不安になって売りがでる動きとなっていますね。
先週末のNYダウ、ナスダック総合指数は続落、NYダウは終値32,920.46ドル、前日比-281.76ドル、ナスダック総合指数は終値10,705.41ポイント、前日比-0.97%となりました。
年内最後の米FOMCが終了しFRBパウエル議長は会合後に0.5%の政策金利引き上げを表明したわけですが、これまでの4回連続0.75%利上げから利上げ幅は縮小とはなりましたが、「来年もインフレが治まらない限り利上げは継続する!」
FRBパウエル議長は想定以上のタカ派的な姿勢を示し、FRB高官のニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁もFOMCで示した見通し以上の利上げの可能性に言及した事もマイナス材料となりました。
金利の影響を受けやすいハイテク株に投げが出ていますが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も-0.95%となっています。米政府は中国に対して「ライバルの半導体製造国を助けるつもりはない」と述べていますし、ホワイトハウスは中国による米国の技術へのアクセスを阻止する取り組みを加速させるとしていますが、米中で半導体を巡っては技術漏洩含め規制という動きが高まる懸念はありますが、ただそれだけ半導体を国益と見ています。
という事からも半導体株はドスン落ちたとしても、その後はまた買われだす公算は高いと言えますね。ですがすぐに元に戻るという感じではないですし、どちらかと言えば今は半導体株にとって不利な環境ですので投げ売りが一巡してからでも遅くないと思います。
日本株も米景気悪化懸念からリスクオフ姿勢強まる!
週明けの景気動向に左右されやすい自動車や機械、電気機器、半導体と総じて軟調、日経平均株価の下げ幅は一時360円超え、銀行株などディフェンシブ株が下支えとはなっていましたが、約1カ月半ぶりの安値水準となり日経平均株価は終値27,237.64円、前日比-289.48円、TOPIXは終値1,935.41ポイント、前日比-14.80ポイントとなりました。
米国の景気動向への懸念でのポジション整理の売りもありますが、外国人投資家の多くはクリスマスに備え早めのクリスマス休暇を取得していると考えられます。その為、投げ売りが出やすい状況となっています。
今週の投資戦略!火曜に相場は落ち着くと予想!中小型株メインの売買が良さそうです!
先週ブログでも記載の通りですが、「米メジャーSQ」の後は反発するパターンが多いです。
ただ注意ポイントとしては、11月は1兆2873億円を買い越し、月間の買越額としては2020年11月以来2年ぶりの大きさとなっていましたが、その外国人投資家がクリスマス休暇でいないとなると相場にとってはパワー不足となります。
売り物がなくなっても買い方がいなくなれば盛り上がりにかけ閑散相場となります。閑散相場となりますと大型株は勢いがなくなります。ですので参加者も減少を考えても指数影響の大きい大型株よりも中小型株をメインとしての売買が良さそうな感じします。
さらに言えば小型株の好決算を発表したにも関わらず需給の悪化で売られた銘柄はチャンスと言えるのではないでしょうか。
12月配当一括銘柄が勝機有り!!注目銘柄を記載!!
もう一発ドスンときたところで狙い目なのは12月期一括配当で「高配当銘柄」かと思いますので、期待できそうな銘柄を記載します。※12月期一括配当銘柄は12月28日の配当後は急落しますので注意
12月に配当権利銘柄 光ビジネスフォーム(3948)
光ビジネスフォームは東証スタンダード上場、情報用紙や帳票類印刷主体から好採算のデータ出力サービスを展開しています。12月期一括配当の光ビジネスフォーム(3948)は時価総額59億円ながら今の株価でPER4.5倍、PBR0.68倍、利回り4.92%(2022年12月期は前期比10円増、1株あたり45円)ですので下落したところは狙い目と見ています。
12月に配当権利銘柄 TOYOTIRE(5105)
TOYOTIREは東証プライム上場、タイヤメーカーではブリヂストン、住友ゴム、横浜ゴムに続いて国内4位のシェア、独自技術を取り入れた次世代型のタイヤ製造法を「A.T.O.M」を開発しています。
PER4.8倍、PBR0.73倍、利回り5.1%(2022年12月期は前期比4円増の1株あたり80円」)、チャートを見ても下方修正もあり投げ売りが出ましたが、戻りを見せている最中ですので狙い目と言えますね。
その他の12月配当ですが、大型ではJT(2914)が利回り6.65%と高配当、小型ではアーバネットコーポレーション(3242)も利回り5.73%ですので面白そうです。
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株はやはり“出来高があって動く銘柄”“注目が集まっている株”“注目が集まりそうな株”
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。