EV(電気自動車)関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

日経平均は今年最大の上げ幅!今週は32,000円復活の可能性も!注目銘柄 大同工業(6373)

前週末に発表された米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回りましたが、直近で売られていた反動から買戻しが入る展開、そして昨日はイスラエルとイスラム組織ハマスの紛争拡大に対する懸念から、リスク回避の動きが出て欧州株は低迷していました。

ですが米ダラス連銀のローガン総裁が長期金利の上昇により利上げの必要性が後退したとの見解を示したほか、ジェファーソンFRB副議長も慎重に政策を進める姿勢を再表明したことを受けてFRB(米連邦準備理事会)高官が米10年債利回りの上昇などを理由に追加利上げに慎重な姿勢を示したこと受けて、NYダウは終値33,604.65ドル、先週末比+197.07ドルとなりました。ナスダック総合指数はメタ・プラットフォームズやマイクロソフト、ブロード・コムが買われ終値13,484.24ポイント、前日比+52.90 ポイントとなりました。

米国市場の動きを筆者はこう見る!

全体としては売られすぎたというのもありますが、雇用統計通過して売り方が買戻し姿勢のところでFRBの高官の発言が11月米FOMCで金利据え置き観測が高まり米長期金利が低下しました。足元の株安要因になっていた米金利上昇に歯止めがかかったことで、短期目線の投資家が断続的に株価指数先物に買いを入れ株価上昇に拍車がかかりました。

ロシア、ウクライナの戦争に続き、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争と地政学リスクは間違いなく今後の懸念材料ですし今後の株安要因になるとは思います。ただイスラエルは主要産油国ではないことなどから「現時点では世界経済への影響は限定的」と見られています。

今週は米重要指標、PPI、そしてCPIがありますので長期金利の動きは引き続き注視しておくべきかと思います。

日経平均株価は3連休前、米雇用統計を控え様子見姿勢の展開!

日経平均株価は終値31,746.53円、前週末比+751.86円、TOPIXは終値2,312.19ポイント、前週末比+48.11ポイントとなりました。東証プライムの値上がり銘柄数を見ますと東証プライムの値上がり銘柄数は1,599、値下がりは197、変わらずは41と、値上がり銘柄の割合は80%と爆下げの後の爆上げといつものパターンとなりました。

地政学リスクから旅行・レジャー株は地政学リスクの高まりから下落とはなりましたが、原油価格、半導体株などは勢い抜群でしたね。スタンダード市場は、値上がり969銘柄、値下がり銘柄337、東証グロース市場は、値上がり374銘柄、値下がり143銘柄と全市場が値上がり優勢となりました。

日本株の動きを筆者はこう見る!

ただプライム市場の比べてグロース市場の戻りが弱く、個人投資家が元気になったという感じはありませんね。個人的には大型株を中心に攻めていくべきかと思いますし、今週はCPI(消費者物価指数)が控えてはいますが、買戻し優勢の相場ではありますので上がったから売るという姿勢よりも買い圧力が収まるまでは順張りでも良いのかな?と思います。

下手にぶれやすい銘柄を買うのではなく割安で業績が今後見込みを高い銘柄を狙ってみるのが宜しいかと思いますが、

億トレサラリーマンの注目銘柄 6373 大同工業

大同工業は東証スタンダード上場、PER6.4倍、PBR0.29倍、利回り3.19%

1933年創業、バイクや自動車用、産業機械用の各種チェーン製造大手の企業です。

主力の2輪車用は国内シェア首位で、近年は4輪車向けに注力。リム・ホイールや工場などで使われるコンベヤーシステムも製造する。売上高に占める海外比率は約5割で推移しています。

同社のテーマは「ブラジル関連」 「自動車部材・部品」 「オートバイ」 「チェーン」 「グローバルニッチ」に該当します。

「伝える」「はこぶ」未来を形に!を経営スローガンにした中期経営計画(22年3月期~24年3月期)の最終年を迎えておりますが、①二輪部品事業では、将来につながる競争優位性と差別化の確立、②産機事業では、グローバルネットワークを活用し差別化・集中戦略を確立、③自動車部品事業では、既存事業の主力製品であるチェーンの売上拡大と強化、に取り組んでおります。

大同工業は世界シェアが高い「グローバルニッチトップ企業100選」にも選定!

直近の決算を見ますと、24年3月期第1四半期決算で、売上高は13,785百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は57百万円の赤字(前年同期は437百万円の黒字)転落でした。

国内は、完成車メーカー向け二輪車用チェーン及び自動車用チェーンの受注、アジアは円安による為替換算の影響、タイにおいてコンベヤ案件の受注、南米は円安による為替換算の影響に加え、二輪車用チェーン及び産業機械用チェーンの受注、欧州は円安による為替換算の影響に加え、補修市場向けにおいて、二輪車用チェーンの受注が、それぞれ好調に推移。通期予想に対する売上高の進捗率は23.3%(前年同期22.6%)となっています。

経済産業省は20年6月に、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する優良な企業113社を、20年版「グローバルニッチトップ企業100選」として選定。趣旨としては、『日本には、マーケティングや技術開発を通じた差別化戦略により、個々の市場規模は小さいものの、世界シェアが極めて高い製品が多数あり、それを製造する企業は世界のサプライチェーンに「なくてはならない」存在。

これらの企業群の経営努力を称え、広く世に示すべく』としていますが、同社の二輪車用ドライブチェーン(機械・加工部門)も選定されております。

二輪車、四輪の部品メーカーながらEVバイク「e-CONCEPT(eコンセプト)」を開発!

大阪・東京モーターサイクルショー2023年に出展しております。リサーチステーションでは、電動バイクの世界市場規模は、22年で497億ドルから、平均年成長率10.2%で成長し、27年には806億ドルに達すると予想しておりますので、新たな収益源としても期待がかかります。

PBR0.31倍と、9/29時点での東証スタンダード全銘柄平均PBR1.00倍と比べ割安で、東証がPBR1倍割れ企業に「改善計画」の開示を求めていますので同社は割安面からも注目しておくべきと言えるでしょう。

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