昨晩は1月のCPI(消費者物価指数)の発表がされました。
世界の投資家が行方を見守ったCPIは日本時間の22時半に発表、発表後は先物市場、為替市場が非常に激しい動きとなりましたが1月のCPIは総合指数は総合・コア(除く食品・エネルギー)とも、上昇率は12月より鈍化、前年同月比で6.4%上昇、前月比では0.5%上昇と市場予想を若干上回る内容となりました。
FRBがインフレ基調を見極めるうえで重視する「住宅を除くサービス」は概ね予想の範囲内ではありましたが、CPIが市場予想を上回ったことで「年内利下げ観測期待」がやや後退、2年債金利が上昇した事から売り物もでてNYダウの下げ幅は一時400ドルを超えていました。
引けにかけては買戻しが入る展開となりましたがNYダウは下落、ただハイテク株が多いナスダック総合指数は上昇しており、SOX指数(フィラデルフィア半導体株数)は前日比2.10%高の3,121.63ポイントと上昇して半導体株はしっかりな動きとなりました。
ただ上記NYダウのチャートを見て頂いてもわかりますが下落とはなりましたが、チャート幅は底堅い動きとなっています。
市場予想を若干超えていますので、利上げ観測はありますが、懸念していた「CPIでの暴落」とはなりませんでしたので、一安心という感じですね。
日本株は米1月CPIを無難に通過となり日経平均株価は寄付き上昇してのスタートとなりましたが、時間外の米先物市場が下落した事や、日銀の今後の金融政策への不透明感もあり買い一巡後は売られる展開となりました。
CPIも市場予想を上回る伸びではありましたので、米金融引き締めの長期化観測が高まったのを嫌気したというところはあるでしょうが、この内容ならやはり押し目は買いという方針で良いと思います。
ここ最近バイオ株が強い動きと記載していますが、キャンバス(4575)はバイオとは思えないくらいの堅調なチャートとなっていますね。過去に記載もあるバイオ株ではデルタフライ(4598)が決算通過から買われ一時STOP高となる場面もありましたが、引け後にワラント行使完了となりましたので、明日からの動き注目ですね。
今日は下落となりましたが、DNAチップ研究所(2397)やクリングル(4884)も上下しながらもイベドリありますので期待感はありますね。
業績動向に左右されず春は学会シーズンですので、バイオ株に需給が向いていますので面白そうですね。
今回はまだ出遅れの位置にある期待値の高そうなバイオ株を株プロの短期急騰期待銘柄としてPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 ペルセウスプロテオミクス(4882)
ペルセウスプロテオミクスは東証グロース上場、2001年に東大先端科学技術センターで開発されたタンパク質発現・抗体作製技術を基盤にして診断・創薬に対応する抗体の医療活用を目的に設立されたがん及びその他疾患の治療用医薬品の研究開発を行う創薬バイオベンチャー企業です。
同社のテーマですが「バイオ関連」「医療・医薬品」 「医薬品開発支援」 「医薬品関連」 「創薬」 「抗がん剤」 「抗体医薬」 「バイオ抗がん剤」 「2021年のIPO」に該当します。
保有ブランドは「ペントラキシン3測定ELISAキット」 「Human Pentraxin3/TSG-14ELISA System」 「ICOS法」 「PPMX-T001」 「PPMX-T002」 「PPMX-T003」 「PPMX-T004」となります。
依存先はR&D Systems, Inc.(28.2%) PierceBiotechnology, Inc.(23.0%) Abcam plc(15.3%) となります。
富士フイルムが16.48%保有の筆頭株主!がん治療で有望なパイプライン豊富!
ペルセウスは自社開発した医薬品候補品の内外製薬企業への導出による契約一時金、マイルストーン、ロイヤリティの獲得を中核のビジネスモデルとし、他に抗体に関連研究の受託、がんや生活習慣病の研究用試薬販売を行っております。
カドヘリン3及びトランスフェリン受容体を標的とする3つの抗体の開発を進めているほか、これに続く多くの候補抗体が研究開発段階にありますが、その中でも抗がん剤「PPMX-T002」、「PPMX-T003」、「PPMX-T004」は中々魅力的なパイプライン(臨床試験、治験を経て、医薬品として販売されるまでの医薬品候補化合物)が多いです。
ペルセウスの抗がん剤治療薬のパイプラインは数百億円規模!!!
まず同社の抗がん剤「PPMX-T002」は、ハイブリドーマ法によって取得した抗CDH3抗体をキメラ化し、放射性同位体(RI)を標識した化合物として富士フイルム株式会社に導出、現在は富士フィルムとの実施許諾契約を解除とはなっていますが、2022年12月26日からペプチドリーム(4587)の子会社PDRファーマと導入活動を同社が主導で進めています。
副作用を抑えつつがん細胞を効果的に攻撃する抗がん剤治療薬ですので治験での成果があれば魅力は高いです。
「PPMX-T003」は自社で開発を進めていますが、がん治療薬ですがファージディスプレイ法により取得した完全ヒト抗体PPMX-T003は、その極めて高い鉄取り込み阻害能により、効果的にがん細胞を死滅させます。
現在、血液がんの一種である真性多血症治療薬としての第I相試験を国内で実施していますが、第1相試験は2024年3月期に完了予定です。希少疾患であるANKLの世界初の治療薬としての研究開発を実施していますので、まだ先ですが魅力は高いですね。
「PPMX-T004」は、CDH3を標的とし、薬剤を結合した抗体薬物複合体(ADC)です。現在、最新の薬物及びこれを結合させるためのリンカー等の最適化の検討を進めています。ADCは、抗体に結合した薬物を細胞内に取り込ませることで、対象の細胞を特異的に殺傷することができるため、患者自身の免疫機能の状態に関わらず高い臨床効果が期待できるというものです。
上記のパイプラインは数百億円規模と言われています。現在の時価総額40億円ですので株価2倍、3倍候補と言えますね。
さらに、アグレッシブNK細胞白血病を対象とした研究開発(PPMX-T003)が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業プログラムの課題として採択されていますが、現在は医師主導治験の治験届の提出に向けて、大学や医療機関等との調整をしています。
赤字バイオではありますが、ここから期待の出来そうな材料も豊富なバイオ株だけに注目銘柄として記載致します。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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株はやはり“出来高があって動く銘柄”“注目が集まっている株”“注目が集まりそうな株”
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。