株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は、マイクロソフトの決算が市場予想を上回り+4.81％と上昇、クレジットカードのビザも好決算となりNYダウを押し上げ、下げすぎていた銘柄にも買いが入りNYダウは終値33,301.93ドル、前日比+61.75ドルと反発。
ナスダック総合指数は、米金融引き締めや世界景気の減速への警戒感から大幅下落となった反動から買戻しが入る銘柄も多かったですが、ネット関連株や、半導体株の一角が売られ終値12,488.93ポイント、前日比-1.81ポイントの小幅続落となりました。
不安視していたメタプラットフォームの決算は、日間および月間のアクティブユーザー数も市場予想にわずかに届かなかったほか、利益は予想を上回ったものの前年同期比２１％減という内容でしたが、月間アクティブユーザー数は前年同期比３％増、日間アクティブユーザー数は同４％増を記録となった事が好感され、時間外の取引では急反発。
前回の決算での不安視もありましたし、直近のハイテク株の暴落という流れで売り込まれていましたので、悪材料出尽くしという感じになりましたね。
日経平均株価は米国市場が落ち着きを取り戻したことや、メタプラットフォームズや半導体大手のクアルコムなどのハイテク株が時間外で上昇した事から投資家心理が好転、大型連休前ではありましたが好感しての買いが入る展開。
その後、日銀の金融政策決定会合の結果発表では「物価上昇は一時的として現行の金融政策を堅持」、インフレ下で利上げを進める米国と大規模緩和を続ける日本の政策姿勢が一段と鮮明になったことで金利差が広がり、金利の高いドルが買われ、円安進行となり輸出関連など円安メリットの高い銘柄が買われ、日経平均株価は終値26,847.90円、前日比+461.27円、TOPIXは終値1,899.62ポイント、前日比+38.86ポイントとなりました。
新興市場は相変わらずメルカリが足を引っ張ってという感じでしたが、連休前にポジション整理の売りも入りマザーズ指数は下落。引け後のメルカリの決算も22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結最終損益は77億円の赤字(前年同期は35.7億円の黒字)に転落と悪いですね。
将来利益の最大化に向けてブランド認知度向上・ユーザ獲得等を目的としたマーケティング施策に加え、事業基盤の強化に向けた優秀な人材採用等の投資を積極的に行った結果で赤字との事ですが、そろそろ出尽くしとなってほしいとこです。
日銀が円安を容認しているというのは分かっていた事ですが、為替が20年ぶりに130円台に突入ですからね～、引け後の黒田総裁も円安は全体的にプラスだと強調していましたが、ドル円どこまでいくのか…下手すると135円とかまで行く可能性もありますね～。
5月FOMC前までは睨み合いとは思いましたが、こんな強烈に動くとは「黒田バズーカ再来」という勢いですね。今日で4月相場は終了してGWに突入となりますね。連休中に相場が急落とはならないでほしいところです。
それでは皆様、連休中にコロナ感染などない様に気を付けてお過ごしください。
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