全体相場はいつもの現状維持で無風と思っていた日銀の金融政策決定会合で、日銀は長期金利の変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に変更しましたね。
GPIFの株式運用比率が高まっていることに対する対策の意味も込めた、日銀の政策変更と見られますが、このまま変動幅の引き上げを続けるのは、日本株のメインの株主である日銀が日本株売りを助長する政策を続けて発表するとは考えにくいと言えますが…
まさかこんなタイミングで日銀が舵を切ってくるとは思いませんでしたし、100%無風の現状維持と思っていました。
黒田日銀総裁は会合後に「利上げではない」とは発言していますが、従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大してますので、どう考えても利上げですからね。
金利上昇でダメージを受けるのが新興市場ですが東証グロース市場は投げ売り続出して値上がり銘柄数16、値下がり銘柄数483ですからね。
金利上昇ですので銀行株が上昇していましたが配当も高くディフェンシブのセクターですので今後期待できそうかなと思っています。
それでは注目銘柄ですが、素直に銀行株は三菱UFJ(8306)など大型に言っても良いかとは思いますが、地方銀行株は時価総額もそこまで高くはないので化ける可能性もあります。そこで注目の地銀銘柄を記載します。
七十七銀行(8341)
七十七銀行は東証プライム上場、東北地方で最大の地銀。東証の資金決済銀行に指定。堅実経営の一方、預貸率の低さが課題。2011年の東日本大震災で公的資金200億円を受け入れも15年6月完済。復興に尽力、仙台への集積度の高まりは追い風。地元の事業性資金、住宅ローン、消費者ローンが柱。コンサルによる非金利収入にも注力。システムはNTTによる地銀共同システムMEJARを利用。安定配当。再生エネルギーに積極的に展開する地方銀行です。
同社ですがPER6.7倍、PBR0.31倍、利回り3.94%となります。
業績好調の地銀の一角で東北地方に強みを持っております、業績面も23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.5%増の197億円に伸び、併せて、通期の同利益を従来予想の330億から340億円(前期は329億円)に3%上方修正、増益率が横ばいから3.0%増に拡大、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしています。
株式から債券へと資金が移動する中で底堅く推移し、金利上昇において強みを持つ銀行関連銘柄の中でも有望視しています。
富山第一銀行(7184)
富山第一銀行は東証プライム上場、富山県富山市に本店を置く第二地方。県銀行、内貸出金シェアは約15%で北陸銀行に次いで2位。北國銀行、福井銀行と提携し、ATM手数料相互無料化や共同商談会など実施。グループ会社でリース、クレジット、信用保証などを展開。19年4月から営業店の機能別再編に着手。店舗網やATM設置台数の効率化を推進する地方銀行です。
同社ですがPER10.5倍、PBR0.33倍、利回り2.71%となります。
この銘柄は11月25日に投資家の井村俊哉さんが142万株の大量保有報告をだした事で急騰したのでご存じの方も多いかと思いますが、地方銀行の中では今一番名前が知られているというところも人気化しような要因ですね。
業績を見ても23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比56.0%増の40.4億円、通期計画の51億円に対する進捗率は79.4%と業績も安定しています。貸借倍率0.83倍と空売りを溜め込んでいるというのも上昇する要因と言えますので注目と見ています。
上記銘柄はチラシの裏位の感覚で見てください。投資は自己判断でお願い致します。
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