半導体関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

半導体株はどこで反発する?億トレの「半導体株の反発ポイントと相場観を記載!」

週末の米国市場は、指標などの発表がなく手掛かり材料難の中、イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退、アメリカン・エキスプレスの好決算、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など上昇、これを好感してNYダウは安心感から買いが入り終日堅調推移となりました。

ナスダック総合指数は、インフレを懸念して半導体の主力エヌビディアが-10%と大幅下落、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)も前日比-4.12%の4,306.87ポイントと急落、メタプラットフォームズ、ネットフリックスも下げもきつく、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退、ナスダック総合指数は主要銘柄の下落に伴い1月下旬以来の安値まで大幅に下落し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500は2カ月ぶりに節目の5000割れとなりました。

NYダウは終値37,986.40ドル、前日比+211.00ドル、ナスダック総合指数は終値15,282.01ポイント、前日比-319.49ポイントとなりました。

筆者は米国株をこう見る。

今まで買われていた半導体株の下げ、これがきつく相場に重圧となっていますが、やはりハイテク株にとって利下げ期待期待が相場の後押しになっていたというのは明白ですね。

ですがFRB高官の相次ぐ発言で利下げに対して当面は不明としていますからね~。ハト派として知られる米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要としています。

利下げの道筋が見えてきますと全体は強い反発となる気もしますが、現状はどうしても強気になれないというところあります。そして米国市場で企業決算が相次いでいます。好決算で出尽くしになる様になりますと相場としては苦しくなりますが、現状は良いものは素直に好感されていますが、やはりブレの大きな相場ですので慎重にいくべきと言えます。

週明けから半導体株が大幅に売り込まれる展開の中、日経平均株価、グロース市場共に反発!

週明けの日本株は、中東情勢への過度な警戒感が緩和となりましたが、米国市場でハイテク株を中心に売られたことから半導体株などが値を下げる中でしたが、寄付きは先週末の大幅安もあり買い先行のスタートとなりました。

東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)だけでも日経平均株価に-180円押し下げていますので、半導体株全体では日経平均株価を-300円位は下げていると言えます。

ですが先週末に今年最大の下落となった反動もあり、押し目を拾う動きや短期的なリバウンドを狙った買いが入る展開となりました。為替市場では、先週の日米韓財務相会合で急速な為替変動に対する懸念が共有され「155円台では政府・日銀による為替介入が意識されやすく、厚い壁になっている」との事ですが、根本的な金利格差の問題もありますからね。

日経平均株価は終値37,438.61円、前日比+370.26円、TOPIXは終値2,662.46ポイント、先週末比-36.14ポイントとなりました。東証プライムの値上がり1,470銘柄、値下がり160銘柄、東証スタンダードは値上がり1059銘柄、値下がり380銘柄、東証グロース市場は値上がり419銘柄、値下がり111銘柄となりました。

日本株に対して筆者はこう見る。

イランはイスラエルから始まりました中東の地政学リスクですが、週末にイランはイスラエルによる無人機攻撃を確認、試みは失敗と主張したことから悪化への懸念が後退して買われたと言いますが、日経平均株価は先週月曜39056.93円から5日間で-2300円もの下げです。

日経平均株価の動きを改めて見ますと↓

3月22日に41087.75円まで上昇後、4月19日には36733.06円、1ヶ月も経たずに4300円もの暴落となっています。ですが、日経平均株価は2月8日から1ヶ月強で高値まで到達していると考えますと、そろそろ底打ちのタイミングと言えます。

空売り比率を見ますと↓

ここ最近空売り比率を見ましても40%以下になりますと売りが入りという動きになっています。今日の引け後は40.9%と際どい位置ですが、これで明日も上昇して空売り比率が高まる様でしたら、そこから少し強気で攻めても良いかな?と個人的には思っています。

そして日経平均株価が上昇する為には、人気テーマの半導体の復活がカギを握るとみています。

半導体株が下落要因とはなっていますが、まず半導体株が売られだしたのか?

要因としては↓

・米国利下げ観測後退

・オランダ半導体露光装置のASMLホールディングの決算では、受注額が市場予想を下回ったことから2024年の半導体市場全体の成長見通しをこれまでよりも少し引き下げた。

・生成AI、半導体需要により強気の投資家の投げが重なった。

上記が主な原因ですが、半導体をけん引していた米半導体大手エヌビディアに利益確定売りが殺到しています。今まで馬鹿になって買えという状況で信用買いが積み重なっていましたので、やはり下げる時は一気という感じです。

改めて今日の半導体株もですが、ここ最近の下げ方はえぐすぎですね↓

国内半導体の巨人といえば東京エレクトロンですが、週末、週明けの2営業日で10%を超える下げとなっていますが、4月15日38,800円から今日安値31,990円と-18%近い下げです。

まずこの東京エレクトロンが反発するのか?同銘柄が間違いなく筆頭株と言えます。窓埋めポイント、30000円近辺まで行けばかなりアク抜けとなりますし、強い反発が期待できると見ております。

直近の派手な急落で、投資家メンタルはかなり苦しくなっているかと思いますが、もう一段安というポイントがあれば半導体株を買うという動きをしてもよいかな?と思っていますし、億トレ予想では、半導体株は今週で売り物は出揃うと見ています。

あくまで予想ではありますが、今後の投資戦略として生かしてもらえればと思います。

※投資は自己判断でお願い致します。

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