昨晩の米国市場は、ISM(米サプライ管理協会)が公表した6月米PMI(製造業購買担当者景況指数)は46.0(前月は46.9)に低下となりました。市場予想47.0を下回る内容から、これを受け、FRBが示唆し続けている年内2回の追加利上げは見送りになるとの意識が広がり相場の下支えとなりました。
ですが翌日に独立記念日を控えて、13時までの短縮取引だったことからも利益確定売りも入り膠着状態となりました。NYダウは終値34,418.47ドル、前週末比+10.87ドル、ナスダック総合指数は主力ハイテク株の一角に売りが入りましたが、4-6月期の販売台数が予想を上回ったテスラが大幅高となり終値13,816.77ポイント、前日比+28.85ポイントと続伸となりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
今週末に雇用統計を控えていますが、7月の投資格言に「七夕天井」がありますが、全体としては買い意欲は高く、VIX指数を見ても個人投資家の買い意欲は高いです。
今日は米国市場が祝日となりますがナスダック総合指数が連日で昨年4月以来の高値を更新となっています。この押し目買いの動きを見ていても急落という要素は低いとは思いますが油断せずにいくべきですね。
青天井相場が見え隠れする日経平均株価は利益確定売り優勢!第一三共のSTOP安が重し!
本日の日本株は、昨日、日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で製造業の景況感が好転し企業業績への期待も高まったことから大幅に上昇となり、その反動から利益確定売りが入りました。
日経平均マイナス寄与度トップは第一三共(4568)が非小細胞肺がん患者に対する治療薬「ダトポタマブ デルクステカン」の第3相臨床試験の結果で改善が示されなかったことを嫌気して一時STOP安、その他ではファーストリテイ、ファナックなどが下げ幅をけん引しました。
半導体株も売られておりましたが、午後になると、半導体関連の銘柄が買い戻されて下げ幅を縮小していましたが、アドバンテスト(6857)は高値更新しましたので空売りの買い戻しが入った感じですね。半導体株はまだまだ終わる感じの気配はないですね。
日経平均株価は終値33,422.52円、前日比-330.81円、TOPIXは終値2,306.37ポイント、前日比-14.44ポイントとなりました。
新興市場はスタンダード市場は、値上がり716銘柄、値下がり550銘柄、東証グロース市場は、値上がり264銘柄、値下がり243銘柄とやや買い優勢となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
7月の投資格言の「七夕天井」とはならず7月後半にかけて上値を試しに行くかもと言われていますが、3日のオプション市場では、一段高にかけるコールポジションが上昇に一役買っていましたが、昨日の日銀短観で大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が3月調査から4ポイント改善しています。
主に円安や自動車産業の挽回生産が始まったことなどで自動車の寄与が大きいわけですが、機械や食品など幅広い業種で業績見通しの市場予想が上向く傾向にあります。短観では2023年度の純利益予想も、大企業全体で前年度比-5.6%と、前回調査から上方修正となっています。
そして一番注目のニュースですが↓
これまでの株高を受けた利益確定売りや新規の投資マネーの流入で、証券口座に預け入れた資金のうち投資に回っていない「待機資金」が急増。残高は15兆円超と過去最大になった。4日は相場が反落するなかでも個人投資家は積極的に押し目買いに動くなど、下支え役としての存在感が高まっているとの事です。
15兆円もの資産が待機資金として眠っている!実際にこれが下支えとなるならば…今後も面白いと言えますし、上を買いに行く動きとなればバブル後最高値更新という未来もあり得そうですね。
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億トレサラリーマンの注目銘柄 キタック(4707)

キタックは東証スタンダード上場、PER15倍、PBR0.75倍、利回り1.28倍、時価総額23.4億円
新潟県を地盤に、北陸、東北、関東の東日本エリアで展開する総合建設コンサルタントを主力展開、地質調査、土木設計が主力事業。主要顧客は新潟県と国土交通省で、官公庁に対する受注依存度は80%以上を占めており、建設コンサルタント事業は、山地・丘陵部、平野部の道路地質調査、解析・設計、トンネル・橋梁の地質調査などの「建設」、環境アセスメント、土壌・地下水汚染調査などの「環境」、河川・渓流の防災調査・解析・対策設計などの「防災」、道路陥没調査・解析・設計、橋梁点検調査と補修・補強設計などの「維持管理」を手掛ける。このほか、不動産賃貸等事業では、新潟県内で賃貸用オフィスビルや賃貸住宅を展開しています。
同社のテーマは、「防災」「復興関連」「公共投資関連」「国土強靱化」「土壌汚染」「土木」 「メンテナンス」「地図情報システム」「地質調査」「耐震化」「建設コンサルタント」「AI(人工知能)」に該当します。
キタックは人工知能(AI)を活用した画像処理技術の開発を本格化!

画像処理機器・システム開発のガゾウと事業提携し、手始めに地質調査の解析を自動化するシステムの開発などに共同で取り組むとしていますが、ガゾウとは、AIを活用した交通量調査に共同で取り組んだ実績があります。
そして今回の事業提携では、AIによる画像処理技術を用いキタックの業務効率化を目指すとしています。そして今まで地層の判別は地下の状態把握のため、石の大きさの解析は砂防ダムの建設のため、従来は目視や手作業で行っていました。
ですが、今回のシステムはシステム開発により誰でも行えるようにし、組織全体の技術力の底上げと同時に若手社員の教育の効率化も図るというものですので、今後の収益の柱となる見込みは高いです。
業務受注とAI活用の画像処理システムの外販で1億円の売上高を目指す!
開発したシステムは2社で外販することも検討しているとしていますが、2〜3年後を目途にシステム開発による業務受注とシステムの外販で1億円の売上高を目指すとしています。
さらに2022年から2030年までの予測期間中に17.9%の複合年間成長率を記録し、2030年までに2億5,550万米ドルに成長すると予測もあり大きな成長率を予想がされることから外販の売上高は右肩上がりに上昇する可能性が高いと言われています。
そして今とにかく人気の高い人工知能(AI)がテーマとして加わった事で化ける可能性が高い銘柄と言えるのではないでしょうか。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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