9月相場もいきなりの大荒れとなりましたね。
エヌビディアが決算通過して安心感がでてきたところでしたが、レーバーデー連休明けの米国市場が大荒れ、製造業の景況感を示す8月の米PMI(製造業購買担当者景況指数)が市場予想を下回り景気後退の懸念から売りが殺到する状況となりました。
エヌビディアは決算後から下落幅は計-14%に達していますが、その他半導体株にも売りが波及、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2020年3月以来の大幅下落を記録となっています。反トラスト法(独占禁止法)違反の証拠を求め、同社や他の企業に米司法省が文書提出命令状を送付したのを受けての下げもありますのでどういう動きになっていくか少し読めないですね。
NYダウは終値40,936.93ドル、前日比-626.15ドル、ナスダック総合指数は半導体株、ハイテク株に投げ売りが出てエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイスやクアルコムといった半導体株、アルファベットやメタプラットフォームズといったハイテク株も売られる展開となりました。
筆者は米国株をこう見る。
9月19日のFOMCに向けて利下げ観測でイケイケといった流れでしたが、やはりエヌビディアが不安要素となれば話は別という感じですね。今回の下落で時価総額で2789億ドル(約40兆5460億円)が吹き飛んだわけですが1銘柄だけでの数字ですからね。
雇用統計前で景気後退を示したというのは、やはり不安になるところですが、キャッシュポジションを作っておいた方がいいかな?という感じです。何よりも今までエヌビディアだけで億り人を量産していたわけですからね。
まだもう一段の下げがあるという可能性を念頭に入れておくべきかと思います。
日経平均株価はエヌビディアショックで揉み合いから下放れ!一時1500円を超える急落!
日経平均株価もエヌビディアショックを受けて半導体株などが急落、ただでさえ弱い動きが続いていたのに、さらに追い打ちとなる下げ方をするとは…という感じですが、人気テーマ株だけに買いを入れていた投資家も多そうですので逆行するとまだ投げ売りがでてきつい動きになりそうです。
東京エレクトロン(8035)を見ても、売られすぎてそろそろ反発してもというところが崩されましたし、チャートを見ると完全に下がり目というか令和ブラックマンデーの安値に迫る下げとなっています。完全に売り方に狙われてるというチャートですからね。
需給が乱れたテーマ株は回復までに時間を要するでしょうから落ちるナイフには手を出さずという感じが宜しいかなと思います。
日本株に対して筆者はこう見る。
日本株は先程もお伝えしましたが、4万円近辺があり得るという強い見込みから梯子を外される動きですし、恐らく今日の売られ方を見ても海外勢が売ってきている感じです。
空売り比率は40%近辺での推移が続くという動きにはなっていますが、やはり信用買いが多い水準ですからね。一つ言えるのは信用買いが多い銘柄はこういった投げ売り局面にトコトン弱い、前回の大暴落も信用買いが詰まった銘柄が真っ先にやられましたからね。
狙うべき銘柄としては9月配当銘柄は売られたらチャンスという感じかと思います。
配当が高く業績が良いという銘柄では商船三井(9104)、高島(8007)、JFE(5411)と言った銘柄は押し目は買いという感じで見ています。
荒れ模様の相場ですので無理せず慎重にいくが宜しいかと思います。
※投資は自己判断でお願い致します。
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