株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は、中国が新型コロナウイルス対策の入国規制を緩和するとの発表が支援材料となり寄り付きは買い優勢となりましたが、米民間有力調査機関コンファレンス・ボードの消費者景気信頼感指数が低調。これにより米国の景気悪化に対する警戒感が強まり、米長期金利が3.2%付近で高止まりとなっている事からハイテク株を中心に売られ、NYダウは終値30,946.99ドル、前日比-491.27ドルと下落となりました。
ナスダック総合指数は、米長期金利上昇が嫌気され主力ハイテク株が軒並み下落、高PERの直近で上昇していたハイテク株も総じて売られ終値11,181.54ポイント、前日比-343.06ポイントとなりました。
米国市場の急落から日本株全体にも売りが波及!再び27,000円を割り込む展開に!
本日の日本株は、寄り付きから売り優勢となりました。米国市場の反落というのもありますが、直近で続伸していましたので、利益確定売りが入り、戻り売りも入った動き。米国同様にハイテク株が売られ日経平均株価は終値26,804.60円、前日比-244.87円、TOPIXは1,893.57ポイント、前日比-13.81ポイントと反落となりました。
新興市場は、ハイテク株が売られれば当然という感じで、グロース株全体に売りが波及しましたが、マザーズ指数は25日移動平均線で反発しています。ここで下げ止まればいいのですが、もう一段下げくると厳しい形ですね。
期待していた半導体関連は、米長期金利上昇から下落、【8035】東京エレクトロン、【6920】レーザーテック、【6890】フェローテック、【6298】ワイエイシイ共に下落となりました。
【6619】シンワワイズは売り一巡から切り返して上昇!メタバース関連の【3681】ブイキューブも続伸
【2437】シンワワイズはやはり一旦売り物が出ましたが、やっぱまだまだ思惑も強いといった動きですね。ただ昨日から記載の通り、黄信号である事には変わりはありません。
メタバースの一角の【4777】ガーラも軟調な推移から、13時頃から買われ一時700円を超えましたが、その後売られマイナス。う~んでもこれもう一発きそうな動きですね。
トンピンさん銘柄の【7901】マツモトは下落。一旦売り物を誘っている様な動きです。ただこれだけ急騰していると売り物を誘うというレベルではなく一旦ドスンとなると思っています。そのドスンが来たら買ってみようかなという感じですが、基準線と見ているのは10日線ですが、そこまで落ちれば買いたいところです。
IPO銘柄は【9227】マイクロ波化学はやはり1000円近辺と言っていたところも多かったので、ストンと下落しましたね。とりあえず売り一巡したら~とは思いますが、高値掴みしている投資家も多いので様子見します。
【6619】ダブルスコープは寄り付き後に2051円まで下落!その後急反発!!
投資家の希望の光となっている【6619】ダブルスコープですが、やはり今日は大きな売り物がありましたね。あれだけガンガンに買われていましたので、一旦の下げを予想していましたが予想通りでした。
2000円割れもあるかも?と一瞬思いましたが、すぐに切り返しましたからね。基本的に押し目で買って吹いて売る。こんなに上手くいくか?と自分でも疑問視してしまいますが、本当この銘柄の強さは驚異的ですね。
注目銘柄として記載の【8462】FVCは上昇、この相場でこの動き良いですね~1000円超えも全然あると見ています。
注目しているバイオ関連【4889】レナサイエンスは小幅安、チャートは問題ないですね。今後の材料も期待したいところです。もう一つバイオ関連ですが【4884】クリングルが場中に材料を出していましたが、内容は「開発中の脊髄損傷急性期を対象とする組み換えヒトHGFタンパク質製剤「KP-100IT」について、医薬基盤・健康・栄養研究所から希少疾病用医薬品試験研究助成金の交付を受けることが決定」というものですが、もし「KP-100IT」の承認ならSTOP高2回はすると思いますが、これは助成金を交付というだけですからね。
ただ、開発が順調だからこそ受け取れるというところもあります。チャートも底値近辺ですので、期待したいところです。
本日の注目銘柄ですが、バイオ関連がやはり流れがきている…という感じありますし、バイオの火付け役の一角と言える【4575】キャンバスに注目しています。
東証グロース上場、PER---倍、PBR51.96倍、利回り---%、時価総額72.8億円
創薬ベンチャー。抗がん剤開発に特化。研究開発支援金が収入源とするバイオ関連の企業です。
同社のテーマは「バイオテクノロジー関連」 「医薬品関連」 「創薬」 「抗がん剤」 「ペプチド」 「バイオマーカー」 「がん最先端治療」 「コロナウイルス」 「COVID-19」 「新型コロナウイルス薬」に該当します。
業績面はバイオ関連ですので、当たり前の様に赤字、直近の決算では22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の最終損益(非連結)は5億8300万円の赤字(前年同期は3億8100万円の赤字)に赤字幅が拡大となっています。
そんな同社ですが、直近で暴騰していたので知っている方も多いかと思いますが、米国で実施している膵臓がん3次治療を対象とする「CBP501」臨床第2相試験について、5月中旬にステージ1登録予定数の半数18名に到達したほか、臨床試験実施施設数も当初予定の20施設に達し、新規開設を完了。
これが好感されて株価が暴騰していますが、この期待の新薬「CBP501」ですが、膵臓がん3次治療を対象とするCBP501臨床第2相試験ステージ1の3剤併用投与群で複数の長期無増悪生存が確認され、ステージ2または臨床第3相試験へ進むことが確定しています。
チャートも一旦押し目を入れて600円近辺まで下落して狙いやすい位置まで落ちていましたので、再び買いが入り本日は一時STOP高!
材料もないのに何で?と思う方も多いかと思いますが、臨床第2相試験がスキップされていますので、臨床第3相試験狙いの買いが入ってきたという感じです。思惑だけ…と思うかもしれませんが、6月27日にインフレクション・ツー・インベストメント・インクも大量保有を出しています。
乱高下はあるでしょうが、今一番とも言える動きやすいバイオ株ですので、押し目を狙いたい注目と見ています。
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