米FOMCが控えている相場ではありますが、昨晩の米国市場は米8月小売売上高を発表致しました。前月比0.1%増と、予想(0.2%減)と比べて予想外に増加したほか、8月鉱工業生産もプラスに改善、企業在庫や住宅市場指数も予想を上回る良好な結果となりました。
NYダウは前日までの4営業日で880ドルあまり上昇していた影響もあり主力株に利益確定売りがでましたが終値41.606.18ドル、前日比-15.90ドル、ナスダック総合指数はネットフリックスなど一部の銘柄が買われ終値17,628.06ポイント、前日比+35.93ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
4年半ぶりの利下げが確実視される中で、今回の米小売り売上高を見ても利下げは0.5%→0.25%になるという見方が大半となっています。FOMCは今晩3時ですが、昨日の高利であれだけ動いたわけですのでやはり乱高下はしそうですね。
基本的には米国市場もかなり強い動きが続いていましたので、利益確定売りというパターンはでそうではありますので本当読みにくい。ちなみにニューヨーク連銀のダドリー前総裁は0.5%の利下げを実施する強い論拠があるとの認識を示していますが、ゴールドマンサックスなどは0.25%としています。
世界的なマーケットに大きな影響を与えるFOMCですので、ここは油断は禁物です。個人的には0.25%となれば売りが出やすいかな?と見ています。
日経平均株価は米小売り売上高の影響でドル円が円安が追い風となりプラス圏での大引け!
本日の日経平均株価は、米国市場がまちまちな展開の中でしたが前日に売り一巡後に下げ幅を縮小し、底堅い動きをみせていたことから、買い先行スタートとなりました。直近では円高進行が警戒されて輸出関連銘柄を中心に下落しておりましたが、トヨタ(7203)など輸出関連が反発を見せました。
日経平均株価はFOMC前ですので、後場に売りが入る場面もありましたが、引けにかけては戻し終値36,380.17円、先週末比+176.95円、TOPIXは終値2,565.37ポイント、前日比+9.61ポイント、東証スタンダードは値上がり銘柄数831、値下がり銘柄数526、東証グロース市場は値上がり銘柄数298、値下がり銘柄数254と全市場値上がりとなりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
投資家はリスクをとりにくい。まさに今の局面はそうですが、今日は為替が円安に向いて自律反発したという感じですね。ただ本当円高=株売りという図式は崩れていません。FOMC通過後に日銀とイベントは重なっていますからね。
今の日銀がこの局面で円高に向けての発言をするとは思えませんが、日本政府&日銀は予想以上に相場を舐めているところがありますので、少しだけ心配ではあります。企業の想定為替レートが145円が多い中で今の水準は下回っていますので、円高を誘発するような発言は普通ならばあるわけはないのですが…
今日の空売り比率ですが43.4%となっています。
昨晩と比べてもほぼ変わらずと言ったところですが、個人的にはFOMC前に45%超えまでいってほしかったところです。
騰落レシオは過熱感は無し!!FOMCを問題なく通過ならば株価は上がる兆候有り!
空売り比率も問題ありませんが、騰落レシオは過熱感は出ていません。まあFOMCがある以上、今の数字も信じ切ることはできませんが、買っても良いと言えるポイントになってきています。
億トレサラリーマンの注目銘柄!キャンバス(4575)のすい臓がん治療薬は10年間の市場独占権の可能性も!
日経平均も半導体が足を引っ張って上がらないという状況になっていますが、FOMC通過が反発のポイントになるとは思っているところです。個別銘柄ではキャンバス(4575)が米国で抗がん剤候補IDO/TDO阻害剤の特許査定を受領から人気化していますが今日でワラントも無くなっています。今後、欧州でCBP501が販売承認された場合は10年間の市場独占権が得られるという強い思惑もありますのでもう一段ありそうですね。
チャートとしてはメルカリ(4385)が売りも入りながら良いチャートとなっています。中国に独自の販売網を持つジーエヌアイ(2160)は中国市場での売上は堅調ですし、チャートも高い位置でしっかりしていますので面白そうです。
※投資は自己判断でお願い致します。
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