昨晩の米国市場は、モルガン・スタンレーがこの日、米金融当局が大手や中堅の銀行に対し新たに導入しようとしている資本規制強化案について、金融機関からの反発を受け、当初より内容が後退する可能性が高いと予想、この予想からゴールドマン・サックスなど米金融大手の投資判断を引き上げたことが好感されNYダウは買い優勢の展開、4日続伸し、連続で過去最高値を更新となりました。ナスダック総合指数は決算を控えている&FOMC前もあり持ち高調整の売りが入り反落となりました。
NYダウは終値38,467.31ドル、前日比+133.86ドル、ナスダック総合指数は終値15,509.90ポイント、前日比-118.15ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
相変わらず全体的に強いですが、米1月消費者信頼感指数も予想通りでしたし売りが出ても拾われる。FOMC前ですので、色々と予想するのも野暮ではありますので結果を見てからですね。
これだけ強い上昇トレンドが簡単に崩れるとは思いませんが、バカになって株を買って投機的なポジションを組んでいる投資家も多そうですし、FOMCの結果次第では流れを変えるポイントと言えます。大きなブレもあることを念頭に入れて無理せず行きましょう。
今晩は、FOMC、金曜に雇用統計、企業決算ではアルファベット、マイクロソフト、クアルコム、アップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、ゼネラル・モーターズ(GM)、ボーイング、エクソンモービル、シェブロンの決算といった米国の大手企業の決算が相次ぎます。
日経平均株価は一時400円超えの下落から急反発!M&A総研ホールディングス(9552)がSTOP高!
本日の日経平均株価は、日銀が1月決定会合の「主な意見」を公表し、マイナス金利解除を含む政策修正の要件が満たされつつあるとの意見が出されたと公表し、政策修正観測が強まった影響や明日未明に発表されるFOMCの結果、パウエル議長の記者会見、2月2日発表の1月の米雇用統計を前にして利益確定売りが朝方は出ましたが、売り一巡後は買いが入り引けにかけても断続的な買いが入る展開となりました。
日経平均株価は終値36,286.71円、前日比+220.85円、TOPIXは終値2,526.93ポイント、前日比+2.55ポイントとなりました。東証スタンダード市場は値上がり921銘柄、値下がり514銘柄、東証グロース市場は値上がり196銘柄、値下がり328銘柄とグロース市場だけが下げとなりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
朝方に発表された1月の日本銀行の金融政策決定会合での「主な意見」公表を受けて、4月マイナス金利解除の可能性が高まったとの見方が一段と高まったことから銀行株が上昇してから、その後はいつものイケイケ買いの展開。
今日の反発に関しては何故?という疑問を持っている投資家は多いでしょうが、日本株の上昇がハイペースでしたのでまだまだ乗れていない投資家も多いということがあるでしょうが、ファーストリテイ(9983)だけで31円押し上げていますので、やはり海外勢がガンガンに買っているという感じありますね。
昨日記載した三社電機製作所(6882)、M&A総研ホールディングス(9552)、ユアテック(1934)が3銘柄とも上昇となりましたが、M&A総研ホールディングス(9552)はSTOP高となりました。
あの内容ならSTOP高と思いましたが予想通り張り付いてと環境の良さもありますが本当良い流れですね。
三社電機製作所(6882)が2024年3月期第3四半期(2023年4月~12月)連結業績と通期業績・配当計画の増額修正を発表し、第3四半期営業利益が増額修正後の数値を超過して、期末配当を同30円から90周年記念配当5円を含む40円に増額としましたが、今日のSTOP高でもPBR0.95倍ですのでまだまだ伸びしろは高そうです。
引け後の決算の中ではM&A総研ホールディングス(9552)なども10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地、内容を見ましても成約件数は66件となり、前年同期(33件)から倍増となっており抜群の内容ですね。
今日の億トレ銘柄は過去に何度か記載していますが、桁掛け直前の三菱重工は改めて注目するべきとかと思います。
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億トレサラリーマンの注目銘柄 三菱重工(7011)
東証プライム上場、PER17.6倍、PBR1.75倍、利回り1.61%、時価総額3兆3,541億円
三菱重工は日本最大の総合重機メーカー、航空機、宇宙航空、造船、エネルギー、産業機械、自動車、鉄道車両、石油化学、環境設備など、多岐にわたる産業分野で事業展開、水素など脱炭素発電、戦闘機や護衛艦・潜水艦、ミサイルなどを製造する日本の防衛産業の筆頭格の企業です。
同社のテーマは、防衛 戦争 水素 航空機 原子力 国防に該当します。
直近の業績面では、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比69.9%増の919億円に拡大、通期計画の1900億円に対する進捗率は5年平均の27.6%を上回る48.4%と堅調です。
防衛事業説明会では同事業の売上規模が2027年3月期までに年間で1兆円規模となり、28年3月期以降は年間1兆円以上となるとの見通し!
同社は日本国内外で幅広い分野でのプロジェクトに参加し、高品質な製品と技術力を提供、地政学リスクもあり国防の要と言える同社の業績はやはり期待感は高いと言えます。
各証券会社もレーティングを強気!目標株価を3社が1万円超えを予想!
レーティングを見ますと、JPモルガンは格付けを強気、目標株価7800→10500円
日興証券でも格付けを強気、目標株価10300→12500円
みずほは10000→11500円
世界で広がる地政学リスク!日本で生産している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を米国に輸出する方針!
共同通信が「政府は22日に改定する防衛装備移転三原則と運用指針を踏まえ、米国企業のライセンスに基づき日本で生産している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を米国に輸出する方針を固めた」と報じていますが、三菱重は米国企業が開発した地対空誘導弾システムについて、主契約会社として生産に携わっています。
地政学リスクは日々高まっていますので、やはり日本の国防と言える企業ですので株高の恩恵も受けやすく国内、海外からの資金が入りやすい銘柄ですので注目しておくべきと言えますよ。
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