昨晩の米国市場は、ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、「金融緩和を織り込んだ市場の動きは先走っている」と高官のタカ派的な発言、中国のGDP(国内総生)の前年同期比伸び率が市場予想を下回ったこと、午前発表された昨年12月の主要経済統計は堅調な内容となり、小売売上高は市場予想を上回り利下げ観測が後退となったことが嫌気となりました。
取引序盤から売りが入る展開、その後は米長期金利が上げ渋ると、買い優勢に転じて一時プラス圏に浮上する場面もございましたが、米長期金利が4.1%台前半と昨年12月中旬以来の高水準に上昇すると再び売り圧力が強まり、NYダウは終値37,266.67ドル、前日比-94.45ドルとなりました。ナスダック総合指数は長期金利の影響や利下げ観測後退で半導体株が売られ終値14,855.62ポイント、前日比-88.72ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
今まで利下げ期待から買われという動きが続いていましたので、やはりその期待が後退してきているという感じですと売りが入りますね。NYダウのチャートを見ましても若干チャートの形が悪くなっていますが、指標が良ければ利下げ期待が後退とちょっとチグハグな動きという感じです。
昔のコロナショック後は、指標が悪ければFRBの金融緩和期待で株高という感じでしたが、今回も指標が悪い方が相場は買いが入るという動きとなっていましたが、少しそれに近い動きとなっていますね。
チャート的には揉み合いから下放れとなっていますので警戒しながら取り組むべきかと思います。
日経平均株価は窓埋めの34500円までの下落は念頭に置いて取り組むべき!
本日の日経平均株価は、米国市場の下落もありましたが、為替市場が円安進行となっていることが買い材料となり、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに自動車など輸出関連、ハイテク株に買いが入り上昇幅を一時拡大、買い一巡後は確定売りに押されたものの、日経平均株価の下げ幅は限定的、日経平均株価は終値35,466.17円、前日比-11.58円、TOPIXは終値2,492.09ポイント、前日比-4.29ポイントとなりました。
新興市場は東証スタンダード市場は値上がり807銘柄、値下がり632銘柄、東証グロース市場は値上がり212銘柄、値下がり306銘柄となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
日経平均株価は上値が重たくはなっていますが、下は買われ引き続きまだまだ強いと言えます。実際に今の動きを改めて見ますと、個人投資家が5週連続、1兆円以上の売り越ししているにも関わらず下げない。
余りにもスピード違反な上昇でしたので売りを入れる→でも下げない。
これは機関や海外勢が買ってきているという動きですし、海外勢は1月12日の段階でも買い越ししています。
個人的にこういうパターンは一旦振るって下げてもまた上昇となる可能性が高いかな?と思って見ています。
とにかく厄介なのは、個人投資家か売り越しているという動きですので、個人投資家の比率の高いグロース市場はそりゃ売られるわけですが、ドスンときて個人が買いだしてからグロース株は買うという感じが良さそうですね。
投資家に大人気のさくらインターネット(3778)がSTOP安!ただこれはまだありそうな雰囲気!
本日は急騰を続けていたさくらインターネット(3778)がSTOP安となりましたが、年明け2150円から今日で4550円、PTSでは4920円までいっていきなりの株価2倍ですからね。
年初にお年玉銘柄として記載した銘柄ですので、補足として私の個人的な見解を記載します。
昨日のSTOP高で年初から前日までの株価上昇率は全市場でトップと些かやりすぎでしたし、米国でエヌビディアの下げ、日経平均株価も上値が重たくなってきていると流石に売られる要素が複数ありましたのでSTOP安になってもしょうがない条件は揃っていました。
ただこれだけ人気化した銘柄ですし、経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け、生成AI開発の基盤づくりで活躍が期待されている銘柄ですので、まだ相場は終わってないと思います。
1月31日に決算を控えていますが、そこが鬼門ではありますが、ここからもう一発ドスンと下げて3000円を割り込む様でしたら買いで攻めて見ますと大きなリバウンドが取れる可能性はあるかな?と見ています。
今の相場は全体的な高値圏が漂っていますので、人気化した銘柄の大きな押し目を狙う。そういった投資が勝ちに導くとは思っています。
※個人的な見解です。投資は自己判断でお願い致します。
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