世界の株式市場は、23日の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でFRBパウエル議長が講演で「利下げに対して明確な発言をするか!」ということに注目が集まっています。
NYダウは終値40,834.97ドル、前日比-61.53ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は、エヌビディアなど人気株が売られ、主要な半導体関連銘柄で構成するSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)も前日比-1.33%となり、終値17,816.94ポイント、前日比-59.83ポイントと9日ぶりに反落となりました。
筆者は米国株をこう見る。
好決算銘柄が買われ、全体的にも強い戻りを見せている米国市場ですが、NYダウに至ってはまた高値を捉える水準まできています。ナスダック総合指数も9連騰となっていますので、一押しあるという位置ではあります。
今回のジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長の発言で、市場関係者は今後の利下げ方針に関する手掛かりを得ようとしていますが、筆者の予想では、「データを見てという発言から9月FOMCでの利下げへの前向きな発言が出る。」と見ています。
ですが、万が一この予想と反した発言が出るならばという警戒感もありますので、米国市場は一旦の利益確定売りが出る動きでしたね。NYダウは前日まで5連騰し8月初旬の急落前の水準を回復していますので、ここは利食いがでるというのも当然ではありますね。
まあジャクソンホール会議通過でもう一段上に走るとは思っていますが、連騰が続いていた!ということは利食いもでやすいというのは念頭に置いておくべきでしょう。
日経平均株価は38000円を挟んでの展開!グロース株の上昇は10連騰でSTOP!!
本日の日経平均株価は、米国市場が下落したことや円高進行が嫌気されて寄与度の高い半導体関連株に売りが先行、一時-457円まで下落する場面もありましたが、その後は下げ幅を縮小しました。
ジャクソンホール会議などイベントも多くやはり円高進行で株価が暴落したという恐怖がぬぐい切れていないこともありVIX指数(恐怖指数)が下がらない状況となっています。何よりも急ピッチな戻しですので日本株の値ごろ感が薄れてもきていますので利食いが出やすい状況になっています。
日経平均株価は終値37,951.80円、前日比-111.12円、TOPIXは終値2,664.86ポイント、前日比+70.25ポイント、東証スタンダードは値上がり598銘柄数、値下がり807銘柄数。東証グロース市場は値上がり204銘柄、値下がり355銘柄となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
日本株も下落率歴代2位となった令和ブラックマンデーの安値を起点としますと、7月11日最高値からの押し幅半値戻しもクリアして日経平均株価は38000円近辺ですからね。あそこまでの暴落は意味が分からないというところはありますが、そもそも15日のニューヨークダウの戻り率は74.5%に達し、7月17日最高値にもあと少しと言えます。
円高=売り、という問題点を除けば日本株もまだ戻していく見込みは高いのですが、FRBが利下げに動けば円高になる。どうしてもここが引っかかるというのは当然ではあります。
ですが日本株は9月配当という部分はありますので下支えの要素は高いと言えます。そして暴落を引き起こした海外勢も買い越しに向いています。
以前にも伝えていますが、基本的に日本株は海外投資家が全てを握っていると言っても過言ではありません。悲しいことですが外人が売り越しなら下がり、買い越しなら上がっていく。
上記を見て頂いても分かる通りですが、この外人買い=上昇!この図式はずっと続いています。いうなら「海外勢の投資動向」に乗ってけばかなり勝ちやすいというのは一つの事実です。現状は投資主体別売買動向を見ましても外人の買い越し状況は素直に買いでついていくでも良いかと思います。
今日は空売り比率も42.9%と改善されています↓
3日前に46.2%までいって全戻しとなっておりますので、やはり45%を超えた位置は買いというのも当てはまっていますね。ジャクソンホールは無風通過とは思っていますので、明日売りが入るなら個人的には買いで攻めていきたいと思うところです。
狙ってみるのも面白いという億トレ注目の3銘柄
総合通信会社。携帯「au」ブランド主体にライフデザイン事業を展開する KDDI(9433)は割安で直近の暴落をすぐに取り戻しておりチャート抜群です。順張りの方には狙い目と言えます。
地震大国日本で防災というテーマの中では、エムビーエス(1401)が今日は上昇しておりましたが、時価総額51億円ながらPER10.9倍、PBR1.4倍、直近の決算も2期連続で過去最高益を更新して2円増配して年間配当10円、自社株買い10万株も発表していますので期待値はあるかなと見ています。
ギャンブル的な銘柄ではサル痘(エムポックス)の流行でWHOが「緊急事態」を発表しており、その関連銘柄として独自技術のDNA抽出装置。全自動遺伝子診断システムに強みを持つPSS(7707)が急騰していますが、もう一発大きいのが狙えそうかな?と思っています。
※投資は自己判断でお願い致します。
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