昨晩の米国市場は、前日まで4営業日連続で史上最高値を更新していた流れから主力株の一部に利益確定目的の売りが広がり、NYダウはこの日は利益確定売りが優勢の展開となりました。長期金利の上昇も重しとなり、多くの銘柄に利益確定売りが出る中でしたが米マイクロンテクノロジーの好決算や米半導体大手エヌビディアやマイクロソフトがAI技術で企業が出遅れないためには巨額投資が必要だとするコンサル会社のリポートを背景に上昇、半導体株が相場の支えとなりました。
NYダウは終値41,914.75ドル、前日比-293.47ドルと5日ぶりに反落となりました。ナスダック総合指数は、半導体株、テスラなど投資家人気の高い銘柄も買われ終値18,082.21ポイント、前日比+7.68ポイントと小幅に3日続伸となりました。
筆者は米国株をこう見る。
売られても買われる米国市場ではありますが、今週は米メジャーSQですので、売り方としては優勢なのですが、経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通し上方修正していますし、見向きもされない中国市場で、中国人民銀行(中央銀行)が24日発表した金融緩和政策や不動産市場の追加テコ入れ策を好感といった内容もあります。利下げの期待も引き続きあるのであまり大きな下げがくるというイメージができません。
ですが、利益確定売りが出やすいという相場ですし、アップルのアイフォーン16の売り上げが昨年発売のアイフォーン15に比べ弱い…検索のグーグルを運営するアルファベットはアナリストの目標株価引き下げもありますので、不安があるのも事実ですので、あまり強気に上値追いというのも少し危ないかなと見ています。
日経平均株価は半導体株が強い上昇!円安も追い風となり+1055円の大幅高!
本日の日経平均株価は、前日の欧米株式市場は総じて冴えなかったものの、米半導体株が買われたことなどを受け、同関連株への投資資金の流入、半導体株が強かった流れや9月末配当狙い、円安傾向が顕著であったことから、ヘッジファンドによる「円買い・日本株売りポジション」の巻き戻しが上昇を加速させました。今週に入りラピダスの千歳工場建屋完成といった売られまくっていた半導体株の反発のきっかけとなっていますね。
日経平均株価は終値38,925.63円、前日比+1,055.37円、TOPIXは終値2,721.12ポイント、前日比+70.62ポイント、値上がり銘柄数1016、値下がり銘柄数440と値上がり優勢。東証グロース市場は値上がり291銘柄、値下がり254銘柄が優勢となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
今日は半導体株の上昇がありましたが、売られまくっていたというのもありますからね。円安&9月末配当という流れがありましたからね。為替市場が今の位置でいけるのかというのもありますが、日本株の上昇が今後も続くためには、自民党総裁選挙がどうなるか…
自民党総裁選は27日、党所属国会議員による投票が行われ、26日締め切りの党員・党友票と合わせて開票されますが、結果発表は明日2時20分頃。決選投票に進んだ場合は議員票368票と各都道府県連に1票ずつ割り当てる47票の計415票を争いますが、同3時半ごろに新総裁が選出となります。
自民党の新総裁決定後より、すぐにでも物色資金の矛先が向かいますが、万が一石破さんが総理というパターンとなりますと…利上げ懸念など色々と売られやすいのは明白かと思います。逆に高市、小泉の両名なら好感される見込みは高いです。
本当三つ巴の状態ですが、発表の結果で上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きいですからね。とにかくもうここは結果を待つしかないという状況ですね。どちらに転ぶか…高市さんになることを祈りながら見守りたいと思います。
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