先週末の米国市場のハイテク株売り、CPI(消費者物価指数)を控えていますのでハイテク株は神経質な展開となっていますね。
雇用統計もですが、米経済の底堅さを確認できる指標が相次いでいますが、先週末に発表された米ミシガン大学が発表した2月の景況感指数が66.4と前月から上昇。市場予想を上回り、1年1カ月ぶりの高水準となっています。
好調な指標がでれば、FRB高官が「利下げに対してネガティブ発言」が出るという流れとなっていますが、1年期待インフレ率速報値が予想以上に上昇、また、1月CPIなどの重要インフレ指標発表を控えインフレが高止まりしFRBの利上げが長期化するとの警戒感から米長期金利が上昇しています。
2月14日、バレンタインデーに超重要指標CPI発表!投資家の警戒感高まる!
こういった環境で超金利を大きく左右する代表的な米インフレ統計の一つCPI(消費者物価指数)が14日ですからね。
これまたバレンタインデーの日ですが、「血のバレンタイン」にならない事を祈るばかりです。
やはり11月10日の米10月CPI発表では、ドル円が発表後僅か1日で6円もの変動を見せたり、ナスダック総合指数が4%動くなどCPI発表は「CPIショック」と呼ばれる程のボラが非常に高い指標の一つです。
ただCPI前に買われまくっていればかなりの警戒感を持つべきですが、CPI前に売られていますので、市場予想通りの内容で尚且つインフレが鈍化する結果となれば、好材料と判断される可能性が高いと言えます。
個人的にはインフレはピークアウトと見ており鈍化していると予想しています。前回のCPIではインフレの鈍化が続いていることが示されていますし、FRBもインフレ抑え込む為に徹底していたわけですからね、とは言ってもわざわざ火中の栗を拾いにいくのも怖いところですし、FRB高官も「インフレ鈍化はまだ時間がかかる楽観視するな」と言っていますので無理なポジションは取らずに冷静にいきましょう。
日本株もCPIを控えて上値が重たい動きとなっていますが、日銀の植田新総裁になったりと人事起用を巡っての警戒感もでていますね。
日経平均株価、TOPIX共に下落となりましたが、今日の日経平均株価は好決算&増配&分割を受けて上昇した半導体大手東京エレクトロン(8035)が-4%超える下落、米中の半導体を巡っての関係悪化が不安視されて投げが出た様ですが、半導体株の筆頭と言える半導体値がさ株が売り方に狙われた感じします。半導体株はもう一発ドスンきたら拾いたいところです。
新興市場もグロース市場が大荒れ、マザーズ指数は落ちるナイフという動きとなりましたが-2%超え…
新興市場の動向を見ますと、スタンダード市場は値上がり522銘柄、値下がり748銘柄、東証グロース市場は、値上がり銘柄数166銘柄、値下がり325銘柄と結構苦しい思いをした投資家も多そうですね。決算シーズンの真っ只中ですので、余計にボラが出やすいわけですが、業績動向が比較的に薄いバイオ株に資金が集まっていましたね。
ブログにも記載していたクリングル(4084)がSTOP高と見事な急騰となりましたが、もう1銘柄STOP高となった中で期待が高そうな銘柄がありましたので、株プロの短期急騰期待銘柄としてPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 DNAチップ研究所(2397)
DNAチップ研究所は東証スタンダード上場、1999年に創設、米国アジレント社製DNAチップや次世代シークエンサーを用いた遺伝子解析受託を主力とするバイオベンチャー企業です。
遺伝子解析の顧客は大学、研究機関、製薬・食品企業が多く、診断事業の研究開発にも注力しており、患者の負担が少なくて済む、血液を用いて肺がんの遺伝子変異を検査する「EGFRリキッド」の市場への普及を最優先事項として取り組んでおり、リウマチ、うつ病などのアルツハイマー病の診断メニューも研究中
同社のテーマですが「遺伝子解析サービス」 「バイオ関連」 「メタボリック対策」 「試験・検査・計測」 「遺伝子検査」 「モノクローナル抗体」 「バイオマーカー」 「DNAチップ」 「MEMS」 「再生医療」 「がん最先端治療」に該当します。
保有ブランドは「肺がんコンパクトパネル」となります。
依存先は岩井化学薬品(7.2%) 田辺三菱製薬「三菱ケミG」 (10.6%)となります。
DNAチップ研究所(2397)肺がんコンパクトパネルの承認、三井化学との業務提携により人気化!
DNAチップスは1月24日に三井化学(4183)との資本業務提携から人気化していますが、三井化学に第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有との提携と希薄化とはなります。
ですが第三者割当して診断事業における開発アイテムに関する協業ですし、時価総額6000億円を超える三井化学との提携は時価総額60億程度の同社からすると好材料ですね。
国内の肺がんパネル検査での売上で来期の黒字化が濃厚!3月、4月で「追加承認で上乗せ」でさらなる上昇も!
DNAチップスがぶっ飛ぶ要素満載というポイントですが、「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」が保険適用されたと発表したところでしょう!
日本の年間新規肺がん患者数は13万人と言われていますが、同社の「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」のシェアは予測では、2/10に保険適用で承認された検査費用は11,000点と言われていますので、11,000点の半分と考えても1点=10円ならば5万人で55億円の売り上げとなります。
3月、4月で「追加承認で上乗せ」するとも言われていますが、国内の肺がんパネル検査での売上予測は大きくなり、三井化学との提携で世界の市場を狙えるというのも大きなポイントと言えます。三井化学との提携で肺がん以外のがん検査市場も獲得できるようになるとも考えられますので、来期の黒字化が濃厚と言われております。
何よりも代表的ドライバー遺伝子である4遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定を行うことが可能となっており、今回の申請はこれら4遺伝子に加えて3遺伝子の変異検出と薬剤の適応判定の機能を追加するための一部変更申請になります。
DNAチップ研究所(2397)時価総額100億円どころか…200億円、300億円の可能性を秘める!
もしもこれが承認されると11,000点から20,000点に跳ね上がりますので、シェア3割近くだけでも国内売り上げ100億円に達する可能性があります。そして国内シェア7~8割とも言われておりますので、もしもそうなれば…時価総額200億円~300億円も短期的に射程圏内に入りますので今後も注目のバイオ株と言えるのではないでしょうか。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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