
こんにちは、億トレサラリーマンです。
市場参加者のなかで金利の先高観が強まっている状況で、長期金利1.5%を試す展開が続く可能性があるとの見方が出ています。東京株式市場でも日銀の利上げ期待を背景に銀行株が買われ上昇しているという感じ。先日ご紹介した地方銀行関連の厳選本命株3選で選んだ(7180)九州フィナンシャルグループ、(5830)いよぎんホールディングス、(8331)千葉銀行は軒並み値上がりとなっています。
繰り返しにはなってしまいますが、金利の上昇局面では、銀行株や生命保険株といった金融関連の銘柄が上昇しやすい傾向にあります。これは、金利が上昇することで銀行の貸出金利が高まり、利ざやが拡大するためです。生命保険会社にとっても、運用する債券の利回りが向上し、収益が改善することが期待されます。そのため、こうした銘柄は金利上昇局面において投資家から注目されやすくなります。
地方銀行株も例外ではなく、むしろ狙い目となるケースが多いと言えます。地方銀行は全国的なメガバンクに比べて株価が低迷しがちですが、その分、割安なバリュー株としての魅力を持っています。市場全体が成長株に注目している間、地方銀行株は見過ごされがちですが、金利上昇の恩恵を受けやすい点を考慮すると、今後の株価上昇が期待できる銘柄が多いのです。
さらに、銀行株への投資はリスクヘッジの観点からも有効です。通常、金利が上昇すると株式市場全体にはマイナスの影響が及ぶことが多いですが、銀行株は逆に利益を伸ばしやすい傾向にあります。そのため、ポートフォリオの一部に銀行株を組み入れることで、市場全体の下落リスクを和らげることができるのです。特に、安定した配当を出している銀行株は、長期的な資産形成にも適しているため、魅力的な選択肢となるでしょう。
現在の市場環境を考えると、金利の動向を見極めながら、地方銀行株を含む金融関連銘柄に注目することは、賢明な投資戦略の一つとなり得ます。割安な水準にある地方銀行株は特に注目に値し、中長期的に見ても成長が期待できる分野です。今後の金融政策や市場の動向を慎重に分析しつつ、銀行株投資を戦略的に活用するというのはいかがでしょうか?
それでは、今回は、数ある地方銀行関連銘柄の中から億トレが注目する地方銀行関連の厳選出遅れ株3選をご紹介します。
※2025年2月18日時点の情報
地方銀行関連の厳選出遅れ株①
琉球銀行(8399)

東証プライム|PER8.6倍|PBR0.35倍|利回り3.19%|時価総額513億円
琉球銀行(8399)は、地方銀行関連銘柄の注目出遅れ株です。
沖縄県に本拠を置く地方銀行であり、地域特性を生かした独自の強みを持っています。その最大の強みは、沖縄経済の成長を背景に、安定した金融サービスを提供できる点です。
沖縄県は観光業が主要産業であり、国内外からの観光客が経済を支えています。これにより、ホテル・飲食・小売業などの法人向け融資の需要が高く、琉球銀行はこの分野で強い基盤を築いています。また、米軍基地関連の経済活動も一定の安定性をもたらしており、他の地方銀行と比べても地域経済の影響を受けにくい側面があります。
さらに、沖縄は全国的に人口増加が続いている数少ない地域の一つであり、個人向け金融サービスの需要も拡大傾向にあります。住宅ローンや消費者ローンの分野で成長の余地が大きく、長期的な収益拡大が期待できます。
加えて、琉球銀行はDX(デジタルトランスフォーメーション)にも積極的に取り組んでおり、オンラインバンキングやキャッシュレス決済の導入を進めています。こうした戦略により、競争力を高めながら持続的な成長を遂げているのが特徴です。
2025年7月にオープン予定の巨大テーマパーク「ジャングリア沖縄」も業績向上に大きく寄与するのではないかという見方ができます。中期的な目線ではまだまだ出遅れ感があり、投資妙味のある銘柄だと思います。
地方銀行関連の厳選出遅れ株②
京都フィナンシャルグループ(5844)

東証プライム|PER18.0倍|PBR0.57倍|利回り2.79%|時価総額6,482億円
京都フィナンシャルグループ(5844)は、地方銀行関連銘柄の注目出遅れ株です。
京都銀行と関西みらい銀行(旧びわこ銀行・関西アーバン銀行)を傘下に持つ金融グループで、関西圏における強固なネットワークと経営基盤を強みとしています。
最大の強みは、京都という観光・伝統産業・大学・先端技術が融合する地域に根ざした金融機関である点です。観光業や中小企業の多い地域特性を生かし、旅館・飲食業・伝統工芸関連企業への金融支援に強みを持っています。また、京都は大学・研究機関が集積する学術都市でもあり、ベンチャー企業の成長支援や産学連携による新技術支援にも積極的に取り組んでいます。
さらに、関西みらい銀行との統合により、京都府を超えて滋賀・大阪・兵庫といった広範囲の地域にサービスを展開しており、地方銀行の枠を超えた広域金融グループとしての優位性を発揮しています。
加えて、デジタル戦略にも積極的で、フィンテック企業との提携やオンラインバンキングの強化を進めています。こうした戦略により、地域密着型でありながらも、広域展開とデジタル化を両立させた競争力の高い地方銀行グループとして成長を続けています。
2月7日取引後に、既存株主の金融機関が株式を売り出すと発表したことで需給悪化懸念から売りが先行する格好となりましたが、中長期的にみても買い時と言えると思います。
地方銀行関連の厳選出遅れ株③
ひろぎんホールディングス(7337)

東証プライム|PER10.5倍|PBR0.70倍|利回り3.85%|時価総額3,772億円
ひろぎんホールディングス(7337)は、地方銀行関連銘柄の注目出遅れ株です。
広島銀行を中心とする金融グループで、中国地方における圧倒的なシェアと幅広い事業展開を強みとしています。
最大の強みは、広島県を中心とした強固な顧客基盤と地域経済の成長性にあります。広島県は、自動車・造船・製造業が盛んな工業地域であり、ひろぎんホールディングスは、こうした地元企業との強い結びつきを生かして法人向け融資やM&A支援を積極的に展開しています。また、広島市は中国地方の経済の中心地であり、個人向け住宅ローンや資産運用サービスの需要も堅調です。
さらに、ひろぎんホールディングスは、地方銀行の枠を超えた総合金融サービスを提供している点も特徴的です。銀行業務に加え、証券・リース・コンサルティングなどの分野にも積極的に進出し、地域企業の成長支援や事業承継サポートを強化しています。
また、デジタル戦略にも注力しており、オンラインバンキングの強化やキャッシュレス決済の導入を推進。これにより、地方銀行の中でも競争力を高め、持続的な成長を実現している点が、他の金融機関と比べた際の優位性といえるでしょう。
以上が、億トレが注目する地方銀行関連の出遅れ株【3選】でした。
前回もお話ししましたが、銀行株ってボラティリティ低くて地味なイメージがあるので、進んで投資対象にしないという方も結構いらっしゃるかもしれません。特に、テーマ株投資であったり短期運用がメインの方はあんまり選ばないのかななんて思うんです。ただ、現在日本が置かれている金利環境であれば銀行株や地方銀行株なんかをポートフォリオに加えておくという戦略も個人的にはすごくおすすめしたいですかね!
リスクヘッジもしっかりと意識しながら資産形成を進めていきましょう!
あくまでも億トレの個人的な見解ですので、投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってくださいね。
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