昨晩の米国市場ですが、FRBパウエル議長の首都ワシントンでの対談がありました。
強い雇用統計後でしたので、この対談でインフレを警戒した発言が出ると懸念が広がっていましたが、同議長は「今後も強い雇用指標などが続けば、現在の見通しより高い水準の利上げが必要になる可能性がある」と述べましたが、警戒されていた程タカ派寄りではなかったのが好感されNYダウ、ナスダック共に反発となりました。
NYダウは一時-250ドルを超える下げを見せていましたが、引けて見たら+265ドルの上昇ですからね。
とにかく激しい!!!
主力ハイテク株も買われ半導体株もしっかりの動きでしたが、押し目を拾えばチャンスという雰囲気が米国市場にでていますね。
日本株は、指数寄与度の高い任天堂(7974)とSBG(9984)が前日に発表した決算がひどい内容でしたので両銘柄がドスンと売られ2銘柄で日経平均株価を100円押し下げました。
任天堂は2023年3月期の営業利益予想を従来の5000億円から前年比19%減の4800億円に引き下げ、配当も期末配当予想も1株当たり109円から96円に下方修正ですからね。
主力の「ニンテンドースイッチ」は半導体不足もあり販売台数を見直して、市場予想を5817億円を1000億も下回っていますが、ポケモンの新作「スカーレット&バイオレット」に期待がある中でしたがソフトの販売計画も下方修正ですからね。急速な円高の影響はあるとはいえ、これはきつい内容です。ただ任天堂は「Nintendo Direct」が2月9日7時より配信されます。2023年上半期に発売を予定しているタイトルを中心に情報が公開されますので、新作ソフトの期待によっては株価は戻しそうですが…減配というのが引っかかるところです。
ただ全体相場は任天堂が-7.52%、SBGが-5.11%と併せて日経平均株価を100円押し下げた事を考えると、日経平均株価は-79.01円ですので実質プラスと言えますね。
チャートを見ても朝方の下落で窓埋めも完了、下髭つけて5日移動平均線回復ですので日本株全体は上昇トレンド入るんじゃないかな?と思っています。
それでは株プロの注目銘柄をPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 免疫生物研究所(4570)
免疫生物研究所は東証グロース上場、抗体を軸とする研究用試薬の開発販売と体外検査受託が事業の柱で、遺伝子組み換えカイコ由来のヒト型フィブリノゲンに特徴を持つバイオ関連の企業です。
同社のテーマですが、「バイオテ関連」 「医薬品関連」 「試験・検査・計測」 「ワクチン療法」 「iPS細胞」 「ペプチド」 「抗体医薬」 「モノクローナル抗体」 「エイズ」 「化粧品」 「診断薬」「アルツハイマー」に該当します。
保有ブランドは「タウタンパク-IBL」 「フレヴァン」 「frais vent」 「Tauタンパク-IBL」となります。
依存先はニッピ (9.4%) 岩井化学薬品(10.8%)となります。
国内外においてアルツハイマー関連抗体の売上計上!営業利益は大幅に改善して黒字!
バイオ関連企業は赤字が当たり前ではありますが、同社は主力製品のELISAキットや抗体の海外販売の増加に加え、遺伝子組換えカイコの研究開発費や販管費が減少したことで23年3月期第3四半期(22年4~12月)決算を発表では、営業損益が1800万円の黒字となり赤字脱却となっています。通期計画の300万円に対する進捗率が600.0%となっています。
抗体関連事業における血中リポタンパク質プロファイリングサービス「LipoSEARCH」の検査サービスが減少とはなっていますが、赤字バイオ企業が営業利益が大幅に改善して黒字となっているのはかなりの強みと言えます。
シスメックス(6869)との業務提携!認知症検査試薬が厚生労働省から製造販売承認!
免疫生物研究所はシスメックス(6869)と業務提携をしていますが、シスメックスは時価総額1兆8502億円、アルツハイマー治療薬を手掛ける製薬大手エーザイと共同開発を行っている大手医療検査企業です。
シスメックスは検査試薬の生産場所は明らかにしていませんが、免疫生物研究所の業績、時期、関係性を見てもシスメックスの検査試薬を免疫生物研究所が請け負っている可能性は高そうと言えます。
決算報告書では、シスメックスとの業務提携の際は業績に与える影響は軽微とはしていますが、今回の決算を受けて継続的に売り上げを伸ばせる可能性は高く、シスメックスだけでなくエーザイや米製薬大手のバイオジェンといったバイオ企業と新たな共同研究先の可能性もあります。
免疫生物研究所(4570)はテンバガー候補となる可能性も!
時価総額45.4億円の黒字バイオ銘柄ですし、日足はSTOP高連発で過熱感はあり一旦利益確定売りや増し担でドスンというパターンもありますが、週足、月足のチャートを見ると出遅れと言える位置にあります。
2013年に高値4400円まで暴騰した過去もありますし、相場になると1000円超えとなっているパターンが多いです。「テンバガー候補」との呼び声もありますので今後の展開を考えても非常に面白い銘柄と言えるのではないでしょうか。
※投資は個人の判断でお願いします。参考程度に見てもらえたらと思います。
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