株プロサラリーマンの相場観と注目銘柄
相場が売られすぎた反動から強い反発を見せている中、市場注目の9月雇用統計の結果が発表されました。
雇用者数:26.3万人増 市場予想25万人増
失業率 :3.5% 市場予想3.7%
数字で見ると市場予想よりも良く、特に失業率3.5%となっています。直近で利上げを続けても米労働市場は改めて堅調というのが意識させる内容だったと言えます。
雇用者数はコロナ前の水準を上回っていますし、失業率は過去50年で最低水準となっています。失業率が低いという事は、人手が足らない、人材を欲しがっている企業がまだまだ多い!とも言えますのでインフレがまだまだ続く!そう捉えられてもおかしくないですね。
私のブログでも何度か記載していますが、今回の雇用統計は悪ければ利上げ懸念が後退で株価上昇、良ければ利上げ懸念か加速という状態でしたので、良好な内容から利上げ懸念が加速して株価下落という動きとなりました。
NYダウは終値29,296.79ドル、前日比-630.15ドル(-2.11%)、ナスダック総合指数は終値10,652.40ポイント、前日比-420.91ポイント(-3.8%)と急落。
ナスダック総合指数はハイテク株の投げ売りもですが、米半導体大手のアドバンストマイクロメディア(AMD)がパソコン用プロセッサー市場が失速から10億ドル余りの下方修正をした事が嫌気され-13.87%の急落!
これにより米半導体株が軒並み急落、半導体大手のエヌビディアも-8%、SOX(フィラデルフィア半導体指数)は-6.06%ですからね。
半導体関連はまさに全滅という動き、雇用統計×アドバンストマイクロメディア(AMD)ショックのダブルパンチが一気にリスクオフにさせたと言えます。
月曜を見てみないとわかりませんが、連休明け火曜の国内の半導体株も連休明けはヤバそうですね…、今回はパソコン用の半導体がというところですが【8035】東京エレクトロン、【6920】レーザーテックといった値がさ株は売りが殺到しそうです。
パワー半導体関連は需要は相変わらず高いとは言いますが、とは言っても米半導体関連が崩れるとなると売りは関係なく波及するものですし、何よりも半導体などハイテク株にとって鬼門のCPI(消費者物価指数)がありますからね。
CPIの結果が出ない事には買うに買えないという動きになりそうなので無理して拾うというのはやめておいた無難と思います。
後は気になる点としては、外国人投資家が日本株に対して売り越しています。東証が6日発表した2022年4~9月の投資部門別売買動向を見ますと、海外投資家は現物株を1兆5281億円売り越しとなっています。
市場動向は国内投資家というよりも外国人投資家が主導権を握っていると言っても過言ではありませんからね~。
日経新聞でも「売越額は4~9月としては2年ぶりの大きさになった。半期ベースでは売り越しは21年上半期から3期連続で、過去10半期で9回目となる。9月第4週(26~30日)は、海外投資家の現物と先物の合計売越額が2兆円を超え、さかのぼれる2012年以降で最大」と記載があります。
つまりは外国人投資家が買戻しに動くまでは、無理しない。チャートを見て明らかに崩れているという銘柄には手を出さないという投資スタイルが良いかと思います。
個人的にはテーマ株で「インバウンド関連、ゲーム関連、メタバース関連、IPO関連」などは安いところ狙っていきたいとは思います。後はロシアがかなり追い込まれて核攻撃も辞さないなんて言われていますので、地政学リスクの防衛関連といったところもありですが、業績面というところでは今後需要の高いインバウンドには見劣りしますからね。
インバウンドでは【6561】ハナツアー、【6030】アドベンチャー、【6191】エアトリは注目していますので、ドスンときたら拾いたいところです。百貨店も需要高まりそうですが小型株の【8260】井筒屋も注目しています。
メタバース関連は直近IPO銘柄【4777】ガーラ、【3656】Klab、IPO銘柄の【5129】fixerですかね。
後は業績期待の高い小型株に目をつけていますが【2721】ジェイホールディングスはブログにも記載しましたが、時価総額15億円で中期計画で売り上げ20億円というかなり面白い内容ですので注目しています。
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