日銀新総裁 次期日銀総裁 相場雑感と注目銘柄

日銀新総裁に植田和男氏を起用!今後大規模金融緩和はどうなる?タカ派なのか?ハト派なのか?をまとめました。

昨晩の米国市場ですが、FRB高官による相次ぐタカ派発言から市場では年内の利下げ転換観測が後退、これにより「米長期金利が一時3.69%まで上昇」となり、ハイテク株が売られる展開となりました。

来週に1月の米CPI(消費者物価指数)の発表などを控えていますので、CPIはハイテク株に大きく影響を与えますのでポジション調整の売りが優勢となり米主要3指数は揃って続落となりました。主要企業の決算発表も一巡しましたので持ち高調整の売りも出たわけですが朝方買い先行でNYダウは+300ドルも上げた後にドスンですからね。

NYダウは1日で高安で500ドル動くと相変わらず荒い動きですし、ナスダック総合指数もアルファベットが連日の大幅安、メタ・プラットフォームズやネットフリックスなどの主力株が売られて下落…やはり楽観視できる環境ではありませんね。

週末の日本株は米3指標の下落はありましたが、指数寄与度の大きい【8035】東京エレクトロンの今期の業績見通し上方修正&増配&分割というトリプルコンボが好感されて強い上昇となっていますが、【6723】ルネサスエレクトロニクスも好決算&自社株買いで急騰!

鉄鋼関連の代表格【5401】日本製鉄もしっかりの決算、世界的に鋼材需要の低迷という懸念から決算前に売られましたが、通期業績予想も据え置きしましたので安心感から買われましたね。配当利回り6.49%と高配当銘柄ですので、これも上昇余地は高そうですね。

SQ前で上値が重たい展開続いていましたが、SQも無事通過しましたので日本株の雰囲気は良いですね。さすがに米長期金利上昇もありますのでグロース株は売り物がでていますが、米国市場に大きなブレがなければ日本株は上放れしそうな感じはありますが…

ただ本日、引け後に日銀の新総裁が植田和男氏を起用と報道がでています。全く下馬評になかった人物を起用した事で引け後の先物、為替市場が乱高下していますね。

この植田和男さんがどういう方なのか記載致します。

日銀新総裁が決定!元日銀審議委員の植田和男氏を起用!戦後初めての経済学者出身の日銀総裁が誕生!

市場が注目していた次期日銀総裁ですが、元日銀審議委員、東京大学名誉教授の植田和男さんを起用すると報道が出ていますね。

次期総裁は現副総裁の雨宮正佳氏が起用されるかと思っていましたが、同氏は辞退したとの事です。日銀の顔ぶれは次期総裁に植田和男氏、副総裁に内田真一理事、氷見野良三前金融庁長官を起用する様です。ちなみに次期日銀総裁候補で、全く名前が出ていなかった方なのでかなりのサプライズ人事ですね。

この植田和男氏は1988年4月に東大教授から日銀審議委員を務め、再任を経て2005年4月まで上げた人物です。

経歴は東京大学理学部、同大学経済学部へ学士入学、マサチューセッツ工科大学に進学して同大学の博士課程修了、その後東京大学の教授(東京大学名誉教授)、大蔵省財政金融研究所主任研究を務め、日本銀行政策委員会審議委員に就任、ゼロ金利政策や量的金融緩和政策の導入に立ち会った事のある超エリートです。

植田和男氏で大規模金融緩和はどうなるのか?タカ派?それともハト派?

市場の関心としては、次期日銀総裁が金融緩和に対してどういう姿勢の人物なのか?ハト派なのかタカ派なのか?というところが重要ですが次期総裁の植田和男氏は、日経新聞によると2000年のゼロ金利解除に反対票を投じたことでも知られている様です。

今回の人事に踏み切った背景には、日銀が今後、異次元緩和からの出口を探っていく中で、性急に出口に突き進むことはないだろう。という安心感や金融政策に深い知識と経験を持ち、より中立的な立場で政策の検証と修正に取り組めることが植田氏起用の決め手になったと記載がありますね。

日銀は22年12月に長期金利の許容変動幅を0.25%から0.5%に広げていますので、長期金利を一定の範囲に抑え込む長短金利操作の修正の是非が焦点となっていますが、同氏はいきなり大ナタを振るって緩和縮小やさらなる利上げに踏み切る感じはありませんので「ハト派寄り」という印象です。

とりあえずはタカ派で知られる山口広秀元副総裁などが任命されなくて良かったとは今のところ思っています。雨宮副総裁が良かったのはありますが、植田氏は今のところハト派と見られる方ですので日銀総裁になっても変わらずのハト派姿勢のままならば株高は継続となりますので、今後に期待したいと思います。

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