米国市場がとにかく軟調な展開が続いていますが9月ISM製造業景況指数や製造業PMI改定値が予想を上回ったほか、FRBのボウマン理事が複数回の利上げの必要性に言及するなどFRB高官がタカ派姿勢を維持したこともあり、長期金利が上昇、米政府の一部機関の閉鎖は回避したものの、米議会や財政運営への不透明感もありダウントレンドが継続となっています。
NYダウは終値33,433.35ドル、先週末比-74.15ドル、ナスダック総合指数はマイクロソフトやネットフリックス、半導体のエヌビデイアが上昇して終値13,307.77ポイント、先週末比+88.45ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
9月製造業PMI改定値は予想外に上方修正、ボウマンFRB理事がインフレ制御のため、数回の利上げが必要となる可能性が嫌気されという感じですが、とにかく下げに敏感という動きとなっていますね。様々なアナリストも2008年のリーマンショック以来、低金利に依存してきたアメリカ経済は5%もの高金利には耐えられないとの声を上げており、現在の利上げに対して米国の景気後退に対して発言をしています。
ですが、米経済はそこまで悲観的なのか?といえば、そこまで悲観的とは思いませんし、景気後退となっているわけではありません。現在の売りは今後の米経済に対しての不安で売りが入っているというよりも、今までイケイケで上を買っていた投資家の投げ売りでていると見ていますNYダウは33000ドル辺りで下げ止まり見せるかな?と現状はみています。
何よりもナスダック総合指数は戻りを見せていますので、そろそろ底値?と考えるのが適切と言えるのではないでしょうか。
日経平均株価は月替わりから投げ売り続出…日経平均株価は-600円に迫る大幅安!グロース株の投げ売り続出!
今日の全体の投げ売り…やばすぎる…その一言ですが、早朝の大阪取引所での夜間取引で日経平均先物12月物は下落となっていましたので、売りは入るのは分かっていましたが、朝方から主力株をはじめ広範囲に売りが入りました。アジア市況は中国本土市場は国慶節につき休場。香港ハンセン指数は下落して始まった後に下げ幅を拡大し-3.1%ほど下落となっており全体が本当弱い…
国内株式市場でも見送りムードが強まり、為替の円安進行もあまり好感されず押し目買いの動きは弱く終日軟調な展開となり、日経平均株価は終値31237.94円、前日比-521.94円、TOPIXは終値2275.47ポイント、前日比-38.97ポイントとなりました。
新興市場も個人投資家の投げ売りが目立っていましたが、スタンダード、グロース市場共に壊滅的という動きとなりましたが、東証スタンダード市場は値上がり210銘柄、値下がり1061銘柄と値下がりが優勢。東証グロース市場は値上がり55銘柄、値下がり470銘柄、マザーズ指数は-2.66%…本当阿鼻叫喚という動きとなっていると言えますが、連日の下げで追証の投げという動きが今日は本格加速した感じですね。
日本株の動きを筆者はこう見る!
かなり苦しい相場となっているわけですが、米政府機関の一部閉鎖回避を好感し、午前に大幅に上昇した後、午後からは株価指数先物への売りが主導する格好となり、そこを狙って先物主導で売り浴びせが入ってわけですが、米ナスダック総合指数が続伸して下支え要因はあるのに…この動きですからね。
マザーズ指数は700ポイント割れとなりましたが、9ヶ月ぶりに安値を更新でしたし、耐えていた投資家も一気に手放したという感じとなっています。
日経平均株価・日足は下に短いヒゲをつけた「大陰線」となりました。一時、前営業日比600円超安となる場面がありました。これまで心理的節目として意識されていた8月安値(3万1,275円25銭)を下回り、リスクオフムードが強まっており中々苦しい動きとなっていました。
今日は上がった銘柄を探すのが一苦労という感じですが、米国市場が戻らないと日本株も苦しい展開が続くと言えます。
ただこういった相場で勝機がある銘柄としては、個人投資家に人気の高配当株投資は来年からの新しいNISA(少額投資非課税制度)でも人気になりそうと言えるでしょう。
高配当株投資やPBR1倍割れは人気化するといえます。「高配当銘柄」の中でも特に銀行株は今後の利上げというメリットがあります。あおぞら銀行(8304)、みずほFG(8411)、三菱UFJ(8306)などはここから下落となるならば目を付けておくべきかと思います。
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