株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は、8月の米小売売上高は前月比0.3%増と、横ばいを見込んでいた市場予想を上回った一方、変動の大きい自動車・同部品を除くベースでは減少となりましたが、市場予想を上回る内容から消費関連株への買いが先行となりましたが、債券市場では長期金利が上昇。長期金利上昇からハイテク株が大幅安となりNYダウは終値30,961.82ドル、前日比-173.27ドルと下落となりました。
ナスダック総合指数は、長期金利の上昇から大型、小型のハイテク株が全体的に売られ終値11,552.36ポイント、前日比-167.27ポイントと下落となりました。
FOMCも控えていますので安定しない相場となっていますが、9/21のFOMCでの0.75%利上げを織り込み、1.00%利上げ観測も浮上しています。
先日のFOMCは「総合」は6月9.1% → 7月8.5% → 8月8.3%と2カ月連続で鈍化はしています。僅か0.2%の上昇ではありますが、「コア」が6.3%と市場予想を上回りましたからね。7月（5.9%）から上昇率が0.4ポイントですので、とにかく今の相場は利上げ観測が高まるニュースがでれば、AIが過剰反応するという相場ですからね。
1％の利上げとなればハイテク株はさらに売られやすくなりますというよりも、かなり株式相場にとってはマイナスに捉えます。
この1％への懸念からNYダウは今年最大の下げ幅となったわけですが、とにかくFOMCで利上げに対してどう対応するか。0.75％ならいいのですが、もう一度言いますが1％はかなりネガティブに反応する可能性はあります。
米国市場は利上げ1％を織り込む動き！日本株は連休前からも寄り付きから売り優勢の展開！
日本株は、米国主要3指標が揃って下落となった事から寄り付きから売り優勢の展開となりました。米ハイテク株の下落から半導体関連や値がさ株を中心に売り、原油価格の下落を受け石油関連株が入りました。
やっぱFOMCを控えているタイミングで日本は3連休ですので、環境を不安視しての投げ売りは当然というわけですがリスク資産を減らす動きとなりました。日経平均株価は終値27,567.65円、前日比-308.26円、TOPIXは1,938.56ポイント、前日比-11.87ポイントと揃って反落となりました。
新興市場は、グロース株が売られる流れとなりスタンダード市場は値上がり362、値下がり888銘柄、東証グロース市場は101銘柄、値下がり364銘柄と値下がり優勢となりました。
正直、今日はどれもこれも投げ売りが出て、これしか落ちてないの？
という感じでしたが、SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も前日比1.62%、半導体関連もボコボコでしたが、投資家が運用リスク回避が高まりここ最近の強かった銘柄が一斉に売られる事態となりましたね。本当きついですわ。
投資家注目銘柄では、大物相場師のトンピンさんが仕掛けている【7901】マツモト、【5820】三ツ星、【6898】トミタ電機と利益確定売りが入り下落。
まあ直近であれだけ上げてれば…というところもありますが、本尊のトンピンさんはまだ保有は持ってそうですが、流れが崩れると投げがさらに加速しそうですので、下手に下を拾うのはかなり不安要素が高いと思います。
原発関連の本命【9501】東京電力、、地政学リスクの本命の【7011】三菱重工も揃って下落となりました。
特に【6619】ダブルスコープ…連結子会社Ｗ－ＳＣＯＰＥ ＣＨＵＮＧＪＵ ＰＬＡＮＴ（ＷＣＰ）の韓国コスダック上場に関して公募価格が当初の想定を下回る見通しとの報道が流れた事から、大暴落！
昨日のPTSから不安定な売られていましたが、今日は大口の投げ売りが入りドスンドスンと売り込まれました。右肩上がりの上昇を続けていた銘柄でしたので、投資家人気となりかなり提灯買いも入っていましたので、本当この暴落…
何か今日ですが、めちゃくちゃ負けて元気もないので、サウナでも入って整ってから注目銘柄などを記載します。
それでは本日もお疲れ様でした。
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