年明けの急落から各国の株価は値を戻してきていますが、本日は投資家注目の米CPI(消費者物価指数)を控えています。
ここ最近のCPIは11月まで2カ月連続で前年同月比の伸び率が縮小し、市場予想も下回っていましたので、インフレの伸び鈍化への思惑や中国でのゼロコロナから規制緩和で経済の復活が下支えになって株価は反発していましたので、CPIが市場予想通りに鈍化してくれればいいのですが…
CPIの発表は日本時間22時半ですがここを無事に通過できるのか!非常に注目のポイントとなります。
ちなみにですが、「米CPIの鈍化が確認できれば、利上げ停止が意識され、ドル円の下値は130円近辺が視野に入る」との見方が出ていますが、インフレ鈍化は円高に進みますので株高になっても円高も一緒についてきます。とは言っても米国株が上がらない事には日本株も上がるという事にはなりませんからね。まな板の鯉という状況ではありますが、インフレ鈍化してほしいですね。
ここから期待ができそうな注目銘柄をPICKUPしました。
株プロサラリーマンの一押し銘柄 三井金属鉱業(5706)
三井金属は1874年三井組が鉱山経営に進出したのが発祥、1950年に東証プライム上場、銅、亜鉛製錬から各種電子材料を展開する非鉄金属大手の企業です。機能材料(銅箔や排ガス用触媒)、金属(亜鉛製錬、リサイクル製錬)、自動車機器関連事業の4つ事業を主力展開しています。
極薄銅箔や4輪向け触媒は需要拡大が見込まれ、海外増産体制を整備、半導体材料にも強みを持っています。同社の共同出資会社であるパンパシフィック・カッパーは、チリ国のカセロネス鉱山で銅精鉱と電気銅を生産、伸銅は住友金属鉱山と折半出資の合弁が手掛けています。
同社のテーマですが、「金」 「緑化関連」 「ヒートアイランド」 「レアメタル」 「リサイクル」 「非鉄」 「銅」 「資源開発」 「JPX日経400」 「放射能対策」 「都市鉱山」 「リチウムイオン電池部材・部品」 「タッチパネル」 「太陽電池部材・部品」 「スマートフォン」 「携帯電話部材・部品」 「自動車部材・部品」 「液晶部材・部品」 「電子材料」 「排ガス規制」 「半導体部材・部品」 「クリーンディーゼル」 「電子ペーパー」 「有機EL部材・部品」 「尿素SCRシステム」 「亜鉛」 「セラミックス」 「プラチナ」 「インジウム」 「鉛」 「全固体電池」 「親子上場」に該当します。
鉄鋼、金属関連の住友金属は円高メリットも高い!銅箔で世界首位級!
素材株に資金が入ってきていますが、非鉄金属大手の同社は商品相場の上昇が背景に株価は上昇傾向、中国のゼロコロナ政策解除でLME銅先物価格も上昇しています。円高メリットも高く三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同社のレーティングを強気としており目標株価3800円としています。
直近の決算では23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.5%減の340億円ではありましたが、通期の同利益を従来予想の400億円→450億円(前期は659億円)に12.5%上方修正しています。
中長期での成長体制の構築図り、各事業の評価見直しを定期的に実施する方向を明確にしていますし今後の需要を考えても業績の期待は高いと言えます。
注目製品の極薄銅箔のマイクロシンは2030年時点で月間500万平方メートル程度の販売量を構想!
直近で株価が上昇傾向となっていますが、11日にIRで銅箔・粉体事業説明会と銅箔の工場見学会を開催!
大和証券の発表では最大の注目製品である極薄銅箔のマイクロシンについて、会社側は2030年時点で月間500万平方メートル程度の販売量を構想しており、月間255万平方メートル(うちICパッケージ基板向け199万平方メートル/月、HDI基板向け56万平方メートル/月)に対して約2倍に相当する水準との事です。
ICパッケージ基板向けでは、スマホ向けは4Gから5Gスマホへ移行する場合、通信・アンテナ部品等を中心にマイクロシンの使用原単位は1.3倍程度に増加すると見られています。
PER5.2倍、PBR0.69倍、利回り4.26%と割安で高配当で円高メリットもある銘柄です。チャートを見ても2022年8月24日の3325円を超えて1月12日には3350円まで上昇、週足を見ても3600円を超えれば強い上昇トレンドに入る見込みは高いです。
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株はやはり“出来高があって動く銘柄”“注目が集まっている株”“注目が集まりそうな株”
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。