明日の相場展望
来週の相場ですが、米国市場は9月の米小売売上高は市場予想-0.2に対して前月比+0.7%と増加。好調だった4～6月期の反動で7～9月期は米消費が停滞するとの見方でしたが、週間米新規失業保険申請件数もですが、指標系が市場予想よりも改善されているものが多いですね。
過度なインフレ懸念は和らいでいますが、長期金利は1.6％以下なら問題ない、という見方がされていますね。
大手金融機関の決算内容が良かった事や、過度なインフレや景気減速への懸念が後退となりNYダウは続伸して34912.56ドル、前日比＋534.75ドル、ナスダック総合指数もアルファベット、フェイスブックなど主力ハイテク株や反動台関連が買われ14823.42ポイント、前日比+251.79ポイントとなりました。
半導体関連は、半導体受託生産大手の台湾積体電路製造（TSMC）が14日に発表した決算は、2021年7～9月期決算が売上高、純利益ともに2ケタ増となり四半期ベースで過去最高を更新したほか、10～12月期についても売上高が154～157億米ドル（前年同期比21～24％増）と増加する見通しと抜群のものでしたからね。
これも後押しとなり、米国半導体の大手エヌビディアやインテルなど半導体関連が買われる動きとなっていました。個人的には、半導体需要バブルともいえる状況からも決算が悪いとは思えない。というのが正直な印象です。
主要3指標が上昇もですが、仮想通貨業界も凄いですね。ビットコインの上昇が止まらないという感じになっていますが、米証券取引委員会（ＳＥＣ）が近くビットコインの先物ＥＴＦ（上場投資信託）を承認する見通しの期待から10月15日も値上がりし、半年ぶりに６万ドル（約６８０万円）を突破しましたが、仮想通貨に対して懐疑的な姿勢だったSECが認めれば、確かに価値としては高まりますからね。
ただ噂で買って事実で売るという言葉がありますが、SECがビットコインの先物ＥＴＦ（上場投資信託）を承認したところが一旦天井にもなりそうな感じもします。
興味深い話として、私も大好き映画ですが、サブプライムローン、リーマンショックを題材とした「マネーショート」という映画があるのですが、マネーショートはいち早く住宅バブル崩壊からのサブプライムローン破裂を読んで、大暴落をショートで儲かった。
という話ですが、リーマンショックに売りで空売りで大勝利をおさめ「マネーショート」の主人公になったマイケル・バーリ氏が、アメリカ株とビットコインを大量に空売りしていたとの事です。そして同氏のアカウントが消え消息を絶ってしっている様です。まあこれだけの上昇ですので、本当に資産を失った可能性ありますが、どうなのか…気になるところですね。
来週の日本株ですが、28400～29600円を予想レンジとします。米国市場の好調というのもありますが、日本株への海外投資家の買い越しとしています。
選挙相場というのは、過去実績を見ても選挙前日までは高いものですし、勢いがあります。29000円突破して事で、勢いそのままに25日移動平均線のある29400円くらいまで上昇、その近辺は売り圧力も強いと言えますので、その辺りで揉み合い。外部環境の悪化が無ければ29500円を抜けて29600円まで伸びると見ています。
半導体関連や飲食、人材派遣、自動車関連など円安メリット銘柄は買い目線です。人材派遣では穴株としては、求人情報誌や転職情報を展開する【2410】キャリアデザインセンターが底打ちからの反発となっています。気になる感じですね。
海運株はバルチック海運指数も落ちてきていますし、コンテナ船の運賃の下落、原油高もデメリットですので下落しそうではあります。
【9104】商船三井は11月4日決算を控えておりますので、今期3度目の増配上方修正という期待もされていますが、ここで増配できるなら海運株は再び急騰の可能性はあります。基本的に割安なものは空売り仕掛けるという気もないですが、【9101】日本郵船などはチャート的にはここを踏ん張れなかったら売り圧力は加速しそうですね。
短期的に急反発で売りを入れたいという投資家も多いかと思いますが、短期的に見ますと今は買いで攻めるべきと言えます。
やはり半導体関連は【8035】東京エレクトロン、【6723】ルネサスエレクトロニクス、【6857】アドバンテスト【6920】レーザーテックや【6890】フェローテックなどは、伸びしろは高いと見ています。
来週の相場も期待できそうですので、頑張っていきましょう。
明日の注目銘柄
日々注目銘柄を記載していますが、今回は新規で注目している銘柄を記載します。
・ヤマシンフィルタ(6240)
東証1部上場、PER47.2倍、PBR2.2倍、時価総額453億円の中型、建設機械向け油圧フィルターで世界トップシェア。産業用、医療用など開発力に強みを持つ企業です。
同社の主力事業の建機用フィルタ事業における建設機械市場においては、新型コロナウィルスの影響により停滞していた各国経済は、回復に向けたインフラ設備投資や資源需要増に伴い、建機の稼働時間の顕著な増加と新車需要の急激な回復に支えられ、当第１四半期連結累計期間における当社の売上高は大幅に増加し、新型コロナウィルス感染拡大前の水準まで回復となっています。
建機用フィルターが世界的な建機需要増追い風に、新車用、補給用と順調、エアフィルターも堅調推移。来週は期待ができる銘柄と見ています。今後の業績面でも、ビル空調向けナノフィルターの新製品投入していますが、集塵力、燃料効率が高く、故障予知可能な建機フィルター用ＩｏＴセンサーは大手建機メーカーで採用されています。
チャートは底入れしてから反発となっていますが、経済活動が本格的にとなっていますので、来週から本格的に株価は上昇していくかな？と見ています。
株式投資はリスクが伴いますので、投資は自己判断でお願い致します
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今の相場こういう時こをアンテナを張って取り組めば勝てる相場と言えます。
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