
先週末の米国市場は、ECB(欧州中央銀行)が今週の金融政策決定会合で追加利下げに踏み切るとの観測が引き続き株価の上昇を支援したことや米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの見方から楽観的な買いが入る展開となりました。
雇用統計、CPIといった重要指標を通過して米景気の底堅さやインフレの鈍化が確認されたという状況ですが、本当に強い相場となっていますね。
中国の新たな景気刺激策を打ち出してから復活していますし、米国市場も大統領選挙までは中東情勢の問題はありますが、強いトレンドを作っていく可能性は高そうです。NYダウは終値43,065.22ドル、先週末比+201.36ドルと上昇、ナスダック総合指数は、引き続きエヌビディアを筆頭に半導体株がしっかりの展開、主要な半導体関連銘柄で構成するSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は先週末比1.80%高の5,432.21ポイントと上昇となりナスダック総合指数は終値18,502.69ポイント、先週末比+159.75ポイントと反発となりました。
筆者は米国株をこう見る。
非常に強いという流れとなっていますが、NYダウは史上初の4万3000ドル台に突入となりました。スマートフォン大手アップルや外食大手マクドナルドなど景気敏感株も買われ、半導体株も買われました。今週から発表になる米企業の決算への期待が高まっていますが、先だってJPモルガン・チェースの決算もありましたが良好な内容ですので、やはり大統領選挙まで高いのかな?
ただ決算は唯一こける可能性があるタイミングでもありますし、楽観視されだすと思わぬところで落とし穴がありますので注意は引き続きしていきましょう。
日経平均株価は3ヵ月ぶりに4万円超え!半導体株が相場上昇をけん引!

週明けの日経平均株価は、寄り付きから買い優勢の展開となりました。世界の株式市場が強い上昇を見せていましたし、為替が円安進行となっている。これは連休明けから上に飛ぶと思っていましたが、予想通り指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われる動きとなりました。
ソフトバンクグループ(9984)が+5.7%、半導体株の主力、東京エレクトロン(8035)が4.49%、レーザーテック(6920)といったとにかく半導体株がゴリッゴリでしたね。
節目の4万円を超えてさらに勢いもつきましたが、達成感から利益確定売りが引けにかけて入り39,910.55円、先週末比+304.75円、TOPIXは終値2,723.57ポイント、前日比+17.37 ポイント値上がり銘柄数757、値下がり銘柄数645と、値上がりが優勢だった。値上がり銘柄数297、値下がり銘柄数263と、値上がりが優勢となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
とにかく強い米国もですが、日本株も非常にいい動きになってきています。為替も石破総理の利上げ否定発言が聞いて上昇となっています。ただ少し気になるのは、やはり大型株中心に買われる展開となっています。国内でも決算シーズンとなりますので、中々小型株は業績がぶれやすいので買いにくいところもあります。
そしてもう一つ言えば、今回の為替の乱高下で企業がどういった為替レートで組んでくるかなど問題あります。個人的には今は一旦半導体株など出遅れていた銘柄を狙っていくというのが良さそうに感じます。
空売り比率37.8%大きな下げの可能性があるので注意!

空売り比率は先週から41%台が続いていましたが、本日は37.8%となっています。空売り比率を見る限り買われすぎという水準にあり、大きな下げがきてもおかしくありませんので注意しておきましょう。
億トレ注目銘柄を記載致します。
億トレ注目銘柄 フジクラ(5803)

フジクラは東証プライム上場、電線御三家(住友電工、古川電工、フジクラ)の一角、主として送電線や車の中で電気のやり取りをするケーブルを作っておりエネルギー・情報通信といったインフラ関連事業、電子部品を中心としたエレクトロニクス事業、自動車用ハーネスを中心とした自動車電装事業など4つの事業分野で24の国と地域にグローバルに事業を展開する企業です。
フジクラは業績抜群!フレキシブルプリント基板(FPC)で世界有数の企業!
直近の決算を見ますと、8日大引け後には上方修正しており、通期の売上高は、従来予想から400億円増額の8700億円と前期比8.8%増、営業利益は同190億円増額の890億円、28%以上にそれぞれ引き上げられ営業利益は2期ぶりの最高益更新となっております。
業績の好調な背景には、生成AI(人工知能)需要拡大を背景とした伸長などが第2四半期(2024年7〜9月)も継続すると見込まれることが寄与するとしています。
フジクラの目標株価を10/8にゴールドマンサックスが目標株価を5100円から7000円引き上げ!
アメリカの景気や為替動向をにらみ下期(2024年10月〜2025年3月)の予想数値は据え置き、上半期のみを反映した上方修正となっていますが、ゴールドマンサックスは同社の目標株価は大幅に引き上げております。
理由はデータセンター、生成AI向けの光コネクタや光ファイバケーブルが今後、業績のドライバーになる見られているとしています。第2四半期以降に再度業績予想の引き上げ可能性があるとしています。巨額の設備投資が必要となるわけではなく、自己資本比率の改善が継続すれば、追加的な株主還元が実施される可能性も見込めることもありますので、配当面の期待もありますので上昇余地は高いと見ています。
※投資は自己判断でお願い致します。
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