昨晩の米国市場は、週間の失業保険申請件数が20万7,000件と前の週(20万5000件)から小幅に増えたものの、D・J通信がまとめた市場予想(21万件)を下回りました。米長期金利は朝方に4.77%に上昇、追加利上げを警戒した売りに押されました。終盤にかけ原油安でインフレ再加速懸念が緩和に転じ長期金利も低下したことなどで下げ幅を縮小となりましたが米雇用統計の発表を控え売り買いが交錯し小幅安で終了となりました。
NYダウは終値33,119.57ドル前日比-9.98ドルとなりました。ナスダック総合指数はアマゾンやテスラが売られた一方、半導体のエヌビディアが買われるなど、まちまちとなり終値13,219.83ポイント、前日比-16.18ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
まだ手放しで安心できませんが米国株が上昇して外部環境が改善しつつあります。原油価格も、需要鈍化懸念に伴う売りが強まり続落、11月物の清算値は前日比1.91ドル安の1バレル=82.31ドルとなっています。
EIA(米エネルギー情報局)が4日発表した週報(9月29日までの1週間)を見ましても、米ガソリン在庫が予想を大幅に上回る積み増しとなり、燃料需給のひっ迫懸念が後退。また、最近の相場下落を受けて、「OPECプラス」が協調減産の姿勢を緩める可能性は低下するとの観測も原油価格の下落に拍車をかけています。
雇用統計次第というところはありますが、米雇用統計が市場予想を上振れてしまえば、素直にリスク回避の動き、すなわち金利上昇・株価下落が再開すると考えましても、ここを見極めてからというのが宜しいですね。
日経平均株価は3連休前、米雇用統計を控え様子見姿勢の展開!
本日の日本株は、米主要3指標が小幅ながら反落したことや米雇用統計を控えて売り優勢のスタートとなりました。9月の米雇用統計が発表され、内容によって米長期金利の動向に影響する可能性からも安いところは拾われますが積極的に上を買う姿勢とはならず日経平均株価は終値30,994.67円、前日比-80.69円、TOPIXは終値2,264.08ポイント、前日比+0.32ポイントとなりました。
日経平均株価は下落となりましたが、東証プライムの値上がり銘柄数は1,283銘柄と殆どが上昇、スタンダード市場は、値上がり825銘柄、値下がり437銘柄、東証グロース市場は、値上がり300銘柄、値下がり211銘柄と全市場が値上がり優勢となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
前週からの相場下落で売り手である短期目線の投資家が買い戻しを断続的に入れる展開となりましたが、昨日の反発、そして3連休前の週末相場、米雇用統計と買うに買えないポイントではありましたが、今日のこの結果は悪くない動きだったと言えますね。
今年の酷暑で保持された大量の水蒸気が熱を吸収し今後豪雨・洪水を引き起こすと警戒を強めています。防災への関心が政府・民間で高まり、関連株への需要も期待できそうではありますが、やはり今回の雇用統計は悪材料の多い中ですので重要なポイントとなります。
3連休というのもありますので、まな板の鯉状態ではありますが、ここが相場の分岐点となる可能性は高いと言えます。そして週明けから中国本土市場は国慶節につき休場していましたが9日(月)から再開されます。
空売り比率は43.3%となってはいますが、やはり40%以下となる様ならば警戒はしておくべきですが、まずは「今夜発表される米雇用統計を見極めてから!」という投資家が多いことから問題なく通過すれば、強い反発となると言えますので非常に重要なポイントと言えるでしょう。
億トレサラリーマンの注目銘柄 Gunosy(6047)

東証プライム上場、PER---、PBR1.54倍、時価総額167億円
スマホ利用者向けに新聞、雑誌、ネットメディアなどと提携した記事配信を行うキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」を展開。女性向け情報中心の「LUCRA(ルクラ)」、時事ニュース中心の「ニュースパス」も成長。記事閲覧データから個人の興味や関心についてのデータを蓄積、広告配信を最適化する技術に強みがあります。自社アプリ以外での広告配信を行うアドネットワーク事業も手がけており、他には広告事業に次ぐ収益源の確立を目指し、ベンチャー投資事業を育成中。
同社のテーマは「インド関連」 「投資事業」 「インターネット広告関連」 「スマートフォン」 「iPhone関連」 「Android」 「ゲーム関連」 「SaaS」 「携帯電話向けソフト」 「情報配信」 「IT関連」 「ブロックチェーン」 「NFT」 「生成AI」に該当します。
保有ブランドは「グノシー」 「ニュースパス」 「ルクラ」 「福島良典」 「LUCRA」
依存先はKDDI (10.2%)
急成長のインド関連の小型の有望株!出資先のインドの決済サービスslice(スライス)で収益拡大の見込み
直近の業績は23年5月期の連結経常損益は17億円の赤字(前の期は1.9億円の黒字)に転落し、24年5月期は9.9億円の赤字に赤字幅が縮小となっていますが、同社が昨日STOP高となりましたが、出資先のインドで決済サービスを提供するフィンテック企業のslice(スライス)と、インドのノースイースト・スモール・ファイナンス銀行が合併すると現地で報じられたようで、これがポジティブ視されたようです。
インドは成長著しく世界がインドへの投資を積極的に展開!
インドのクレジットカードサービス「slice」を提供するGaragePreneursとなると考えており、同社はGaragePreneursの強制転換条項付優先株式を取得しています。成長著しいインド市場で「slice」が伸び、同社の評価額が上がれば含み益が増える算段となる見込みから収益拡大期待の資金が流入したようですが、「slice」は2021年4月に250万ユーザー、2021年12月には500万ユーザーと急拡大、2023年で1500万ユーザーとなっています。
Gunosyはかねてからインド市場の大きな成長可能性に着目し、有望な高成長スタートアップへの投資を行って累計30億円超の戦略投資を実行していますがGunosyは議決権は17.77%となる計算。GaragePreneursの評価額は10億ドル(1000億円以上)となっておりますのでインド関連で有望ですのでテンバガー候補の一角と言えます。
又、2023年8月8日には、いちよし研究所では、レーティングをA継続として、目標株価900円としています。先々の期待ができるインド関連の本命候補ですので注目と言えます。
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グラーツ投資顧問は、相場の福の神 藤本さんのコラムやカブ知恵代表取締役の藤井英敏さんのコラム「投資の方程式」などを無料掲載しているサイト。アドレス登録で「大本命3銘柄」を無料提供。