昨晩の米国市場は、ワシントン誕生記念日のため休場となりました。
今週は雇用統計やCPI(消費者物価指数)程ではありませんが、22日には前回1月の米FOMC議事録や24日には米1月PCE(米個人消費支出)のコアデフレータ発表があります。
1月のPCE価格指数は全体で前月比0.5%上昇、2022年半ば以来の高い伸びが見込まれていますが、変動の大きい食料品とエネルギーを除くコア指数は同0.4%上昇と予想されていますが、インフレ鈍化のペースも鈍くなると予想されていますので、やはり同指標も利上げへの懸念が広がる指標ですので市場は警戒すると言えますね。
日本株は米重要指標もですが、24日には衆議院で次期日銀総裁候補の所信聴取があります。
昨日もお伝えした通り、これを見て「売りなのか?それとも買いなのか?」という方向性決めて機関や外国人投資家が動いてくる傾向にあります。NYダウも日経平均株価もピンっと糸の張った緊張感のあるチャートとなっています。
株価は全体的に底堅いですが、22日~24日は全体的にボラがでる相場となると念頭に置いておくべきですし、23日木曜は天皇誕生日で祝日となります。ポジション整理も入りやすいのでそういった点も注意しましょう。
長期金利の高止まりから半導体株などに逆風とはなっていますが、半導体需要は来年度下期からは漸次改善が見込まれる状況で、24年3月期以降の業績に対する警戒感は後退しつつあります。国内半導体大手の東京エレクトロン(8035)の社長は「メモリー市況は今が底であり、製造装置需要も今年後半から回復基調に入る」と述べています。
米中の対立から米国が中国への半導体装置などを輸出禁止するなど問題はありますが、半導体は国力の一つです。日本国内では台湾の半導体最大手TSMCの新工場を熊本に建設する方針となっています。半導体は市場テーマとして有望ですし個人投資家の人気も高いです。特にパワー半導体はEV(電気自動車)にとって必需品ですので日本は自動車輸出企業が多い事を考えても期待値は高いですね。全体相場が指標による大きなブレがありましたらパワー半導体関連銘柄に目を付けておくと良さそうですね。
そこで株プロの短期急騰期待のパワー半導体株をPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 キョウデン(6881)
キョウデンは東証スタンダード上場、1983年設立、半導体製造装置向けの産業機器中心に実装・組み立てまで一貫体制で行うプリント配線基板、グラスファイバー原料や金属系原料、窯業原料など工業材料、5G、IoT関連機器も手掛ける企業です。
同社のテーマですが「医療機器」 「アジア関連」 「携帯電話関連」 「通信機器」 「タイ関連」 「電子機器受託生産」 「パチンコ・パチスロ」 「パワー半導体」 「プリント基板」 「半導体製造装置」 「フレキシブルプリント基板」 「コンクリートパイル」 「ヒューム管」 「耐火物・耐火れんが」 「ワイヤレス充電」 「電気機器」 「5G」に該当します。
半導体製造装置・産業機器・インフラ・医療機器向けプリント基板トップシェアメーカー
時価総額264億円と小型ながら幅広いテーマに該当、特に半導体装置のプリント基板ではトップシェアメーカーです。
同社の国内電子事業は、5G・IoT関連需要に伴う受注増加により引き続き堅調に推移しており主要アプリケーションの前年比は「車載機器が26%増」、「産業機器(半導体製造装置/産業用ロボット/測定器)は29%増」、「インフラ関連(セキュリティー関連/監視カメラ等)は21%増」「通信・IoT関連機器は17%増」となっています。海外電子事業も、直近の第3四半期会計期間において車載関連分野で半導体や部品不足による生産調整の影響が続き受注が低迷していますが、累計期間の売上高は前年を上回る結果となっています。
2月8日発表の決算では23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.9%減の34.9億円に減り、通期計画の57億円に対する進捗率は61.4%と半導体株にしては物足らない決算内容ではありましたが、生産量増加に伴い大型の設備投資を計画し実行するも、設備導入に至るまで部分的な部品等の不足による設備納入の足並みが揃わず、生産開始が遅れ外注費が増加した事が原因と言えます。
国内での需要は安定していますので、海外での生産開始の遅れも今後は巻き返ししていく公算は高いと見ています。
小型ながら配当利回り4%の高配当株!PER6倍、PBR0.96倍の割安半導体銘柄!
魅力的なポイントとしては、チャートは出遅れの位置にあります。業績も海外生産の遅れが取り戻せますと業績面にもつながりそうです。決算も通過してパワー半導体のテーマ&配当利回り4%の高配当&チャートは出遅れの位置&PER6倍、PBR0.96倍の割安ですので今後上昇する要素を満たしている銘柄と言えるのではないでしょうか。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。